ゆり咲く山の、昆虫たち ① | ダイナランド オフィシャルブログ

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今日ものんびり営業していた、我らがダイナランドゆり園。


いっつも接頭語に「お山の」とか「高原の」とかつけていますが、

はてさてどんな位置にあるのでしょう。



お山の――、

とか言いながら実はたいしたことないんじゃない?

などと思っておられる皆様。



はい、ここにあります(google map)。

赤のしるしがしてある箇所がダイナランドの、おそらくセンターハウスのある位置だと思われます。


ベースの位置なので、983mの地点にピンが落ちていることになるでしょうか?

そして、左側に悠然と広がっているのが大日ヶ岳(1709m)です。


どうですか?

山しかないでしょう? 笑


でもって、当然こんな山の上ですので、

気候も違えば生活も違い、

生き物だって違います。



そこで今日は、ゆり園に遊びに来る昆虫たちをご紹介。


※注意※ 

・昆虫の苦手な方は閲覧注意です。

・下に行くにつれて大きくなります。

・名前はぽっちゃりが調べたものです。間違ってたらごめんなさい…。


①ウンモンテントウ



小さなテントウムシの仲間です。

エコーの鐘の柵の上で休んでいました。

テントウムシの仲間は益虫と害虫が入り乱れている気がしますが、

基本的に皆かわいいですね。



②ヘイケボタル




ゆり園から、国道に出るゲートの付近で相方を探していた蛍さん。

ゆっくりと光る明かりは夏の風物詩ですね。

蛍の光は「ルシフェリン」という物質によるもので、

電気による発光より、エネルギー効率が圧倒的に高く、

熱をほとんど発しないことから「冷光」とよばれているそうです。



③ヒメヒラタアブ



一見すると蜂のようにも見えますが、

ハナアブの仲間で、刺したり咬んだりしない穏やかな連中。

指を出したりすると、この通り簡単にとまってくれる可愛い奴らで、

ぽっちゃりお気に入りの仲間です。

普段は花の蜜や花粉を食べているみたいですね。

花の周りでホバリングしている姿をよく見かけます。

写真は山頂のリフト小屋にて。



④スジクワガタ



夏の昆虫といえばクワガタです。

小さいころに飼っていたことがだれでもあるはず。

このクワガタの顎や体の大きさは、同じ種類でも個体によって大きな違いがあります。

実は、クワガタの体の大きさはさなぎの時点でほぼ決まってしまうそうで、

幼虫の頃に大きく育って、大きなさなぎになれた個体ほど、立派なクワガタムシになるのですね。


⑤カブトムシ(メス)


クワガタの次といえばカブトムシ、ということで、

いきなり大きくなってしまいましたがカブトムシさんの登場です。

立派な大きさのメスですね。

実は、カブトムシとクワガタの決定的な違いとして、角のほかに寿命があります。

クワガタの中には越冬し、次の年の夏また動き回る種もいるのですが、

カブトムシは(成虫後)必ず2、3ヶ月で死んでしまいます。

(ノコギリクワガタなど、寿命の短いクワガタもいます)

オオクワガタなどになると、4~5年生きるものもいるようで、

そのあたりも市場価格の違いに影響しているのかもしれません。



⑥ムシヒキアブ



この写真はぽっちゃりのお気に入りの1枚。

白いゆりの花の上で、お食事中のムシヒキアブです。

食べられているのはセマダラコガネさんですね。


突然ですが、

「強い昆虫」というと、みなさんは何を想像するでしょうか?

固い外骨格に覆われた「カブトムシ」や「クワガタ」、

強靭な顎と強力な毒をもつ「スズメバチ」、

超戦闘派なフォルムの「カマキリ」など

群雄割拠の昆虫界ですが、

ぽっちゃりはこの「ムシヒキアブ」を推したいと思います。

それこそ強い角や顎や毒なんて持ち合わせていませんが、

それでも昆虫界屈指のハンターなのです。


上の写真も、

空を飛んでいたコガネムシをサッと捕まえた姿に驚いて、

後を付けて撮影したもの。

日本の昆虫界広しといえども、

空飛ぶ虫を拉致してしまう昆虫はトンボとこれらくらいではないでしょうか。

なんでもあの「ハエ」すら捕まえてしまうというのだから驚きです。


ずば抜けた飛行能力

獲物をがっちりとつかんで離さない強靭で機能的な足

甲虫すら餌にしてしまう獰猛さと鋭い口吻


人間視点からするとさして恐ろしくもない虫ですが、

こと昆虫から見ると、最恐の相手かもしれません。





(申し訳程度のゆりアピール)


というわけで、ゆり園とその周辺に出没する昆虫たちでした。

明日も続く……かも?


「ゆり」そっちのけで虫を語らう。

小学生時代は昆虫博士 ぽっちゃり ちゃんこ主任でした。