学力の基盤は粘り強さ | e-子育て.comのスタッフブログ~子育て、教育のヒントをお届け~

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長年小学生に学習指導した経験を皆さんにお伝えしたくて、小学生の勉強の悩みや家庭学習、集中力・やる気スイッチの入れ方等書いています。
ブログの内容を実践して子ども2人が東大卒業しました。

多くの小学生を見ていて感じるのは、忍耐力がないということです。

 

ちょっとの我慢ができずにイザコザに発展する。

 

少し難しい問題に向き合った時に、「わからない~」「できない~」と投げ出す。

 

一度切れた集中の糸は、なかなか元には戻りません。

 

そのまま、すべてのことを投げ出すモードに入ってしまいます。

 

学力の高い子どもは、集中力も高く粘り強さがあります。

 

こどもを将来伸びしろのある大人に育てようとしたら、忍耐力を鍛えてやることが早道だと思うのです。

 

計算が遅い、漢字が覚えられないなどの、学習面で現れる具体的症状は、おそらく忍耐力がつけば、ひとりでに解消してしまうでしょう。

 

 

では、忍耐力はどのようにしたら、身につくのでしょうか。

 

多くの親子を観察していて、おそらくこうではないかという点が浮かんできました。

 

それは、お母さんに待つ姿勢があるかどうかです。

 

ふつうは、帰りの支度が遅いと荷物をまとめてやったり、持ってやったりします。

 

靴が履けないと、かかとを潰してしまっても許してしまっています。

 

でも、待つことのできるお母さんは、子どもができるのをじっと待っています。

 

けっして手を出さないのですね。

 

何事も、子ども自身が最後までやりとげるのを待つことが、日常生活の中で、ちゃんとできているのです。

 

一つ一つは小さなことでも、毎度最後までやり遂げることが習慣にできています。

 

それが、勉強にも現れて、やるべきことは投げ出さないで最後までやるという姿勢がつちかわれるのだと思います。

 

子どもがすることを待つためには、親の心がけも大事です。

 

出かける時間をギリギリにしていては、待つことができません。

 

余裕を持って出かけようとすれば、子どもが靴を履くまで待つことができます。

 

幼児期から、このようにしていれば、子どもの粘り強さは自然と身につくのではないでしょうか。

 

勉強ができるようにと、塾や教材をどんどん与えるよりも、まずは取り組む姿勢を正すことが早道だと思います。(羊)