40ウン歳からのアニメ
私が『謎の彼女X』にハマった理由
この安田理央さんのブログ記事(のちに電子書籍化)に(勝手に)共感を覚えずにはいられません。
40代半ばにして、アニメにハマってしまった。しかも、相当重度に。 アニメは全く観なかった。実は中学生くらいまでは、かなりのアニメオタク(当時はそういう言葉はなかったが)で、『宇宙戦艦ヤマト』からハマり、『伝説巨神イデオン』に夢中になった。一時期は『魔境伝説アクロバンチ』やら『機甲艦隊ダイラガーXV』なんてマイナーなところまできっちり見ていたほどなのに、なぜか『マクロス』あたりで急に冷めてしまい、それからはほとんど観ていない。あの『エヴァンゲリオン』ですら、仕事のネタで劇場版を見ただけで、ピンと来なかった(ここまでコピペ)。
自分といえば、近年まで「エヴァンゲリオン」すら観ていなかった(劇場版「破」から観た)ですし、この『魔境伝説アクロバンチ』『機甲艦隊ダイラガーXV』などというアニメも知らないのだけれど、子どもの頃はそれなりに(いやけっこう)アニメを観ていたけど、中学生くらいから40代までアニメを全く観ていなかった”というのは完全に同じです(例外で途中「天元突破グレンラガン」(2007)をモーレツに薦められて観た(面白かった!)ということはあった)。ちなみに安田理央さんがハマったという「謎の彼女X」は僕もめちゃくちゃ大好きで、唯一自分が国内盤のブルーレイを全巻揃えた30分アニメでもあります。

「謎の彼女X」(2012)
「ガールズ&パンツァー」(2012)
「キルミーベイベー」(2012)
さて、自分が今のようにアニメを観るようになったのは2011年の5月のこと、「グレンラガン」の時を上回るイキオイで「とにかく観ろ」と友人・知人・各方面からアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」を薦められ、なにがなんだかよく分からないまま鑑賞し、そして衝撃を受けたからに他なりません。それから「まどマギ」の新房昭之監督の過去作をいくつか鑑賞し、「イマドキのアニメというのは、“萌え”だの“ロリ”だの何だのに支配されているとても気持ち悪いシロモノである」という考えを改めました。また、暫くしてすぐにこれまで漠然と抱いていた“萌えアニメは害悪”という考え方自体も改めることになりました。いや、本当に気持ち悪いものはやっぱり気持ち悪いのですが、一方でそういう非アニメファンから見れば「うわ、気持ち悪っ!」としか思えないような、一見ブヒ要素(「ブヒる」の意味と使い方)満載のアニメであっても、“それ”を逆手にとったかのような、確信犯的で優れた作品がとても多いということを知ったからです。「なんだそれは」と問われるなら、例えば日活ロマンポルノが「“1作品中に3回の濡れ場を入れさえすれば、あとは何をやってもいい”という制約を逆手に取ってトンでもなく面白い作品を量産していた」みたいな感じか。いや、それもあるけれど、ブヒ要素それ自体が面白要素になっている作品もいくつもあります。はっきりいって、パっと見た目(絵柄とか)では、何が善で何が悪なのかが分からないような状態なのです(アニメに善も悪もないんでしょうけどw…つまり面白いか否かって話です)なんというか、作り手側がいろいろなアニメの歴史の紆余曲折を巡り巡って、いいサジ加減で大量の作品を作り出している、そんな幸福な状態がイマという時代なのではないかと(あくまで鑑賞者の立場)。個人的には、映画でそういう器用なこと(映画の歴史の中で培われてきた技術や表現を吸収した上で、さらに「こういう映画はダサい」「こういう映画は歴史上嫌われてきた」みたいなことを踏まえ、全部「分かってます」風に作られた、ある意味優等生的な映画)をやられると「フン!このお勉強野郎がぁ!」とかムカついてしまうほうなのですが、何故かそれがアニメとなると、そのお勉強、技術修練、感覚鍛錬、歴史認識がしっかりと作品作りの糧になっているように思え、まったく鼻に付くような事もなりません。もう、完全に独断と偏見ではあるのだけれど。また、先のカナザワ映画祭のトークショーで高橋洋さんが「どんなZ級の映画であっても、ひとつでもアっと驚くような要素があればそれは傑作」というようなことをおっしゃられていた(完全にあやふやな記憶による意訳)のですが、自分がアニメを観、面白がる基準も殆どにソレに近いものがあります。酷くツマならいのに、大好きな作品は…かなりあります。もちろん、面白くて大好きな作品も(笑)。

「ガッチャマンクラウズ」(2013)
「進撃の巨人」(2013)
「てーきゅう」(2013)
さて、自分が現行の(主に深夜)アニメをしっかりと観るようになったのは「まどマギ」ショック(笑)を経た2011年の7月の所謂「夏アニメ」から…だったと過去の日記(のようなもの)を見て思い出しているところです。その当時(と言ってもたかだか2年前ではありますが)にはまだ、観ているだけで恥ずかしくなってくるような、箸にも棒にもかからないテンプレ的なブヒアニメがかなりあったような気がするのですが、2013年今現在、知らず知らずのうちにそういう作品は激減したように思います。いやもしかするとビックリするくらい激減しているのでは。ただ、“ブヒアニメ”激減の時期と時を同じくして、アニメのソフト(ブルーレイ、DVD)の売り上げも激減してきているという事実は心配なところではあります(笑)。ちなみに、ここまで書いといてナンなのですが「箸にも棒にもかからないようなテンプレ的なブヒアニメ」もそんなに嫌いではなかったりします(ただ、あまりにもあざとくて気持ち悪いやつは観る気も起らない)。というか、ブヒるという行為・感覚も今となっては大いに分かります。詰まるところ、↑にダラダラと書いてきたことは、ただの言い訳・建前にすぎないのかもしれません(笑)。

「キルラキル」(2013)
「京騒戯画」(2013)
「有頂天家族」(2013)
それではここで、イマドキのアニメの(自分なりの)楽しみ方のひとつを紹介したいと思います。それは、“声優さんに注目する”ということです。「お前それ、単なる声豚(声豚とは、声優ファン(特に熱狂的・狂信的な声優ファン)に対する蔑称である)じゃねーか!」と言うなかれ。自分が現在楽しんでいる深夜アニメの世界では、とにかく毎度毎度同じような声優さんが、各作品でぐるぐるとローテーション、もしくは同時に声を当てているような状態です。閉鎖的ともいえます(笑)。すると、ある程度アニメを観ていると流石に“自分のお気に入り”の声優さんというものが確立してゆきます(たぶん)。この感じ、かつての映画会社の「五社協定」時代、東映なら東映、日活なら日活に所属する俳優さんたちが各作品でぐるぐるとローテーション、もしくは同時に出演していた状態を彷彿とさせます。つまり、東映でいうと「おー、今度の主役は千葉ちゃんか!渡瀬恒彦も相変わらずイイ味出てるなぁ!」「あー、また拓ボンや室田さんや志賀勝が出て馬鹿やってる、ギャハハ!」みたいな楽しみ方も可能、というワケです。また、自分のお気に入りのキャラクターの声を担当している声優さんのことが気になってしまったり…さらにその声優さんが可愛い子ちゃんだったりすると、その声優さんのファンになってしまうというようなこともナイこともありません(やっぱり単なる声豚じゃねーかw)。…これは単なる一例であり、他にも「作画(特定の原画マン=アニメーター等)に注目!」みたいな硬派(…なのか?)な面白がり方も、もちろんあります。

成瀬正孝

三上枝織
先の夏アニメ、そしてこれから放送される(すでにされている)秋アニメのラインナップに絞って注目してみても、実にいろいろなタイプのものがあり、「これをアニオタだけのものにするのはなんだか勿体ない!」と思えるほどです(オタク特有の押しつけ根性)。とくに「天元突破グレンラガン」の今石洋之監督(金田伊功・出崎統の意思継承者)による待望の新アニメ「キルラキル」などは、もはや制作費度外視の異常クオリティ、この後どう転んでいくのかサッパリ想像もつかない面白さです。実際この「キルラキル」を製作している製作会社トリガーの大塚雅彦代表も「何も考えずに作っている勢いだけのアニメだと思うかもしれないけど、いろいろな仕掛けがあります。エンターテイメントとしてこの密度で作品がつくられることもそうないんじゃないかなと。1話を見たときに、最後はこんな話になるなんて想像もつかないと思います」「ただ、これが最後までつくれるかどうかだけが心配で(笑)」と語っていらっしゃる。ただただ、楽しみです!(←今回、これを書きたかっただけのようの気もするw)
いったいこれからアニメがどうなってゆくのかは分からないけれど、今がいい意味で狂った時代だということはこうして肌で実感できております(妄想なのかも)。自分がこれからアニメと心中してゆくのかどうかはこの際置いといて(笑)、とりあえず飽きるまで付き合っていきたいと思います(エラそう)。

Kindle用電子書籍版「45歳からのアニメ入門」(安田理央)
この安田理央さんのブログ記事(のちに電子書籍化)に(勝手に)共感を覚えずにはいられません。
40代半ばにして、アニメにハマってしまった。しかも、相当重度に。 アニメは全く観なかった。実は中学生くらいまでは、かなりのアニメオタク(当時はそういう言葉はなかったが)で、『宇宙戦艦ヤマト』からハマり、『伝説巨神イデオン』に夢中になった。一時期は『魔境伝説アクロバンチ』やら『機甲艦隊ダイラガーXV』なんてマイナーなところまできっちり見ていたほどなのに、なぜか『マクロス』あたりで急に冷めてしまい、それからはほとんど観ていない。あの『エヴァンゲリオン』ですら、仕事のネタで劇場版を見ただけで、ピンと来なかった(ここまでコピペ)。
自分といえば、近年まで「エヴァンゲリオン」すら観ていなかった(劇場版「破」から観た)ですし、この『魔境伝説アクロバンチ』『機甲艦隊ダイラガーXV』などというアニメも知らないのだけれど、子どもの頃はそれなりに(いやけっこう)アニメを観ていたけど、中学生くらいから40代までアニメを全く観ていなかった”というのは完全に同じです(例外で途中「天元突破グレンラガン」(2007)をモーレツに薦められて観た(面白かった!)ということはあった)。ちなみに安田理央さんがハマったという「謎の彼女X」は僕もめちゃくちゃ大好きで、唯一自分が国内盤のブルーレイを全巻揃えた30分アニメでもあります。

