下の記事を書いたときは連載にしようと思ったのに、すっかり忘れていました。
1年ぶりの続きです。
前回は、高校生活での部活について書きました。
今回は親子関係について書きましょうか。
これだけは言えるなと思うことがあります。
羊もですが、母羊は子どものことをよく観察していると思います。
ちょっとした変化を見逃さないし、そうしたときに言葉がけを忘れないです。
小さいときも、「この子は今、何が一番楽しいのだろうか」とか「ここで邪魔してはいけないな」ということがわかっていました。
子どもが勝手に伸びようとしている時は、邪魔をしないというのがポリシーでした。
だから、なるべく口や手を出さずに泳がせる育て方です。
「これ以上はダメよ」という限界を設け、いわば柵を作って牛を育てる放牧型育児です。
柵の内側にいるぶんには、ほったらかし。
枠をはみ出る、すなわち社会のルールを破りそうになったり、健康に影響が出そうになったらストップするけれど、そうでなければしたいようにさせます。
うちだけじゃなく、大学の友人も案外にたような接し方の親御さんが多いみたいです。
それと、子どもが面白がるものを一緒に面白がれる家庭です。
家族みんなで面白がる。
もちろん、親が「こんなのどう?」と珍しいものを紹介したりもします。
本にしても、映画にしても、音楽にしても親と同じ作品を、子どもたちもわりと同じように楽しみます。
共通の本棚に誰かが買った新刊書があれば、他の家族が手にとって読み始める。
音楽も、掃除しながら流れていたアーティストを子どもも好きになる。
逆に、「Spotifyでこの曲がいいよ」と家族に勧めたり。
つまり、親世代と子ども世代は違うんだという固定観念を持たないのです。
こうしたことが、どのように子どもに影響したかはわからないのですが、子どもを信頼して、なおかつ上から目線で物を言わないということなのかなと思います。(羊)