高校3年生の保護者会での話です。
羊はこれを聞いて違和感を感じました。
確かに制度が複雑になってわかりにくくなってはいます。
応募要項の書き方も、なんでこんなに難しく書いてあるのかと思う部分もあります。
しかしながら、これくらいの文章が読み取れないで大学に入ってどうするのさ?と思うのです。
なんだか過保護な気がするのですね。
羊自身は高校受験時から、親には「ここを記入して」と保護者記入欄を示して書いてもらい、あとは自分で願書を埋めました。
受験料の支払いは親にやってもらいましたが、大部分は自分で準備しました。
大学受験も同じです。
こうした手続がきちんとできるというのも、社会人になるために必要な力です。
その部分をいつまでも親に頼っていて良いものなのでしょうか。
こうした風潮が、怪しげな金融商品に騙されてしまう人を作り出しているような気がします。
面倒な書類を自分で読んで、中身を判断するという訓練を積むチャンスが、受験だと思うのです。
最後のチェックは保護者がやるとしても、基本スタンスとしては自分でやらせるようにするべきです。
いきなり受験用の願書ではハードルが高いなら、日常的に学校に出す申込書の類から子どもに描かせてはいかがでしょうか?
小学校からやっていたら、公式な書類にはできるだけ丁寧な字で書き、誤字脱字に気をつけ訂正はしない、などの常識が身につきます。
今の子どもたちが社会人になる頃は、書類ではなくてネットワーク経由のパソコン入力になりますが、基本的なスタンスは手書きの時と変わりません。
注意事項をしっかり読み、記入例に従って間違いなく入力する。
就活にもこうした力が生きると思うのですがねぇ。
子どもを未熟な存在としていつまでも扱うのはやめませんか?(羊)
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