「謎の彼女X」(2012)
「ガールズ&パンツァー」(2012)
「キルミーベイベー」(2012)
さて、自分が今のようにアニメを観るようになったのは2011年の5月のこと、「グレンラガン」の時を上回るイキオイで「とにかく観ろ」と友人・知人・各方面からアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」を薦められ、なにがなんだかよく分からないまま鑑賞し、そして衝撃を受けたからに他なりません。それから「まどマギ」の新房昭之監督の過去作をいくつか鑑賞し、「イマドキのアニメというのは、“萌え”だの“ロリ”だの何だのに支配されているとても気持ち悪いシロモノである」という考えを改めました。また、暫くしてすぐにこれまで漠然と抱いていた“萌えアニメは害悪”という考え方自体も改めることになりました。いや、本当に気持ち悪いものはやっぱり気持ち悪いのですが、一方でそういう非アニメファンから見れば「うわ、気持ち悪っ!」としか思えないような、一見ブヒ要素(「ブヒる」の意味と使い方)満載のアニメであっても、“それ”を逆手にとったかのような、確信犯的で優れた作品がとても多いということを知ったからです。「なんだそれは」と問われるなら、例えば日活ロマンポルノが「“1作品中に3回の濡れ場を入れさえすれば、あとは何をやってもいい”という制約を逆手に取ってトンでもなく面白い作品を量産していた」みたいな感じか。いや、それもあるけれど、ブヒ要素それ自体が面白要素になっている作品もいくつもあります。はっきりいって、パっと見た目(絵柄とか)では、何が善で何が悪なのかが分からないような状態なのです(アニメに善も悪もないんでしょうけどw…つまり面白いか否かって話です)なんというか、作り手側がいろいろなアニメの歴史の紆余曲折を巡り巡って、いいサジ加減で大量の作品を作り出している、そんな幸福な状態がイマという時代なのではないかと(あくまで鑑賞者の立場)。個人的には、映画でそういう器用なこと(映画の歴史の中で培われてきた技術や表現を吸収した上で、さらに「こういう映画はダサい」「こういう映画は歴史上嫌われてきた」みたいなことを踏まえ、全部「分かってます」風に作られた、ある意味優等生的な映画)をやられると「フン!このお勉強野郎がぁ!」とかムカついてしまうほうなのですが、何故かそれがアニメとなると、そのお勉強、技術修練、感覚鍛錬、歴史認識がしっかりと作品作りの糧になっているように思え、まったく鼻に付くような事もなりません。もう、完全に独断と偏見ではあるのだけれど。また、先のカナザワ映画祭のトークショーで高橋洋さんが「どんなZ級の映画であっても、ひとつでもアっと驚くような要素があればそれは傑作」というようなことをおっしゃられていた(完全にあやふやな記憶による意訳)のですが、自分がアニメを観、面白がる基準も殆どにソレに近いものがあります。酷くツマならいのに、大好きな作品は…かなりあります。もちろん、面白くて大好きな作品も(笑)。

「ガッチャマンクラウズ」(2013)
「進撃の巨人」(2013)
「てーきゅう」(2013)
さて、自分が現行の(主に深夜)アニメをしっかりと観るようになったのは「まどマギ」ショック(笑)を経た2011年の7月の所謂「夏アニメ」から…だったと過去の日記(のようなもの)を見て思い出しているところです。その当時(と言ってもたかだか2年前ではありますが)にはまだ、観ているだけで恥ずかしくなってくるような、箸にも棒にもかからないテンプレ的なブヒアニメがかなりあったような気がするのですが、2013年今現在、知らず知らずのうちにそういう作品は激減したように思います。いやもしかするとビックリするくらい激減しているのでは。ただ、“ブヒアニメ”激減の時期と時を同じくして、アニメのソフト(ブルーレイ、DVD)の売り上げも激減してきているという事実は心配なところではあります(笑)。ちなみに、ここまで書いといてナンなのですが「箸にも棒にもかからないようなテンプレ的なブヒアニメ」もそんなに嫌いではなかったりします(ただ、あまりにもあざとくて気持ち悪いやつは観る気も起らない)。というか、ブヒるという行為・感覚も今となっては大いに分かります。詰まるところ、↑にダラダラと書いてきたことは、ただの言い訳・建前にすぎないのかもしれません(笑)。

「キルラキル」(2013)
「京騒戯画」(2013)
「有頂天家族」(2013)
それではここで、イマドキのアニメの(自分なりの)楽しみ方のひとつを紹介したいと思います。それは、“声優さんに注目する”ということです。「お前それ、単なる声豚(声豚とは、声優ファン(特に熱狂的・狂信的な声優ファン)に対する蔑称である)じゃねーか!」と言うなかれ。自分が現在楽しんでいる深夜アニメの世界では、とにかく毎度毎度同じような声優さんが、各作品でぐるぐるとローテーション、もしくは同時に声を当てているような状態です。閉鎖的ともいえます(笑)。すると、ある程度アニメを観ていると流石に“自分のお気に入り”の声優さんというものが確立してゆきます(たぶん)。この感じ、かつての映画会社の「五社協定」時代、東映なら東映、日活なら日活に所属する俳優さんたちが各作品でぐるぐるとローテーション、もしくは同時に出演していた状態を彷彿とさせます。つまり、東映でいうと「おー、今度の主役は千葉ちゃんか!渡瀬恒彦も相変わらずイイ味出てるなぁ!」「あー、また拓ボンや室田さんや志賀勝が出て馬鹿やってる、ギャハハ!」みたいな楽しみ方も可能、というワケです。また、自分のお気に入りのキャラクターの声を担当している声優さんのことが気になってしまったり…さらにその声優さんが可愛い子ちゃんだったりすると、その声優さんのファンになってしまうというようなこともナイこともありません(やっぱり単なる声豚じゃねーかw)。…これは単なる一例であり、他にも「作画(特定の原画マン=アニメーター等)に注目!」みたいな硬派(…なのか?)な面白がり方も、もちろんあります。

成瀬正孝

三上枝織
先の夏アニメ、そしてこれから放送される(すでにされている)秋アニメのラインナップに絞って注目してみても、実にいろいろなタイプのものがあり、「これをアニオタだけのものにするのはなんだか勿体ない!」と思えるほどです(オタク特有の押しつけ根性)。とくに「天元突破グレンラガン」の今石洋之監督(金田伊功・出崎統の意思継承者)による待望の新アニメ「キルラキル」などは、もはや制作費度外視の異常クオリティ、この後どう転んでいくのかサッパリ想像もつかない面白さです。実際この「キルラキル」を製作している製作会社トリガーの大塚雅彦代表も「何も考えずに作っている勢いだけのアニメだと思うかもしれないけど、いろいろな仕掛けがあります。エンターテイメントとしてこの密度で作品がつくられることもそうないんじゃないかなと。1話を見たときに、最後はこんな話になるなんて想像もつかないと思います」「ただ、これが最後までつくれるかどうかだけが心配で(笑)」と語っていらっしゃる。ただただ、楽しみです!(←今回、これを書きたかっただけのようの気もするw)
いったいこれからアニメがどうなってゆくのかは分からないけれど、今がいい意味で狂った時代だということはこうして肌で実感できております(妄想なのかも)。自分がこれからアニメと心中してゆくのかどうかはこの際置いといて(笑)、とりあえず飽きるまで付き合っていきたいと思います(エラそう)。

Kindle用電子書籍版「45歳からのアニメ入門」(安田理央)
ニコニコホラー百物語95本目「レイプゾンビ」その反響

動画サイト「ニコニコ生放送」で、合計100本のホラー映画を毎晩上映する「ニコニコホラー百物語」。国内外の有名・無名ホラー映画が取り上げられているこの企画。100本中95本目に友松直之監督の「レイプゾンビ」が放映された(勇気あるな運営部)。その時の視聴者の皆さんのリアクションがとても面白かったので、そのTwitterの書き込みを粛々と貼り付けてゆきたい(勝手にキャプってごめんなさい)と思います(順不同)。

なお、自分が確認したところ、1発目の放送時とその評判を得てTSで視聴された方とでは、若干の温度差を感じます。こういう映画は、元々こういうジャンルの映画のファンではない限り「え?面白いの?」「評判がいいから楽しみ」などと身構えて観るもんじゃないということでしょう(笑)。

ニコニコ生放送「ホラー百物語」(100本中95本目)
「レイプゾンビ」(2012/友松直之)
来場者数:59,731人
コメント数:137,614
満足度
とても良かった:52%
まぁまぁ良かった:10.8%
ふつうだった:7.2%
あまり良くなかった:5.2%
良くなかった:24.0%
来場者数:第17位
コメント数:第10位
タイムシフト予約数:第3位
コミュニティレベルの高さ:第1位












ふーん、なるほどなるほど
以上「レイプゾンビ」の反響、その一部のツイートより。
内田春菊原作、嘉門洋子's「出逢いが足りない私たち」(2013) (友松直之監督作でもあるよ)

出逢いが足りない私たち (2013)
監督/脚本:友松直之
原作/劇中イラスト:内田春菊
音楽:中小路マサミ
撮影/照明:田宮健彦
編集:西村絵美
出演:嘉門洋子、藤田浩、佐倉萌、津田篤、沖直未
本作は、内田春菊先生の漫画作品(2001年)を原作に、春菊先生の元アシスタントで自称・不肖の弟子(自主映画を撮るために師の元を去った)友松直之監督がメガホンを取り、今月の 9月14日(土)~20日(金)に池袋シネマ・ロサにて限定レイトショー公開されるエロティック・サイコ・サスペンス作品である。ストーリーは「自称イラストレーターのヨシミは、仕事もなく、結婚もしていない。専業主婦の姉としょっちゅうケンカになり、ストレスはインターネットで発散していた。ある時、自分のハンドルネームを使ってネット住人たちと逢っている人間がいる事に気付いて…!?(電子書籍版の解説より抜粋)」というもの。この作品が発表された時期と比較すると、インターネットを巡る状況や環境が多少なりとも異なってきている当時と現在との差異については、イマドキのSNSの在り方や「アカウント乗っ取り」の事象などをカラめてしっかりと現代版「出逢いが足りない私たち」となるように心がけられている。



そういった設定の置き換え等を生かしつつ、本作は基本的に原作に忠実に沿ったカタチでストーリーが展開されてゆくのであるが、肝心の"オチ"だけが決定的に原作とは異なっており、そこには僕も思わず「オオッ」と唸ってしまった。因みに、そもそも原作では、特に「こうなりました!」といった明確なオチは用意されていなかったのである。"その後の主人公たち"については、読者其々の想像に委ねられる、と、そんな余韻で幕が閉じられていたのである。しかし友松監督は「俺の落とし方はこうだー!」と言わんばかりの力技でこの映画を終わらせてしまった。強引ではあるけれど、途中「あれ?ここの辻褄合わなくね?」と多少不思議に思っていた箇所も「確かにこれなら納得いくかも」と、不思議と腑に落ちてしまった。

