Disney+で話題のドラマSHOGUNを公開されている3話まで見ました。
本格的な時代劇で日本の有名俳優も出ていますが、あまり見かけない日本人や日系俳優も出演しています。
でもオーディションで選ばれた人ばかりなので演技が下手な人はいません。
日本人が見ても、日本の時代劇でここまで細かく描いてはいないのではないかというくらいに、細部に渡って演出が行き届いています。
日本の時代劇より劇中の武士が荒々しく野蛮な面を見せますが、おそらく実際はこうであったろうと思います。
17世紀なので、今のような人権意識もないし身分の上下関係も厳しかったろうと。
こういうところは洋画で向こうの騎士が登場する作品でも同様に荒くれぶりが描かれているので、なぜこれまで時代劇ではなかったのだろうと不思議になりました。
もしかしたら歌舞伎から来る様式美のようなものが時代劇に反映して、マイルドにさせているのかもしれません。
唯一残念だったのは遠景の森が針葉樹林ばかりで、大阪が舞台なら広葉樹林でないと合わないと感じました。
ロケ地がカナダなので仕方のないことではありますが。
コロナ禍にロケをしたので日本のロケが難しかったのと、巨大なセットを組むのには日本で土地を確保するのが困難だという2つの点が障害だったようです。
日本人は日本語で話して外国人は英語で話す(ポルトガル人も含めて)というバイリンガルでストーリーが展開して行くのも新鮮です。
太閤秀吉が死んだ後の時代を下敷きにして描かれたドラマでありますが、様々な権謀術策が渦巻く命がけの権力闘争があり、その駆け引きがとても面白い。
史実とはもちろん違うので、どのように話が展開していくのか楽しみです。
また細川ガラシャがモデルとされる通訳をする鞠子が重要な役回りだということはすぐにわかりますが、彼女がどのような働きをするのかも注目です。
ロマンスに発展しそうな人間関係も窺えます。
原作小説は読んだことがないのですが興味が湧きました。
Disney+での配信ですがアメリカではHuluでも見られるようなので、もしかしたら日本でも?
今のところ独占配信なのかな、見られる環境のある方は一見の価値がある作品です!(羊)