毎月、酒の大桝雷門店ではおすすめの蔵元から、
通常メニューにない限定品などをスポットでご紹介しておりますが、
5月は初めてワイン蔵を取り上げています。
山梨県 勝沼から「フジッコワイナリー」
フジッコワイン? そう「お豆ちゃん」のフジッコです。
なぜ佃煮やがワインを・・・。
もちろん佃煮に合うワインを造っているわけじゃないです。
関連会社です。
フジッコワイナリーのの社長、堀氏は世界のワイン造りの最前線で活躍されたことによって、
日本で日本の個性有るワインを表現したいという想いに至ったそうです。
ただ、当時の国産ワインは南米などから輸入された濃縮還元ジュースに
砂糖を入れて醗酵させたものをブレンドしたり、加酸、加糖は当たり前、
ブドウ栽培者と契約栽培が出来なかったりと、よいワインを造るための
環境がなかったとか。日本の法律上、仕方のないことだったそうです。
「当たり前のことをきっちり行い、本当においしい国産ワインを!」と
真剣に日本のワイン造りに取り組んでいきました。
優良な農家を回り、良い葡萄つくりのための技術指導をし、
いい関係を作り上げ、一方で若く有望なスタッフをあつめ、
この規模としては素晴らしすぎるほどの近代的な設備を造ったのです!
1990年より始め、2005年の「ジャパン ワイン チャレンジ」
(有名なワイン評論家が審査する世界的に大きなワインコンクール)で
ベスト・ジャパニーズ ワインに選ばれ、名実ともに日本一になりました!
ちょっと前までは国産ワインってフランスの真似で、値段は高い・・・・というところがありましたが、
この日本の葡萄を使って、世界に誇れるワインが出来てしまった今、
私達、日本人は国産ワインを飲むべきだと思います!!
だって、和食に良く合うんですもの!
特に、蕎麦・・・ま、日本酒が良く合いますが、ワインだったら甲州ワインだと思います!
お鮨にもいいですよ!
そして、もうひとつの理由。
なんで日本ワインを今、飲むのか?
世界に誇れるワインが誕生しました!価格も輸入ワインと差がなくなりつつあります。
そして、大きな理由が日本ワインを飲むことで地球温暖化に少しでもブレーキを
かけることが出来るんです。
日本ワインを皆さんがより消費してくれれば、葡萄畑を増やすことが出来ます。
葡萄の木はCO2を減らしてくれます。
『地産地消』と言われて久しいですが、輸入ワインはリーファーコンテナで
温度管理をしながら、船で運ばれてきます。
そこで使われる燃料(石油)、排出されるCO2を考えると、「うーん」と思いました。
だからといって、輸入ワインはやめまーす・・・といわけではないのですが、
3回に1回は日本ワインにするとか、和食のときはもう日本ワインに、
今まで『生牡蠣』にはシャブリって言ってたなら、『生牡蠣』には甲州ワイン!と言おう!
デンコちゃんのようですが、美味しいお酒を飲みながら、
自分たちの地球のこともすこし気遣ってあげられるのなら、
より楽しいお酒になるのではないでしょうか?
ワインをたくさん消費している私が思った、エコ活動? です。
5月10日はフジッコワイナリーから、ワインを造って、営業もする
若きスタッフが店頭にて試飲販売いたします!
世界に認められた日本ワインを是非味わってください!