また、本作は原作に忠実ではあるものの、個人的にお気に入りだった"姉のエピソード"が丸々カットされており、そこはちょっぴり残念だったのだけれど、そのエピソードの最後を飾る姉の印象的な台詞がこの友松版オリジナル・エンディングに流用されており、まったく違ったシチュエーションで飛び出した、まったく同じ台詞なのにもかかわらず、そのハマりっぷりが見事でこれにもまた「オオッ」と唸ってしまった。

そうやって書くと、少しでも幻想映画監督・友松直之作品に触れたことのある方であれば「友松監督、きっと今回もいろいろカマしているんだろうなぁ~」と思われるかもしれないが、それはあまりない(笑)。これくらいのオチを用意すくことくらい、友松監督の妄想力をもってすれば容易なことであったろうし、何より本作にはしっかりとした原作、演技巧者な(監督の勝手知ったる)俳優陣、そして存在感のある主演女優が用意されていたのであるから、今回の監督の楽チンさ加減は想像に難しくない。



ということでここからが本題(やっとかよ!)。これだけ書いといてナンなのだが、本作にとって"内田春菊×友松直之"という謳い文句はほぼどうでもいいこと(笑)であると僕は考える。とくにマスに向けて本作をアピールするのであれば、"内田春菊×嘉門洋子"といった冠こそが相応しいと断言したい。極端に言えば"嘉門洋子's「出逢いが足りない私たち」"であったとしても構わないと思う。当然、前述した"存在感のある主演女優"とは、嘉門洋子のことである。

ところで嘉門洋子さん。彼女は石川県金沢市出身の我が郷土のスターなのだ。デビューしたての頃はグラビア、バラエティ番組等でブイブイ活躍していた彼女も、時は流れ"脱げるモデル"そして"脱げる役者"となった(それでもまだ30前半!現役バリバリバリ)。もっとも、「不倫純愛」(2011)や「農家の嫁 三十五歳、スカートの風」(2012)といった作品でカラミを披露していたとはいえ、「不倫純愛」では怪優・津田寬治(福井県出身。裏日本ワッショーイ)を相手にかなり大胆なベッドシーンを演じていたものの、肝心の"画面"のほうは暗かったようだし、「農家の嫁 三十五歳、スカートの風」はもっとソフトな内容のようである(どちらも未観。なので想像の域を超えずw)。よって完全無欠のエロには、彼女はまだ到達できていないと見ていた。
ただ、新作は怖い映画や惨い映画やエッチな映画ばかりを撮っていると評判の友松直之という極悪人が監督であるという。これは無傷では済まされないだろう。郷土のスターが鬼畜監督に蹂躙されていく様を想像するのは…辛かった(笑)。

予想通り、映画開始早々から嘉門洋子はトンでもなく濃厚なカラミを見せる。「すわ、やっぱりかぁ!」と思ったと同時に思った。
カッコイイ
暗闇でもモヤモヤした映像でもなく、くっきりとはっきりと映し出される嘉門洋子のボディ。いやらしい、そして恥ずかしい、さらには惨めったらしい行為の数々。これは、顔が知れたタレントさん(←あえてそう書きました)が挑んだ大胆エロティック描写という意味では、もう、チャンピオン級といえるのでなかろうか?例えるのがちょっと難しいのであるが、例えば「私、エロ映画に出た!でも、監督が石井隆だからアート。だからオッケー!」みたいな、「ギリギリで回避~!」みたいな後ろめたさや言い訳などはここには微塵もなく、あっけらかんと、ストレートに、ずっしりとエロである。なんというか、より実用的なエロさと表するべきか(笑)。「アイドルであろうと女優であろうと女は皆、メスである。だから?」そういった見もフタもないカッコよさを僕は、本作の嘉門洋子に見出してしまった。


この映画は、彼女のキャリアの中のにおいて非常に大きな、エポックメイキングな存在となってゆくのでないだろうか?そういった意味も含め僕は、安達祐実のヌード写真集、もとい本作のこれからがとても気になっている。つまり、嘉門洋子はこれだけのことをやった(エロだけでなく、演技のブチ切れ具合も相当凄かった)のだから、それに見合うだけの評価を彼女は当然のように得るべきだということ。もっと言えば出来るだけ多くの人が本作を観るべきであると思うのに、本作をスクリーンで鑑賞する機会は今のところ、たったの一週間しかないという事実。この状況を憂いつつ、本作の感想文はこれで終わります。
映画「出逢いが足りない私たち」公式ページ
http://deaiga-tarinai.com/

狂い咲け!第1回「東京電撃映画祭」

僕たちが映画に求めているものっていったい何でしょう?まず、大前提として「ショック」というものがあります。「感動」でも「恐怖」でも、とにかく「ショック」を受けたいが為に我々は映画を観続けているのだと思います。
もっと具体的に、僕たちが求めているもの、それは何か?
「美女」「お色気(ハダカ)」「肉弾アクション」「銃撃戦」「爆発」「忍者」「尼さん」「熟女」「陵辱」…これに尽きるのではないでしょうか?異論は認めません(笑)。
それらが全て詰まった日本映画の数々を上映する映画祭が今月、ひっそりと…かつ賑々しく開催されようとしています。僕はこの映画祭の志に賛同の意を唱えずにいられません。
この映画祭で上映される映画たち。いわゆる人気の映画雑誌や映画ライターさんや批評家やブロガーさんたちからはめったに取り上げられない…いやほぼ総スカンを食らっている…にもかかわらず最高に面白い映画たち。人気の媒体で取り上げられないということは、これはもう「反体制映画祭」とも呼べるものでしょう。僕たちの知らないところでも(いや、僕は知ってるけどw)、こうして面白い映画は続々と作られているのです。これらの作品は、少なくともシネコンでやってるような多くのチンカス日本映画(いや映画もどき)の数百倍は面白いはずです。

また、本映画祭の主役、石川二郎監督のアウトサイド、友松直之監督の幻想配給社がカラんでいる映画イベントって、いろいろアップされた動画などを確認すると、観客のほうも全然おとなしくなくてバンバン罵声(笑)やら歓声を飛ばしたりして本当に楽しそうなんです。お行儀よく暗いハコに押し込まれて、黙って映画鑑賞するような類の無感情映画イベントとは対極にあると思います(もちろん騒がずに静かにそれを傍観してるのも全然アリなんだとは思いますけどw)。

ゲストのほうも、セクシーどころを筆頭にとても豪華。個人的には、アクション監督の早瀬重希さんとアクション女優・亜紗美さんの即興殺陣などが見ることができたらホントにもぅ素晴らしいのになぁ、なんて思っております。お客さんからコールすれば、何かやってくださるかも!?です。

そんなこんなで、この映画祭…絶対に
『普通』じゃ終わらないはず!
★チケット、友松直之監督の雄叫び等については、こちらのページで

第1回「東京電撃映画祭」
開催日時:
2013年9月20日(金) 24:00~(終了は21日5:00)
会 場:
阿佐ヶ谷ロフト
上映作品:
石川二郎監督特集

『海浜海浜警邏隊ピーチ&チェリー』
監督:石川二郎
出演:川淵かおり、田口実佳、稲葉凌一
『ターミネーター斬KILL』
監督:石川二郎
出演:亜紗美(杉浦亜紗美)、吉岡睦雄、ホリケン。
『風を追いかけて(短編映画)』
監督:石川二郎
主演:愛染恭子
※撮られてから何処にも発表されてない、完全に埋もれちゃった一品!
って事は、今回はプレミア上映です(笑)!(主催者談)
友松直之監督最新ピンク映画東京プレミア上映

『尼寺 ~姦淫姉妹 ~』(プレミア上映)
監督:友松直之
出演:緒川凛、あん、若林美保、稲葉凌一

ゲスト(50音順・敬称略)
淺野潤一郎
亜紗美
あん(小司あん)
稲葉凌一
緒川凛
近藤佳徳
早瀬重希
若林美保
石川二郎
友松直之
and・・サンダーボルト・ガールズ!

主催:
東京電撃映画祭実行委員会
協賛:
新東宝映画株式会社
幻想配給社
アウトサイド
改めて小沼勝著「わが人生 わが日活ロマンポルノ」を読む
※前回、同じ内容でAmeba運営部からの規制を受けてしまったので、画像をトリミング、一部文字伏せするなどして再びアップします。神さま仏さまAmeba運営部さま、今度はどうぞお手柔らかに!
小沼勝著「わが人生 わが日活ロマンポルノ」
僕の大好きな日本映画の監督のひとりである、小沼勝監督の"自伝"。去年この書籍が出版され、一気に読んだ。もう面白くて面白くて、読んでいて時が経つのも忘れて一気に読み干してしまったのである。つい最近のこと、この本を読み返してみる機会があり、それを機にこの本の魅力とはいったい何だったのか?ということを改めて考えてみた。

