ホストクラブの売掛金が溜まって女性が大変だから規制を!という声が上がっています。
かつては値付けが高いとはいえ、対価に相当するサービスが受けられましたが、現在は価値のないものを高額な金額で購入して、その金額が推しの価値を上げるという歪んだ商売となっているのは問題です。
そもそも18歳過ぎの若い子が一回で10万、20万使うこと自体が無理ありますよね。
そうなると子どもの金銭感覚をきちんと養っておかなきゃと思います。
羊家では夫婦そろってフルタイムでダブルインカムでしたので、それなりの整体収入はありました。
しかし教育費にかなりつぎ込んでいたので、子どもたちには「うちはお金ないからね」と事あるごとに言い聞かせていて、プレゼントは誕生日とクリスマスだけで、普段おもちゃを買うことはめったにありませんでした。
だから成人して働くようになってもブランド物を持つことにこだわりもなく、無駄遣いしない性格になっています。
こうなると、ホストクラブへ行って一回に大枚をはたくなんてことは考えられないです。
以前寺子屋の教え子のお医者さんの家庭では、子どもが何かを欲しがったときには、なぜそれが必要なのかをプレゼンテーションして両親を説得できたら買ってあげるというシステムをとっていました。
単なる金銭教育を超えて、プレゼン能力と計画性などの思考力を伸ばす教育方針だと感心した覚えがあります。
また聞いた話では、高校卒業する際にどーんと大学卒業までの学費と生活費を渡して、大学に行ってもよし別なことに使うもよし、ただし今後はお金は出さないから自分で生きていけるようにしなさいと言い渡した父親もいるそうです。
吉と出るか凶と出るかわかりませんが、突然このようにしたのではなければ、それまでに自立できるような育て方をしたのでしょうから、道を踏み外すことはなかったでしょう。
いずれにせよお金をたやすく渡してしまうことなく、使い道を吟味できるように子育てはしたいものです。(羊)