目で計算ができる図の描き方 | e-子育て.comのスタッフブログ~子育て、教育のヒントをお届け~

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長年小学生に学習指導した経験を皆さんにお伝えしたくて、小学生の勉強の悩みや家庭学習、集中力・やる気スイッチの入れ方等書いています。
ブログの内容を実践して子ども2人が東大卒業しました。

「この図を見てパッと答えがひらめくかな?」


生徒達に「図を描きなさい」と指導してきたので、とりあえずは図を描くようになりました。

けれども視算(目で見て計算)ができる図を描ける子とそうでない子がいます。

例えばつぎの問題。

アンパン3ことジャムパン2こを買うと230円、アンパン2ことジャムパン1こを買うと140円です。
アンパンとジャムパンはそれぞれいくらですか?

次のような図を描く生徒がいます。

アンパン×3 ジャムパン×2 230円 アンパン×2 ジャムパン1 140円

×3や×2がイメージできていれば、それでも構わないのですが、そこから先に進みません。

別な生徒はこんな図を。

○○○ ●● 230円
○○   ●  140円

眺めていると上と下を比べて金額の違いは○●だとわかります。

○●の金額は230-140で90円

すると○○●と比べると○1こ残るので、○は140-90で50円

●は90-50で40円

アンパン50円、ジャムパン40円

このように違いが目に見えれば、簡単な計算で答えが求まります。

せっかく図を描くのなら、なるべく具体的に描く方が、考える助けになります。

もちろん、消去算をマスターしてしまえば、前者の図でも同じ解き方はできますが。

幼児や1年生に、問題中のカエルやひよこの絵を描かせるのはそのためです。(羊)

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