小沼勝監督といえば、まず"日活ロマンポルノの監督"と、いうことになるのであろうが、この本を読んでいると、ロマンポルノ云々抜きで、純粋に、映画に魅入られたひとりの男、いち映画ファン、映画狂の少年がそのまま大きくなり、そして老成してゆくという、同じく映画バカの自分にとっての憧れの姿をそこに見ることになる。本書には、数多の映画監督自伝で見られるような、(意識的も無意識的にも結果的には)尊大な態度や、俺自慢(俺武勇伝)などは皆無で、とにかく、映画製作に係わったスタッフ、役者さんへのリスペクト、感謝の気持ちに溢れている。「そこまでへりくだらなくても!」と思ってしまう程に。映画をガンガン撮っていらっしゃった時期には「鬼の小沼」として周りの人間たちから恐れられていたという、その鬼の小沼監督が、である。もっともっとふんぞり返った態度を見せても全然構わないような、偉大なフィルムメーカーである筈なのにもかかわらず。ここで想像してほしいのだが、例えば自分と同じように映画好きをこじらせてしまったような映画バカがいるとします。映画が好きなので、映画を山ほど観ては「あれはおもしろい」「あれは好きではない」ならばいいのでですが…「あれは良い」「あれは悪い」「あれは違う」「あれはこうだ」などなどなど。野球中継を見て、自分が到底到達できないレベルのプロの技を見せてもらっているにもかかわらず、好き放題言っているオヤジと同等、つまり負け犬野郎の遠吠え・戯言人生(まんざらそういう人生も楽しいのですが)。でも、そんな映画好き(負け犬)を自負する人間であれば一度くらいは「もし自分が一本でもいいから映画を撮ることができたなら、どんなに幸せなことだろう」と、いかにも負け犬根性丸出しで思った事はないでしょうか?映画の撮り方もろくすっぽ分かっちゃいない自分のくせに(笑)、です。これって馬鹿馬鹿しいことなのでしょうか?個人的には、自主映画をただ一本だけ撮ったことがある方であれ、その方に憧れの念を抱いてしまうほどです。もし、その(夢また夢の)映画を撮る事が出来たなら…またそれが満足がいくような結果となったとしたら、きっとその映画製作に係わったスタッフ、役者さんへ感謝の気持ちで一杯になると思うンです。…それが、劇場映画を50本近く撮った(しかも傑作、名作を乱発した)末の映画監督の態度、というのが、嬉しくてたまらない。監督が映画を撮りまくっていた阿鼻叫喚の喧騒の時期の中でも、狂気にさいなまれず、感覚が麻痺してしまうこともなく、(そりゃいろいろあったのは想像に難しくはありませんが、そこを、きっとグっと踏ん張って)正気を保ち、映画少年の頃と同じ気持ち・姿勢を維持し続けていたのかということ、(ちょっとおこがましいのですが)僕達と同じような人間が、僕達と同じような人間のままで映画を撮り続けていたという、その一種の奇跡にウルウルとなってしまうのである。妄言じみた勝手な解釈をするならば、小沼監督は僕達の夢の代弁者、実現者であり、(これまたまったくおこがましいことなのですが)それを、とても誇らしく思ってしまうとともに、やはり憧れの気持ちを強く持ってしまうのである(もちろん、"僕達と同じような人間"とは書いたものの、監督自身は負け犬などではなく…勝ち犬(?)しかもカッコよく黒光りしたドーベルマンのような存在であることは言うまでもありません)。
いっぽう、上述と若干矛盾していると思われてしまうかもしれないが、本書がそういった「いい話やぁ!」的な感動巨編の体裁を貫いているのかといえば、全然そうではないのである(笑)。本書に書かれている監督の自分史、そのエピソードの数々が、あまりにも赤裸々かつ、等身大すぎるエピソードの連発で、読んでいるとこそばゆいやら嬉し恥ずかしいやらオモロいやら…と、とにかく”読み物”として非常に優れており、単純に面白おかしかったりもするのである。「野犬に愛犬を殺されてしまった小沼少年。”いつか野犬に復讐してやる”とかなり本気で復讐計画を練るも、野犬駆除(保健所)の出現によりその復讐を代行してもらった彼は、将来その職業につきたいと願う」「初〇精は映画館で」「全裸ショーを見に行ったら、あんまりよく見えない全裸だった(そもそも全裸だったのか?)ので、納得いかないまま家に帰ったら母親にビンタされた」などなど、初年期のエピソードの一部を並べただけで「これって映画監督の伝記なのか?」と思わせるようなちっぽけなような、デッカいような(笑)内容のつるべ打ち。それが、とにかく面白いのである。ヘンな話、本書全編がこういうノリといっても過言ではないと思う。今、こうやって書いていてフと思ったのだが、これ、監督自伝という文脈のなかにおいて、もしかしたら"奇書"とよべるものなのではないか(笑)。なんともヘンテコリンなバランスの本であると感じてしまう。個人的には、そのようななんだかわからない面白さと感動が表裏一体となった書籍であるのは間違いない。また、こういった等身大のエピソードの数々に、生きた時代が数十年は違っているはずの自分にとっても、不思議となぜかしらノスタルジーを感じてしまうのもまた事実なのであるが。
さて、最後に
先日、小沼監督に本書の感想を直接述べさせていただくチャンスがあったので、僕は「僕はこの本の最後の、短い章ですが、ここを読むと、何度読んでも泣いてしまうんです(以下略)」というようなことをドヤ顔で伝えました。『キマったぁ!これで監督のハートにズッキューン!きっと喜んでくれるゾ!』と自分としては自信マンマンだったのですが、「あれ、俺そこでなんかいいこと書いてたっけ?わかんねぇ」と言われて内心「どひゃー!」とズッコけてしまったのですが(笑)、なにをおっしゃいますやら!!!!本人が気付かずに書いたような、ちょっとしたことにこそおのずと真意は眠っているのですよ!!!!そこには、監督が、百戦錬磨の小沼監督がいまだ「映画っていったいなんだろ?」と考え続けている、そんな映画少年の姿があるのです。北海道・小樽の映画少年が長い旅を経て辿り着いた姿もまた、その時と同じ少年の姿。まるで、5時間超えのベルナルド・ベルトリッチ監督「1900年」を観終わった後のような清々しさ。以上、そんな後読感を感じさせる充実の「わが人生 わが日活ロマンポルノ」の感想でした。
小沼勝著「わが人生 わが日活ロマンポルノ」
僕の大好きな日本映画の監督のひとりである、小沼勝監督の"自伝"。去年この書籍が出版され、一気に読んだ。もう面白くて面白くて、読んでいて時が経つのも忘れて一気に読み干してしまったのである。つい最近のこと、この本を読み返してみる機会があり、それを機にこの本の魅力とはいったい何だったのか?ということを改めて考えてみた。

小沼勝監督といえば、まず"日活ロマンポルノの監督"と、いうことになるのであろうが、この本を読んでいると、ロマンポルノ云々抜きで、純粋に、映画に魅入られたひとりの男、いち映画ファン、映画狂の少年がそのまま大きくなり、そして老成してゆくという、同じく映画バカの自分にとっての憧れの姿をそこに見ることになる。本書には、数多の映画監督自伝で見られるような、(意識的も無意識的にも結果的には)尊大な態度や、俺自慢(俺武勇伝)などは皆無で、とにかく、映画製作に係わったスタッフ、役者さんへのリスペクト、感謝の気持ちに溢れている。「そこまでへりくだらなくても!」と思ってしまう程に。映画をガンガン撮っていらっしゃった時期には「鬼の小沼」として周りの人間たちから恐れられていたという、その鬼の小沼監督が、である。もっともっとふんぞり返った態度を見せても全然構わないような、偉大なフィルムメーカーである筈なのにもかかわらず。ここで想像してほしいのだが、例えば自分と同じように映画好きをこじらせてしまったような映画バカがいるとします。映画が好きなので、映画を山ほど観ては「あれはおもしろい」「あれは好きではない」ならばいいのでですが…「あれは良い」「あれは悪い」「あれは違う」「あれはこうだ」などなどなど。野球中継を見て、自分が到底到達できないレベルのプロの技を見せてもらっているにもかかわらず、好き放題言っているオヤジと同等、つまり負け犬野郎の遠吠え・戯言人生(まんざらそういう人生も楽しいのですが)。でも、そんな映画好き(負け犬)を自負する人間であれば一度くらいは「もし自分が一本でもいいから映画を撮ることができたなら、どんなに幸せなことだろう」と、いかにも負け犬根性丸出しで思った事はないでしょうか?映画の撮り方もろくすっぽ分かっちゃいない自分のくせに(笑)、です。これって馬鹿馬鹿しいことなのでしょうか?個人的には、自主映画をただ一本だけ撮ったことがある方であれ、その方に憧れの念を抱いてしまうほどです。もし、その(夢また夢の)映画を撮る事が出来たなら…またそれが満足がいくような結果となったとしたら、きっとその映画製作に係わったスタッフ、役者さんへ感謝の気持ちで一杯になると思うンです。…それが、劇場映画を50本近く撮った(しかも傑作、名作を乱発した)末の映画監督の態度、というのが、嬉しくてたまらない。監督が映画を撮りまくっていた阿鼻叫喚の喧騒の時期の中でも、狂気にさいなまれず、感覚が麻痺してしまうこともなく、(そりゃいろいろあったのは想像に難しくはありませんが、そこを、きっとグっと踏ん張って)正気を保ち、映画少年の頃と同じ気持ち・姿勢を維持し続けていたのかということ、(ちょっとおこがましいのですが)僕達と同じような人間が、僕達と同じような人間のままで映画を撮り続けていたという、その一種の奇跡にウルウルとなってしまうのである。妄言じみた勝手な解釈をするならば、小沼監督は僕達の夢の代弁者、実現者であり、(これまたまったくおこがましいことなのですが)それを、とても誇らしく思ってしまうとともに、やはり憧れの気持ちを強く持ってしまうのである(もちろん、"僕達と同じような人間"とは書いたものの、監督自身は負け犬などではなく…勝ち犬(?)しかもカッコよく黒光りしたドーベルマンのような存在であることは言うまでもありません)。
いっぽう、上述と若干矛盾していると思われてしまうかもしれないが、本書がそういった「いい話やぁ!」的な感動巨編の体裁を貫いているのかといえば、全然そうではないのである(笑)。本書に書かれている監督の自分史、そのエピソードの数々が、あまりにも赤裸々かつ、等身大すぎるエピソードの連発で、読んでいるとこそばゆいやら嬉し恥ずかしいやらオモロいやら…と、とにかく”読み物”として非常に優れており、単純に面白おかしかったりもするのである。「野犬に愛犬を殺されてしまった小沼少年。”いつか野犬に復讐してやる”とかなり本気で復讐計画を練るも、野犬駆除(保健所)の出現によりその復讐を代行してもらった彼は、将来その職業につきたいと願う」「初〇精は映画館で」「全裸ショーを見に行ったら、あんまりよく見えない全裸だった(そもそも全裸だったのか?)ので、納得いかないまま家に帰ったら母親にビンタされた」などなど、初年期のエピソードの一部を並べただけで「これって映画監督の伝記なのか?」と思わせるようなちっぽけなような、デッカいような(笑)内容のつるべ打ち。それが、とにかく面白いのである。ヘンな話、本書全編がこういうノリといっても過言ではないと思う。今、こうやって書いていてフと思ったのだが、これ、監督自伝という文脈のなかにおいて、もしかしたら"奇書"とよべるものなのではないか(笑)。なんともヘンテコリンなバランスの本であると感じてしまう。個人的には、そのようななんだかわからない面白さと感動が表裏一体となった書籍であるのは間違いない。また、こういった等身大のエピソードの数々に、生きた時代が数十年は違っているはずの自分にとっても、不思議となぜかしらノスタルジーを感じてしまうのもまた事実なのであるが。
さて、最後に
先日、小沼監督に本書の感想を直接述べさせていただくチャンスがあったので、僕は「僕はこの本の最後の、短い章ですが、ここを読むと、何度読んでも泣いてしまうんです(以下略)」というようなことをドヤ顔で伝えました。『キマったぁ!これで監督のハートにズッキューン!きっと喜んでくれるゾ!』と自分としては自信マンマンだったのですが、「あれ、俺そこでなんかいいこと書いてたっけ?わかんねぇ」と言われて内心「どひゃー!」とズッコけてしまったのですが(笑)、なにをおっしゃいますやら!!!!本人が気付かずに書いたような、ちょっとしたことにこそおのずと真意は眠っているのですよ!!!!そこには、監督が、百戦錬磨の小沼監督がいまだ「映画っていったいなんだろ?」と考え続けている、そんな映画少年の姿があるのです。北海道・小樽の映画少年が長い旅を経て辿り着いた姿もまた、その時と同じ少年の姿。まるで、5時間超えのベルナルド・ベルトリッチ監督「1900年」を観終わった後のような清々しさ。以上、そんな後読感を感じさせる充実の「わが人生 わが日活ロマンポルノ」の感想でした。
友松直之監督の新作劇場用ピンク映画「人妻女医 性奴隷の悦び」(2013)

