頭が良い子どもの欠点 | e-子育て.comのスタッフブログ~子育て、教育のヒントをお届け~

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長年小学生に学習指導した経験を皆さんにお伝えしたくて、小学生の勉強の悩みや家庭学習、集中力・やる気スイッチの入れ方等書いています。
ブログの内容を実践して子ども2人が東大卒業しました。

頭がよいと周りの大人から言われている子どもは自分ができない問題があると、できない→頭が悪いと解釈する傾向があります。

悩む子ども


これはアメリカの心理学者キャロル・ドウェックの学習動機と学習意欲の関係について述べた理論で言うところの、固定的知能観の負の側面の現れなのかなと思います。

つまり、自分は頭の良い人として評価されたいという動機で勉強している子どもは、成績が下がったら頭が悪くなったと思ってしまうということ。

生徒に普通の課題がよくできるので、チャレンジングな課題を出すことがあります。

それができない時に、極端にマイナスの反応を示す子どもがいて、このタイプと思われます。

学習には別の動機づけがあり、努力すれば成果が得られるという可変型知能観の持ち主は、一時的に成績が下がっても、次はがんばろうと思うので、落ち込みが少ないのです。

よくできる子どもに「君は頭が良いね」と言い続けるよりも「頑張って、できるようになったね」と言う方が、後者の知能観を持たせることができます。

大人は言葉に注意をしなくてはいけませんね。(羊)

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