芸術の初夏 | ERI`sLeaf

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ピアニスト・黒田映李のBlogです。


Murray Perahia / ペライア。


ライブで初めて聴きました。
すてきなプログラミングだったので、記しておきます。

J.S.バッハ
フランス組曲 第5番

ベートーヴェン
ソナタOp.27/2 月光

シューマン
ウィーンの謝肉祭 Op.26

~休憩~

シューベルト
ソナタ A-dur D664

ショパン
ポロネーズ cis-moll Op.26/1
プレリュード fis-moll Op.28/8
マズルカ C-dur Op.67/3
スケルツォ 第一番 Op.20

アンコール

シューベルト
即興曲D899/2

ブラームス
インテルメッツォ Op.119/3

ショパン
ノクターン F-dur Op.15/1


バッハの出だしから、すうっと惹きこまれ、
特にガヴォット、やわらかで儚いスタッカートが深く印象に残りました。


作曲家の作品、その時の生きざまにあったアプローチを選び、
それでいて全体のプログラム構成の緩急も整っている。

どこまでも骨折りな音楽への探究心を見せて頂いた気がして、
ラストがせまるにつれて感激が増していきました。


コンサートにて、音楽に感激することは多々あっても、
演奏家としての姿勢に感激するって、珍しいことです。

写真写真と思ったのですが、最後までどうしてもきっちり拍手をおくりたくて、アンコールでもその気持ちがぶれなくて、断念しました。

この人のバロック作品、シューベルト、もっと聴きたいです。



明後日は楽友協会、ルプーのコンサートラブラブ
いい演奏会続きの季節。たまりません。