人妻女医 性奴隷の悦び (2013)
製作:幻想配給社、アウトサイド
監督:友松直之
脚本:百地優子、友松直之
撮影・照明:田宮建彦
編集:酒井正次
助監督:石川二郎、貝原クリス亮
ヘアメイク:江田友理子
録音:シネ・キャビン
制作応援:奥歩
出演:小沢アリス、津田篤、小林さや、福天、金子弘幸、青山真希、倖田李梨
あらすじ
職場結婚で同じ病院の医者、村上雄介と玲奈(小沢アリス)は、結婚後も周りが羨むラ
ブラブっぷり。それを見る、雄介が過去に一度関係した玲奈の助手・春子(小林さや)
の嫉妬の眼差し…。そして結婚記念日の夜、雄介が相次ぐ生活上の傷心を負う従兄
弟・宮田を診て欲しいと言った事から、玲奈は宮田の歪んだ欲望の餌食にされしま
う…。
Vシネマでは「レイプゾンビ」三部作でその存在感をいかんなく発揮していた友松直之監督、久々のピンク映画である。ぼかぁこの日が来るのを待ってました。友松監督のピンク映画はなんというか、日本映画の世界の中において、唯一無二の存在であるので。

その新作、「人妻女医 性奴隷の悦び」は、知的で(無意識的にお高くとまっている)女医・小沢アリスをゲス人間・津田篤が性奴隷として調教してゆく、まさにピンク映画の王道的な作品。「あー、面白かった、エロかった」
それで感想が終わってしまっても構わないような、実にピンク映画的な面白さ、エロさを兼ね備えたピンク映画である。
しかしここには、それだけに留まる事を許さない、ここ数年友松監督が電波の如く撒き散らしている途方も無いメッセージがイヤと言うほど詰まっている。そのメッセージとは、至極単純、かつとてもムズかしい(というか殆どどうにもならないような)問題を内包した友松監督・魂の叫びである。僕のアホ脳みそで簡単にまとめると、そのメッセージとはこうだ。
今の人間の在り方は、本来の人間の姿ではない。元々人間は、地球上に住む他の動物たちと同様に、獣であった。犯したい女は犯し、ヤラせてくれない女は殺せ。それが我々人類の在るべき姿ではなかったのか。今の人類は、本来の姿を封印した不自由な姿なのである。(簡単意訳:人間は、もっと自分に素直に生きるべきだ)
分かる…。分かるぅぅー。
しかし、これはもはやどうにもこうにもならない話だ。先日の選挙で立候補者のじいさん、ばあさん、おねーちゃん、おにーちゃんが掲げていた数々の公約・理想論の何十倍、何億倍も実現不可能。もはや全人類の根本、個人でいうところの深層心理の奥の奥まで覗きこむようなハナシであるから。
しかし友松監督はこの壮大なるメッセージを、映画の中に単純かつ面白おかしく練りこんでくるのである。または、「さきのメッセージをそのまま実現するのは無理だとしても、皆さんの生活の中でも(人を殺さない程度に)そういうことは可能なんだよ?」ということを親切丁寧に描いてくれるのだ。そう、なんて親切な監督さんなのであろうか。

本作の見所は、小沢アリス×津田篤の圧巻の、長時間に渡る性交シーンだ。ただ、ヤるだけではない。このシーンの二人の台詞の量は本当にハンパではない。本当にお二人の演技(という書き方もなんだかイヤだなぁ)は素晴らしかった。友松監督の分身・津田篤は延々と上述のメッセージに係ってくるような台詞を小沢アリス投げかけてくるのであるが、最初は「イヤよイヤよ」の一点張りだった小沢アリスが、最後にはその(あ、あの?)メッセージを受け止めてしまうのである(ただ単に気持ちよくなってしまったから、ということもあるのかもしれないケドw)。これが、これでもか!これでもか!と長い時間をかけているだけに、得も知れない説得力を感じさせてしまうのだ…。小沢アリスは精神科の女医であり、津田篤は患者。つまりキチガイ(ということにされている)津田篤が精神科の先生を論破してゆくのである。いま流行ってる弾丸論破とはまさにこのことかw
その一例(記憶不確か。および自己改変アリ)「お前はオ〇〇ニーではイケても、旦那との〇〇〇ではイケないだろう?優等生ってのは、自分がバカだと思われたくないために(ここらへん、劇場の音声が小さく若干聞き取れず。きっと「自分を殺す」とか、そういうことだと思う)…それって(それこそ?)コミニケーション障害じゃないか」…もはや患者が先生を診断しちゃってるのである。他にもこういう"あるある"台詞(ないってかw)が満載なのだ。「かつて人類は、ひとりの男がひとりの女に子供を産ませるのではなく、ひとりの男がいろいろな女に子供を産ませてきた。それがバラエティにとんだ人種(?)を育んで世界が発展してきた」(…これも記憶曖昧。適当再構成)的な、フェミニスト団体激怒!な台詞も面白かった。さすが、それをある意味実践してきている友松監督(子三人。母親三人)、説得力がハンパないッス。他にも「ヤラせない女は殺せ」のもっと突っ込んだ表現「ヤラせないってことは、俺の子孫繁栄を拒否、つまり俺という存在自体を殺そうとしているわけだから、その女を殺しても正当防衛ってことになるよね?」(…もちろん記憶曖昧)などなどなど。。。。んー?誰だー!!??いま「屁理屈」って言ったヤツはぁ!?廊下で立ってなさーい!!
…
うーん、しかし、記憶がほんと曖昧なので(←ブログのようなものを書こうというのに、この態度w)、その他の名台詞は映画館や小説版(本作の小説版が出てるみたいですよ)で観て読んでお楽しみくださいね!

本職のナースを彷彿とさせるマッチング具合の小林さや
い、いっぽう本作のもうひとつの主題
「わたしは愛した男を生涯愛し続ける。人生のパートナー。生涯にひとりの相手。自分にとってのオンリー・ワンを捜し求める」
そんなこと言ってる女に限って「このヒトはオンリーワンではない」「このヒトは生涯一ではない」と、結果的に男をとっかえひっかえの、つまりヤリマンなんだよ!…という
そんな(笑)女性を天真爛漫なキュートさで演じているのが小林さや。小沢さんと小林さん、つまり「レイプゾンビ」のダブル・ヒロインがピンク映画に初参戦!ということになります。で、お相手が小沢アリスのダンナ(ややこしいけど、つまり不倫関係)・福天(友松組にはかかせない、巨漢のナイスガイ・アクター)。このふたりのヤリトリは、小沢×津田コンビのようのヤリトリのような異様な重々しさで迫ってくるものではなく、頬もほころぶコメディ・リリーフ的な軽いタッチで描かれていた。あーよかった。津田さんにジワジワと蹂躙されてゆく小沢さん、、、ただそれだけの映画だったらちょっと圧迫感が凄まじいものになっていたような気もしますしw

福天×小沢。或る日の夫婦の朝
いやほんと、小沢さん&小林さん、どちらも可愛らしく、綺麗に撮られていて実に素晴らしかったですね。そして青山真希さん。本作のイメージを体現したかのようなキョーレツなアイコン的な存在として、光っておりました。倖田李梨さんは、前回の友松ピンク映画(囚われの淫獣)の印象もあり、「この人が出てくるとなにかあるぅ!」と思わず身構えてしまったのですが、何もなくて逆に怖かったです(笑)。

倖田李梨。今回は何もなし(笑)
そしてそして、津田篤さん!!!ゲスな態度に風貌、嫌味ったらしいその口調…最高!!確実にに本年度のピンク大賞・男優賞、およびヂョヂョデミー男優賞(久しぶりに書いたけどナンだよその賞w)候補間違いなしの名演でありました。実はこの映画を観る前は、「今回は津田さんが悪い」という前情報を聞いていたので「津田さん悪人やるのかー。それは珍しいかも?」とか思っていたのですが、終わってみればこれってアンチ・ヒーローじゃありませんか。つまりはヒーローです。ひとりの女性のあるべき姿を解き放って(救って)、きっと「あばよ」と去ってゆくんです。マッドマックスですよ。「シェーン!カーンバーック!」ですよ(違うか)。
ちなみに友松監督、さらなるピンク新作ももう撮り終えているようである。ぐへへ
2013年度カナザワ映画祭ラインナップなど。今年のカナザワ映画祭は観客が主役!だそうです!
本日、インターネット上にて2013年度カナザワ映画祭のラインナップが発表されました。
僕は、この直球ド・ストレートなラインナップにいたく感激してしまいました。今回は、「こんな映画をどれだけ観た」ということに喜びを見いだすタイプのコアなマニア(←これは悪口ではないですよ!かくゆう僕もそんな感じの人間ですので。コアかどうかは別としてw)受けを狙った、変に奇をてらったようなラインナップなどではなく、ご覧のとおりのある意味"メジャー級"の作品が大半を占めています。ここには、「あの映画をこんなシチュエーション(大画面!爆音!暗闇!大勢!etc...)で観たい!」といった純粋・無垢・根源的な映画鑑賞の姿があるのではないでしょうか。キレイごとなどではなく、真面目にそう思います。
いっぽう、ここまで書いといてナンですが(笑)、なんだかんだ言ってコアなマニアな人たちも満足いくような作品の上映、トークショー、その他の仕掛け等もたくさん用意されているみたいですよ!
以下、映画祭主催によるラインナップ、および解説等(Facebookのイベント頁「カナザワ映画祭」より抜粋(コピペ)。多少自分のツッコミも入ってますw

Don't Just Watch, Join it !!
今年は観客が主役の"祭り"だ!!

