カンボジアで特殊詐欺グループのかけ子の集団が逮捕され日本に送還されました。
特殊詐欺の被害は跡を絶ちませんね。
彼らは被害者の知識不足につけ込みます。
羊も過去に詐欺電話の被害にあいそうになったことがあります。
まだ固定電話しかなかった時代で、就職して3年未満だった頃の話です。
会社に電話がかかってきました。
「投資にご興味はありませんか?」
「ありません」
「今◯◯が上がっていて確実に儲かります。特定の方にだけお勧めしているんです」
「興味ありません」
「1口10万円で今すぐ買っていただければ上がることは確実です」
「結構です!」
と言って電話を切りました。
するとしばらくしてまた電話が…。
「先程買われたものが1割値上がりしています!」
「要らないって言いましたよね」
「結構ですと言われたのでご了承とみなして買ってしまいました」
「利益をお受け取りになるために元金をお支払いください」
「要らないって言ったはずです」
「まだまだ上がりますよ。口数を増やしませんか?」
「必要ありません」
「ちょっと上司に変わります」
「お客様がご購入になられた商品の代金をお支払いいただけないと契約違反になります」
「それに今は値上がりして利益が出ているのでお客様の損にはならないですよ」
「もうかっているのならそちらで受け取っていただいて構いません。もう電話しないでください!」
ガチャ!と電話を切りました。
その後に同じ会社からの電話はありませんでした。
まだ社会人になって日が浅く、契約についての知識もほとんどなかったので、書面によらず電話だけで契約が成り立たないと気づいていませんでしたが、ちゃんと断れてよかったです。
どんな商材だったか記憶が薄いのですが、何かの先物取引だったような気がします。
電話を受けたのが会社だったので、仕事中ということもありますし、周りに同僚もいたのでこうした対応ができたのかもしれないなと思います。
もし、自宅で一人だったら…。
もっとも会社に電話するのは、取引先かもしれないと思わせて電話を取らせる狙いがあったのではないかな。
現代でも投資詐欺がSNSや電話きっかけでありますが、その手口は昔からあまり変わっていないようですね。
最初は小口で投資させ利益を出して見せる。
欲が出て投資金額を増やしたところで配当せずに元本を持って逃げる。
確実に儲かる投資なんてありません。
カンボジアの老人ホーム入居権詐欺は電話でのやりとりなので、お金をはらっちゃだめですよね(羊)