小3の孫羊が今年から授業でタブレットを使うようになりました。
学校の方針でタブレット授業は3年生から。
家に持って帰ってきてロイロノートでプリントをしたり、オセロやナンプレで頭のトレーニングをしたり。
もともと学校のプレイルームにオセロや将棋、ウノなどが置いてあって休み時間に遊ぶので、タブレットにも知育ゲームがインストールされています。
さて、孫羊がナンプレをやっているところを見ました。
「どうやって数字を入れているの?」とたずねると「てきとうに」との答え。
子どもの適当とは勘でなんとなく入れるということ。
今やっているレベルを見ると、初級だと言うけれども縦横ブロックで1ますだけ空欄という箇所はなく、2ます空きが2箇所ぐらいから始まっています。
世間では中級と言ってもいいかもしれません。
これを勘だよりで解くのはなかなかに時間がかかります。
こうしたパズルを遊んでいる内に知能が向上すると思っていましたが、そんなに簡単に頭が良くなることはなさそうです。
とくに孫羊は言語系のIQが高い文系のため、論理的思考は必ずしも得意ではありません。
そこで「適当にじゃなくて、ミステリーのように証拠を集めて犯人を追い詰めていくといいよ」と少し先を照らしてやるようにアドバイスしました。
「まず、縦横ブロックで空きが少ないところを見つけてごらん。」
「つぎにその縦横ブロックで使っていない数字はなにかな?」
「それを入れた時に他で使われている数をはずしたら埋まるんじゃない?」
このやり方である程度埋まってきました。
それでも行き詰まったので
「たくさん使われている数字がまだないブロックを探して、その数がはいりそうなところを見つけるんだよ」
すぐに探し方を理解してそれでまた埋めて行きました。
この2つの方法を繰り返す内に全部が埋まりました。
「ゲームのルールが解き方のヒントになるんだよ」
ということで、今までよりナンプレのやり方が進歩したと思います。
本になっているナンプレでは書き込んだ数が違っていたら消さなくてはなりません。
どこまで消したらいいかわからなくなってしまうことも多々あります。
だから慎重に解き進めます。
ところがタブレットだと簡単にやり直しができるので、あまり考えずに入れてしまうという弊害があるのです。
コンピュータを使うのは試行錯誤が楽になると同時に考える努力を奪う側面があることを知っておく必要があると思います。(羊)