★映画祭オープニング爆音上映
『ジョルジョ・モロダー版 メトロポリス』(1984)
※個人的に大感涙!

★LIP’Sプレゼンツ(MC:高橋ヨシキ)
『ロッキー・ホラー・ショー』(1975)イベント上映
※体感する映画の最高峰「Rocky Horror Picture Show」!ド田舎・金沢でこんな素敵な体験しちゃっていいのだろうかw

★特別回顧爆音上映
『ファントム・オブ・パラダイス』(1974)
※爆音嬉しいぃぃぃー

★ギミック上映
伝説のギミック「パーセプトウ」を完全再現、日本初公開
ウィリアム・キャッスル『ティングラー』(1959)
※な、なんだってぇぇ~!?

★トークショウ「ギミック宣伝の極意 東宝東和」
竹内康治(元・東宝東和宣伝次長)×斉藤守彦(映画ジャーナリスト)
『ファンタズム』(1979)
竹内氏の監修で3Dを超える物体が飛び出す伝説の
ビジュラマ上映方式を完全再現
『サンゲリア』(1979)
映画を観て気持ち悪くて吐いた時のために
エチケット袋"ゾンビ・バーフバッグ"を提供
『バーニング』(1981)
全米27州で上映中止!絶叫保険適用
※こ、これは東宝東和と共に生きてきた僕達へのプレゼントなのか?

★アンコール特別仕掛け上映
失われていた16mmネガを発見!
ニュープリントで14年ぶりにフィルム上映が実現
『地下幻燈劇画 少女椿』(1992)
※「地下幻燈劇画 少女椿」は昨年の上映時、お客さんが入りすぎて劇場に入れなかった方もいらっしゃったようですので、再上映、しかもニュープリントでフィルム上映(もちろん仕掛け上映)されるのは、嬉しい限りです。

★バック・トゥ・ザ・80’sファンタスティック
『吐きだめの悪魔』(1986)
デジタル・リマスター・ノーカット版
+スメルギミック「ファートベンダー」上映方式
『ショッカー』(1989)
ウェス・クレイヴンの埋もれた傑作
『スターファイター』(1984)
トレイラーハウスで暮らすゲーセン少年に宇宙からスカウトが

★期待の新人監督
『ハッピーアイランド』こんな恐ろしい映画は映画館に立ち入り禁止だ!臆病者は見るな!期待の新人監督枠は一般公募作から選ばれた恐怖の田舎ホラー!!監督は医者、兼格闘家なのに映画監督にもなりたい欲張りさん清川隆!!ウィリアム・キャッスル考案の"フライト・ブレイク"上映方式+ショック死した場合の1,000万円死亡保険適用爆音上映!!
清川隆監督と出演者の舞台挨拶あり

★トークショウ「新映画理論講座」
"ゴリラ"はいかに映画史において重要だったか?
稲生平太郎(横山茂雄)と高橋洋が全く新しい視点で映画を考察する新映画理論講座!!
両氏によるセレクション上映。この2作には新映画理論の全てがある!
『獣人島』(字幕翻訳:稲生平太郎)(1932)
『アルタードステーツ』(1979)
※カナザワ映画祭最強(狂)タッグ・トークショー再び!?

★午後10時の爆音映画祭
デジタルリマスターと爆音で蘇る70’s、80’s、90’sをそれぞれ代表するバイオレンス作品『時計じかけのオレンジ』(1971)、『スカーフェイス』(1983)、『ファイトクラブ』(1999)全3作品をオールナイト爆音上映
★0歳からの映画館
20s~30sの日本アニメを活弁と生演奏で上映
※前売りチケットは8月3日(土)発売予定
※こども(0歳~中学生まで)は全作品無料!
僕は、この直球ド・ストレートなラインナップにいたく感激してしまいました。今回は、「こんな映画をどれだけ観た」ということに喜びを見いだすタイプのコアなマニア(←これは悪口ではないですよ!かくゆう僕もそんな感じの人間ですので。コアかどうかは別としてw)受けを狙った、変に奇をてらったようなラインナップなどではなく、ご覧のとおりのある意味"メジャー級"の作品が大半を占めています。ここには、「あの映画をこんなシチュエーション(大画面!爆音!暗闇!大勢!etc...)で観たい!」といった純粋・無垢・根源的な映画鑑賞の姿があるのではないでしょうか。キレイごとなどではなく、真面目にそう思います。
いっぽう、ここまで書いといてナンですが(笑)、なんだかんだ言ってコアなマニアな人たちも満足いくような作品の上映、トークショー、その他の仕掛け等もたくさん用意されているみたいですよ!
以下、映画祭主催によるラインナップ、および解説等(Facebookのイベント頁「カナザワ映画祭」より抜粋(コピペ)。多少自分のツッコミも入ってますw

Don't Just Watch, Join it !!
今年は観客が主役の"祭り"だ!!

★映画祭オープニング爆音上映
『ジョルジョ・モロダー版 メトロポリス』(1984)
※個人的に大感涙!

★LIP’Sプレゼンツ(MC:高橋ヨシキ)
『ロッキー・ホラー・ショー』(1975)イベント上映
※体感する映画の最高峰「Rocky Horror Picture Show」!ド田舎・金沢でこんな素敵な体験しちゃっていいのだろうかw

★特別回顧爆音上映
『ファントム・オブ・パラダイス』(1974)
※爆音嬉しいぃぃぃー

★ギミック上映
伝説のギミック「パーセプトウ」を完全再現、日本初公開
ウィリアム・キャッスル『ティングラー』(1959)
※な、なんだってぇぇ~!?

★トークショウ「ギミック宣伝の極意 東宝東和」
竹内康治(元・東宝東和宣伝次長)×斉藤守彦(映画ジャーナリスト)
『ファンタズム』(1979)
竹内氏の監修で3Dを超える物体が飛び出す伝説の
ビジュラマ上映方式を完全再現
『サンゲリア』(1979)
映画を観て気持ち悪くて吐いた時のために
エチケット袋"ゾンビ・バーフバッグ"を提供
『バーニング』(1981)
全米27州で上映中止!絶叫保険適用
※こ、これは東宝東和と共に生きてきた僕達へのプレゼントなのか?

★アンコール特別仕掛け上映
失われていた16mmネガを発見!
ニュープリントで14年ぶりにフィルム上映が実現
『地下幻燈劇画 少女椿』(1992)
※「地下幻燈劇画 少女椿」は昨年の上映時、お客さんが入りすぎて劇場に入れなかった方もいらっしゃったようですので、再上映、しかもニュープリントでフィルム上映(もちろん仕掛け上映)されるのは、嬉しい限りです。

★バック・トゥ・ザ・80’sファンタスティック
『吐きだめの悪魔』(1986)
デジタル・リマスター・ノーカット版
+スメルギミック「ファートベンダー」上映方式
『ショッカー』(1989)
ウェス・クレイヴンの埋もれた傑作
『スターファイター』(1984)
トレイラーハウスで暮らすゲーセン少年に宇宙からスカウトが

★期待の新人監督
『ハッピーアイランド』こんな恐ろしい映画は映画館に立ち入り禁止だ!臆病者は見るな!期待の新人監督枠は一般公募作から選ばれた恐怖の田舎ホラー!!監督は医者、兼格闘家なのに映画監督にもなりたい欲張りさん清川隆!!ウィリアム・キャッスル考案の"フライト・ブレイク"上映方式+ショック死した場合の1,000万円死亡保険適用爆音上映!!
清川隆監督と出演者の舞台挨拶あり

★トークショウ「新映画理論講座」
"ゴリラ"はいかに映画史において重要だったか?
稲生平太郎(横山茂雄)と高橋洋が全く新しい視点で映画を考察する新映画理論講座!!
両氏によるセレクション上映。この2作には新映画理論の全てがある!
『獣人島』(字幕翻訳:稲生平太郎)(1932)
『アルタードステーツ』(1979)
※カナザワ映画祭最強(狂)タッグ・トークショー再び!?

★午後10時の爆音映画祭
デジタルリマスターと爆音で蘇る70’s、80’s、90’sをそれぞれ代表するバイオレンス作品『時計じかけのオレンジ』(1971)、『スカーフェイス』(1983)、『ファイトクラブ』(1999)全3作品をオールナイト爆音上映
★0歳からの映画館
20s~30sの日本アニメを活弁と生演奏で上映
※前売りチケットは8月3日(土)発売予定
※こども(0歳~中学生まで)は全作品無料!
恒例?1枚の写真
こんばんは、司会の久米宏です。
イキナリですが、お待たせ致しました、ぴったしカンカン恒例1枚の写真!

この、この世に舞い降りた健康優良美少女天使。とある映画女優さんの少女時代のお写真です。その女優さんとは、いったい誰?
はいっ
チンッ(ベルの音)
先行・ぴったしチーム二郎さんから順ぐりに回答するも、なかなか正解者は出ず…そして迎えた2週目オヒョイさん
中川梨絵さん?
「ぴったし カン・カーン!」カコキンコンカコキンコンカンコンキ~ン!♪
そのとおり、正解は「中川梨絵」さんでした。
("ブログテーマ:中川梨絵"でバレバレだろ!)

モノクロではない「竜馬暗殺」は新鮮なり

カラー写真もあるんだよ
う~ん、眼福、眼福
おわり
イキナリですが、お待たせ致しました、ぴったしカンカン恒例1枚の写真!

この、この世に舞い降りた健康優良美少女天使。とある映画女優さんの少女時代のお写真です。その女優さんとは、いったい誰?
はいっ
チンッ(ベルの音)
先行・ぴったしチーム二郎さんから順ぐりに回答するも、なかなか正解者は出ず…そして迎えた2週目オヒョイさん
中川梨絵さん?
「ぴったし カン・カーン!」カコキンコンカコキンコンカンコンキ~ン!♪
そのとおり、正解は「中川梨絵」さんでした。
("ブログテーマ:中川梨絵"でバレバレだろ!)

