大学4年生の終わり、
「ヨーロッパに行くのだったら、この曲はやっておいた方がいいんじゃない?」
と、恩師が勧めてくださいました。
当時の私にはこの響きがちんぷんかんぷんながらも、
ポップな表題に、響きは深刻な音楽に似付かないなと出版社を思いつつ、
こんなメモ書きにしがみつきw、
でもなんとなく、なんとなーく、けだるいアールヌーボーの旋律に和声は頭から離れず、
楽譜だけは留学中も肌身離さず持っていながら一度も弾くことなく、
一緒に帰国して今に至ります。
次のリサイタルで弾く曲を色々と練っている最中、久しぶりに掘り起こしました。
このベルクへのインスピレーション、本番まで続くかな・・・
秋以降、様々なデュオにソロに、音楽をさせて頂くことがとても楽しみです。
そして、あの頃、留学を見据えてキーとなる曲を提案して下さっていた先生に、
プログラミングの度に感謝をする日々です。