この夏はいろんな生徒さんを見させて頂く機会がありました。
求めて、奏でて、聴いてを瞬時に循環させるのが奏者ですが、
楽譜の音符にかじりついて聴けないこと、
自分の想像する音楽の中にだけいて現実を聴いてないこと、
単旋律のみ聴いていること、
ついていかないテクニックに捉われて聴くことを忘れること、
暗譜となると正確な音の記憶のみに捉われて、聴けないこと、
理由はそれぞれに、とくに「聴く」という事に関して、うまく運ばせることは難しいなと思います。
長年弾いていたって、三つのバランスが崩れて血迷うことは多々あります。
会場は毎回違うし、作品によって欲しい音色や効果は様々で、ピアノの場合は更に、本番であたるのは毎回違う楽器で… それぞれに循環がうまくいくポイントを見つけないといけません。
慣れは下手な惰性を生むこともあり、探究心の持続は音楽を続ける上で本当に必要だと思います。
今回は久しぶりに数冊、本を持って帰ってきてみました。
体のこと 指のこと ペダルのこと 解釈のこと
音楽では、知らないことはほとんど耳で聴いて奏でて解決!が多いですが、
感覚を文字情報や知識として認識することも大切だと痛感します。
作曲者本、作品本も多々持ち帰りました。
元々ドイツで買って持って帰ってたものを、もう一度持ってきた形だったりw
活字にお世話になって、ここのとこ混沌としている部分を整理整頓したいと思います。
いつもヒントをくれる、小さな音楽家たちに感謝
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