モノクロではない「竜馬暗殺」は新鮮なり

カラー写真もあるんだよ
う~ん、眼福、眼福
おわり
宇治茶×安齋レオ「燃える仏像人間」(2012)

燃える仏像人間 (2012)
監督・脚本・作画・撮影・編集:宇治茶
原作・プロデューサー:安齋レオ
共同脚本:中沢健
音楽監督:ジャン=ポール高橋
三味線:虹友美
造形:寒河江弘
主題歌:桜 稲垣早希
出演:井口裕香、北岡龍貴
声の出演:井口裕香、寺田農、星光子、原知佐子、北岡龍貴、レイパー佐藤
今から37年前の1976年に製作された楳図かずお先生の漫画が原作の劇メーション(通常のアニメのようにセル画を用いたコマ撮り撮影ではなく、全編、切り絵に特殊効果を加えたアニメーション(劇画+アニメーションの造語):wikipediaより)「妖怪伝 猫目小僧」。東京以外の地方では、山陰中央テレビと石川テレビと南日本放送の3局でしか放送されていなかったものの、自分は運よくその中の1局の恩恵にあやかり、子供心に「なんじゃコリャ!」との衝撃と共に毎週楽しく鑑賞しておりました。そして今回、30年以上の時を超え、まさかの劇メーション復活!との報。こ、これはいったいナンボのもんじゃいな?…

やたら主人公に重圧をかけてくる主題歌

挙句の果てに嫌われるんかーい
そして
「燃える仏像人間」、想像以上の面白さだった。この映画がある程度ヒットしてくれないと、これからの日本の面白滅茶苦茶映画の灯が消えてしまうとすら思える。 もしこの「燃える仏像人間」という作品が受け入れられないとすれば、それはこの映画のアートワークやら何やらが醸し出しているサブカル臭さに拒否反応を示す方も少なからずいる、という側面もあるのではなかろうか。しかし本作は、確かに人間と仏像が融合したり合体したりという、荒唐無稽極まりない内容ではあるが(笑)、要所要所での王道展開(ベタとも言う)が非常に心地よい。どういったところが?ということを具体的に書いてしまうと漏れなくネタバレに繋がってしまうのでそこは割愛。ただ、ひとつだけ…。ジム・キャリー主演の映画「マスク」の中で、観るもの全ての心を暖かくさせたあの展開を彷彿とさせる、○○の大活躍についてだけは書いてしまいたい!でも我慢する!

僕のイチオシキャラ「アニシ」(中央)。見た目に反してとてもヒーローっぽい爽やかな喋り方をする(笑)
そう、本作には数多のサブカル寄り映画にありがちな、鼻に付く感触など微塵もないのである(少しはあるのかも。よくわかりませんが)。あるのは、「あの手この手」で観る人を楽しませよう、びっくりさせてやろう(楽しませようレベル:小学5年生)という、見世物小屋的、根源的な楽しさであり、そういう作品は現在では送り手側の「照れ」もあるのだろうか、滅多に観ることが出来なくなってしまったように思える。そういった意味でも、この「燃える仏像人間」は、とても愛らしい作品なのである。
以下、この作品のヒットを祈願し、一番動員を見込めると思しき人気声優・井口裕香さんのファンの皆様にあやかるというか、おもねります。

本作。全国50万人の井口裕香ファン(根っからの大ファン、どちらかというと好き、なんだかよく分からないけど可愛いから気になる方etc...含む)は必ず観るべきである!と、ここ数年でアニメを多少たしなむようになった僕は断言する。まず、全編に渡って井口さん出ずっぱり(ワー!ワー!いいぞゆかちー)。演技のほうも渾身の演技。僕の住んでる地方の公開タイミングの妙というか、つい最近井口さん演じるヒロインが主人公の「劇場版 とある魔術の禁書目録」というアニメ映画を観たばっかりなのであるが、内容の怒涛さ、めちゃくちゃさがどっこいどっこいなのは置いといて(笑)、彼女の演技のハジケっぷりは「燃える仏像人間」のほうが格段に上であったと思う。み、観たらぜったいわかるしw(ついでに、最初と最後に実写で本人も登場する。可愛いヨ)
それに本作は、間違いなく彼女のフィルモグラフィの中では突出した異端作品、超イレギュラーとして、末永く鎮座してゆくことになりましょう。なので見逃しちゃダメ!絶対。

そしてこの井口さん演じる本編主人公「紅子」。ご覧のとおりの不気味さなのであるが、観ているとだんだんエロく見えてくるから不思議(笑)。さらにはこの紅子、表情の豊かさがハンパではなく、その毎その毎の絵ヅラだけでも噴出しそうになってくる。いろんな意味で本当に素晴らしいヒロインであると思うし、個人的にはなんとかしてフィギュア化してもらいたいとも願っているw

有難いような有難くないような胸ポッチ
この気持ち悪いけどエロ可愛い紅子が日常から超非日常へと叩き落されるという地獄巡り絵巻的展開は、「悪魔のいけにえ」や「サスペリア」等と同質の、これまたある種の王道展開だ。こういう映画は自分の大好物であるので、この時点で僕はもうワクワクしていた(単純)。そして、この主人公が劇中、どんな目に…どんな酷い目(笑)に遭うのかは、是非とも劇場の大スクリーンで確認して欲しいと思います。
「レイプゾンビ2&3」出演 鬼塚あみさん賛歌
僕、本当に今の友松監督の周辺事情に疎いというか…。ガラケーからスマホに買い替えたことよる操作感の違和感・不慣れ→ネットにアクセスすることが億劫になっていた…というのが主な原因なんスけど(笑)。とにかく今になって知る、「レイプゾンビ」の驚愕の真実がここにきてワラワラと…。
友松直之という監督さんは、その超・ゴーイング・マイウェイな性格により、これまでギョーカイ内にも多くの敵を作ってきたであろうし、実際に監督の元を去っていった仲間たちも…いる(推測…いや推測じゃないしw)。しかし、不思議な事にそれにも増して監督の元には次から次へと面白すぎる人間たちが集まってくるのである。
そして今回(「レイプゾンビ2」撮影時)、友松監督に新たなる奇跡の出会いがもたらされた。
「レイプゾンビ2&3 アキバ帝国の逆襲」に出演されている鬼塚あみさん。僕は、前回の当糞ブログの記事において、本作に出演する女優さんの中で「宮村恋・冨田じゅん・佐倉萌絵」という3人の女優さんいついて「特に素晴らしい!」書かせていただいたのだが、つい先日まで行われていた「レイプゾンビ2&3アキバ帝国の逆襲 歌って踊る舞台挨拶総選挙」というAKBなんちゃらかんちゃらの真似ごとのような人気投票企画で僕は、その愛すべき御三方を差し置いて思わずその"鬼塚あみ"さんに投票してしまったw

写真提供:shinさん(ありがとぅー)
それほどまでに僕は彼女の存在にトキめいたのであるが、まさか彼女が…
少し長くなりますが、友松直之監督のブログ記事「改めて「レイプゾンビ2」前髪くん通信のまとめ。」の中から、以下のテキスト(大量コピペ)をご覧下さい。(ちなみに本記事は全編面白いのでお暇のある方は一読をお薦めします)
実際、2(レイプソンビ2)の現場でも女優がひとりトビました。
ああ、トブとは業界用語で、撮影現場をドタキャンすることですね。
撮影当日の朝、集合時間に集合場所の渋谷に来ない。予算が潤沢にある現場か、それこそ高校生映研の自主映画であれば、その日の撮影を中断して仕切り直すところですが、プロの低予算現場でそれは許されません。
ロケバスや機材、スタッフへのギャラを無駄にはできないからですね。それにこの日は50人のボランティアエキストラが参加する日でもありました。だからとりあえず女優が所属するタレント事務所の担当マネージャーに連絡を取りながら、撮影場所である静岡県御殿場市に向けて出発し、撮影をはじめるわけですね。来ない女優については、集まったエキストラの中から背格好の似た人を選んで衣装を着せてその後ろ姿を撮影しておく。女優が合流したらそのときの本人の顔を撮って編集でカットバックさせて馴染ませる。まあ多少の違和感は許容範囲です。ところが事態はそう簡単には行かない。女優と連絡が取れないと事務所マネージャーから泣き言電話が入るわけですね。ああトンだトンだ。完全にトンだ。お手上げお手上げ。後で聞いたところによるとその女優、メンタルに失調をきたして引きこもっていたようで、この数日後に自殺未遂で病院に運ばれ、現在も後遺症を抱えて療養中だとか。お大事になさって欲しいものですね。
まあね、この程度の事態は、現場のたびに毎回あることではありませんが、十年に一度の稀有なことでもない。セクシー&ヌードタレントという非常にデリケートな職業に従事する女性には、まあ、あることです。
さあ、どうするか。どうするも何も別の女優をキャスティングするしかないのですが、担当マネージャーに同じ事務所や付き合いのある事務所の女優を当たってもらいつつ、こちらもフリーの女優に電話をかけて探します。しかしながら時間は刻一刻と過ぎていく。日が沈むまでに撮影しなくてはならない場面はまだたくさんあり、都内から御殿場までの移動時間を考えるともう残された時間はいくらもありません。
はい。そこで後ろ姿の吹き替えをやってくれていたエキストラの女性を口説くわけですね。脱ぎもカラミあるけど、このまま代役をお願いできないか? ということです。
彼女、鬼塚あみは二十歳の女子大生で、ゾンビ好きの友人に誘われてエキストラ参加してくれていたのですが、こちらのオファーを快諾してそのまま代役出演となりました。撮影は予定通り続行です。ロスタイムはせいぜい30分といったところでしょうか。
…(引用ここまで)
こ、こんな映画デビュウの形があっていいのだろうか?(や、昔の東映撮影所とかだったら日常茶飯事だったのかもw)
それがどうでもいいような役ならまだしも、本編でいちばん僕の息子を男泣きさせたシーンのこの娘さんがまさかぁぁ!(笑)

いやぁ知らんかった。ぼかーマジでこの秘話を知らずに彼女に普通に投票してしまっていました。
今になって思えば、件のシーンにはやっぱり只ならぬファンタスティック&マジカルな化学反応が巻き起こっていたのだろうな…。素人ナンパAVなどとはワケが違う。「ゾンビ映画のエキストラに参加しに来たはずが突然主要キャラのひとりになって脱いでカラんだ」ってこれ、まるで「俺たちの町からヒーロー(ヒロイン)が!」みたいな歓びがある!
そ、そして、、、上記の記事を読んだだけでもビックリしたのに、次の動画を観てもっとビックリしたw
切通理作さんをMCに迎えた「レイプゾンビ2&3」出演者インタビュー番組「レイプゾンビチャンネル」に件の鬼塚あみさんが出演した回
レイプゾンビチャンネル 第八回 鬼塚あみ編
…
動画を観るのめんどくせぇ!という方の為に内容のほうを簡単にまとめると
「レイプゾンビ2&3」の静岡県御殿場ロケ当日、メインキャストの女性ひとりが精神的トラブル(のちに自殺未遂)によりドタキャン。急遽エキストラ参加の女子大生に出演要請→「脱ぎ・カラみ」あるも即快諾。実はその女の子=鬼塚あみはTwitter上にてキョーレツな「ブス批判」(等)を展開し、一般女子大生でありながら多くの女子たちの支持を浴びて2,800をも超えるフォロワーを抱えるほどの影響力のある女の子なのであった。そして、「あの鬼塚が出てる(しかも脱いでる)から」「レイプソンビ」というものを観てみようという女子急増(ファン層、ワケのわからない角度から拡大)。ついでに友松監督、鬼塚にヤラせてくれそうな可愛いコを紹介してもらおうとウハウハ(たぶん本気で紹介してもらうつもりw)→「ブスは死ね!」(by鬼塚あみ)終了。
…と、そんな感じの内容のレイプゾンビチャンネルでありました(震え声)。
いやぁ…最高である。いちエキストラ参加者でしかなかった鬼塚さんが、急遽極まりない出演要請(脱ぎ・カラみあり)を二つ返事で快諾すると、これまで非常識上等のキャラで売ってきた暴君監督が「親や学校や友だちのこともあるから、よく考えて」と逆に躊躇してしまう場面を想像するだけで目頭が熱くなってしまう(笑)。そして、動画を観た方は痛感したであろうが、ここまで辛辣にブス批判を展開する女の子というのもまた珍しい。というか凄まじい。これまでいろいろな奇人・変人を相手に取材・トークをされてきたであろう百戦錬磨の切通理作さんや「持論ゴリ押しなら任せろ!」でお馴染みの友松監督が彼女の前ではタジタジになってしまっているのも頷けるw。彼女にはいつか「ブスは外に出るな!」の持論を展開し人気急上昇中(?)の坂上忍氏となんらかの形で徒党を組んでもらいたいw

それにしても、友松監督の周辺ってどうしてこういう面白いことが次々と巻き起こってしまうのだろうか。これはもう、"磁場"としか言いようがない。その引きの強さはもはや本田圭佑や新庄剛志より「持ってる」としか言いようがないレベルw。今回の話に関しては、ほとんど監督としては不可抗力というか、奇跡のような展開である。そんな、かつて映画「STACY」のトークイベントにお客として参加していた若き日の中沢健さん(現・歩く雑誌、作家、脚本家。当時一般人、童貞)に「映画より本人のほうが面白い」と言わしめた男・友松直之監督の最新作「レイプゾンビ2&3 アキバ帝国の逆襲」最速上映は、この女神・鬼塚さんも参戦される3/23テアトル新宿のオールナイトイベントにて!(「ハウルの動く城」並みに唐突&強引にまとめてしまってすいません)
友松直之という監督さんは、その超・ゴーイング・マイウェイな性格により、これまでギョーカイ内にも多くの敵を作ってきたであろうし、実際に監督の元を去っていった仲間たちも…いる(推測…いや推測じゃないしw)。しかし、不思議な事にそれにも増して監督の元には次から次へと面白すぎる人間たちが集まってくるのである。
そして今回(「レイプゾンビ2」撮影時)、友松監督に新たなる奇跡の出会いがもたらされた。
「レイプゾンビ2&3 アキバ帝国の逆襲」に出演されている鬼塚あみさん。僕は、前回の当糞ブログの記事において、本作に出演する女優さんの中で「宮村恋・冨田じゅん・佐倉萌絵」という3人の女優さんいついて「特に素晴らしい!」書かせていただいたのだが、つい先日まで行われていた「レイプゾンビ2&3アキバ帝国の逆襲 歌って踊る舞台挨拶総選挙」というAKBなんちゃらかんちゃらの真似ごとのような人気投票企画で僕は、その愛すべき御三方を差し置いて思わずその"鬼塚あみ"さんに投票してしまったw

写真提供:shinさん(ありがとぅー)
それほどまでに僕は彼女の存在にトキめいたのであるが、まさか彼女が…
少し長くなりますが、友松直之監督のブログ記事「改めて「レイプゾンビ2」前髪くん通信のまとめ。」の中から、以下のテキスト(大量コピペ)をご覧下さい。(ちなみに本記事は全編面白いのでお暇のある方は一読をお薦めします)
実際、2(レイプソンビ2)の現場でも女優がひとりトビました。
ああ、トブとは業界用語で、撮影現場をドタキャンすることですね。
撮影当日の朝、集合時間に集合場所の渋谷に来ない。予算が潤沢にある現場か、それこそ高校生映研の自主映画であれば、その日の撮影を中断して仕切り直すところですが、プロの低予算現場でそれは許されません。
ロケバスや機材、スタッフへのギャラを無駄にはできないからですね。それにこの日は50人のボランティアエキストラが参加する日でもありました。だからとりあえず女優が所属するタレント事務所の担当マネージャーに連絡を取りながら、撮影場所である静岡県御殿場市に向けて出発し、撮影をはじめるわけですね。来ない女優については、集まったエキストラの中から背格好の似た人を選んで衣装を着せてその後ろ姿を撮影しておく。女優が合流したらそのときの本人の顔を撮って編集でカットバックさせて馴染ませる。まあ多少の違和感は許容範囲です。ところが事態はそう簡単には行かない。女優と連絡が取れないと事務所マネージャーから泣き言電話が入るわけですね。ああトンだトンだ。完全にトンだ。お手上げお手上げ。後で聞いたところによるとその女優、メンタルに失調をきたして引きこもっていたようで、この数日後に自殺未遂で病院に運ばれ、現在も後遺症を抱えて療養中だとか。お大事になさって欲しいものですね。
まあね、この程度の事態は、現場のたびに毎回あることではありませんが、十年に一度の稀有なことでもない。セクシー&ヌードタレントという非常にデリケートな職業に従事する女性には、まあ、あることです。
さあ、どうするか。どうするも何も別の女優をキャスティングするしかないのですが、担当マネージャーに同じ事務所や付き合いのある事務所の女優を当たってもらいつつ、こちらもフリーの女優に電話をかけて探します。しかしながら時間は刻一刻と過ぎていく。日が沈むまでに撮影しなくてはならない場面はまだたくさんあり、都内から御殿場までの移動時間を考えるともう残された時間はいくらもありません。
はい。そこで後ろ姿の吹き替えをやってくれていたエキストラの女性を口説くわけですね。脱ぎもカラミあるけど、このまま代役をお願いできないか? ということです。
彼女、鬼塚あみは二十歳の女子大生で、ゾンビ好きの友人に誘われてエキストラ参加してくれていたのですが、こちらのオファーを快諾してそのまま代役出演となりました。撮影は予定通り続行です。ロスタイムはせいぜい30分といったところでしょうか。
…(引用ここまで)
こ、こんな映画デビュウの形があっていいのだろうか?(や、昔の東映撮影所とかだったら日常茶飯事だったのかもw)
それがどうでもいいような役ならまだしも、本編でいちばん僕の息子を男泣きさせたシーンのこの娘さんがまさかぁぁ!(笑)

いやぁ知らんかった。ぼかーマジでこの秘話を知らずに彼女に普通に投票してしまっていました。
今になって思えば、件のシーンにはやっぱり只ならぬファンタスティック&マジカルな化学反応が巻き起こっていたのだろうな…。素人ナンパAVなどとはワケが違う。「ゾンビ映画のエキストラに参加しに来たはずが突然主要キャラのひとりになって脱いでカラんだ」ってこれ、まるで「俺たちの町からヒーロー(ヒロイン)が!」みたいな歓びがある!
そ、そして、、、上記の記事を読んだだけでもビックリしたのに、次の動画を観てもっとビックリしたw
切通理作さんをMCに迎えた「レイプゾンビ2&3」出演者インタビュー番組「レイプゾンビチャンネル」に件の鬼塚あみさんが出演した回
レイプゾンビチャンネル 第八回 鬼塚あみ編
…
動画を観るのめんどくせぇ!という方の為に内容のほうを簡単にまとめると
「レイプゾンビ2&3」の静岡県御殿場ロケ当日、メインキャストの女性ひとりが精神的トラブル(のちに自殺未遂)によりドタキャン。急遽エキストラ参加の女子大生に出演要請→「脱ぎ・カラみ」あるも即快諾。実はその女の子=鬼塚あみはTwitter上にてキョーレツな「ブス批判」(等)を展開し、一般女子大生でありながら多くの女子たちの支持を浴びて2,800をも超えるフォロワーを抱えるほどの影響力のある女の子なのであった。そして、「あの鬼塚が出てる(しかも脱いでる)から」「レイプソンビ」というものを観てみようという女子急増(ファン層、ワケのわからない角度から拡大)。ついでに友松監督、鬼塚にヤラせてくれそうな可愛いコを紹介してもらおうとウハウハ(たぶん本気で紹介してもらうつもりw)→「ブスは死ね!」(by鬼塚あみ)終了。
…と、そんな感じの内容のレイプゾンビチャンネルでありました(震え声)。
いやぁ…最高である。いちエキストラ参加者でしかなかった鬼塚さんが、急遽極まりない出演要請(脱ぎ・カラみあり)を二つ返事で快諾すると、これまで非常識上等のキャラで売ってきた暴君監督が「親や学校や友だちのこともあるから、よく考えて」と逆に躊躇してしまう場面を想像するだけで目頭が熱くなってしまう(笑)。そして、動画を観た方は痛感したであろうが、ここまで辛辣にブス批判を展開する女の子というのもまた珍しい。というか凄まじい。これまでいろいろな奇人・変人を相手に取材・トークをされてきたであろう百戦錬磨の切通理作さんや「持論ゴリ押しなら任せろ!」でお馴染みの友松監督が彼女の前ではタジタジになってしまっているのも頷けるw。彼女にはいつか「ブスは外に出るな!」の持論を展開し人気急上昇中(?)の坂上忍氏となんらかの形で徒党を組んでもらいたいw

それにしても、友松監督の周辺ってどうしてこういう面白いことが次々と巻き起こってしまうのだろうか。これはもう、"磁場"としか言いようがない。その引きの強さはもはや本田圭佑や新庄剛志より「持ってる」としか言いようがないレベルw。今回の話に関しては、ほとんど監督としては不可抗力というか、奇跡のような展開である。そんな、かつて映画「STACY」のトークイベントにお客として参加していた若き日の中沢健さん(現・歩く雑誌、作家、脚本家。当時一般人、童貞)に「映画より本人のほうが面白い」と言わしめた男・友松直之監督の最新作「レイプゾンビ2&3 アキバ帝国の逆襲」最速上映は、この女神・鬼塚さんも参戦される3/23テアトル新宿のオールナイトイベントにて!(「ハウルの動く城」並みに唐突&強引にまとめてしまってすいません)