お母さん:40代なかば/来週から働く

赤ちゃん:小6/小1から不登校/AS診断あり/裁縫大好き/中学受験撤収

お父さん:省エネモードのリーマン

 

 

 

11月から書き始めて、やっとアップ。

 

これまでの中学受験のことを振り返ると、言葉にするのが難しくて、なかなか進まなかった。

 

やっと私の気持ちに区切りがついて、書けた感じ。

 

そして長い・・・

 

 

 

不登校から抜け出すために、自分が行きたい中学校に行く、という気持ちでがんばってきた受験勉強。

 

小5の秋に、人生に疲れて、塾に通えなくなって、しばらく勉強しなかった。

下差し

 

 

塾に通わないけど、解約する話を持ち出すこともできなかった。

 

「受験どうする?」、と聞くこともできない状態だった。

 

年が明けて初詣に行くと、絵馬に「〇〇中学に合格する」、と書いていたので、そこで娘の気持ちを確認した。

 

第一志望にしてきたところだ。

 

夫が、オンラインで受験勉強ができるところを探してきて、娘にどうか聞いてみると、「それならやる」となった。

 

塾は解約して、中学受験の区切りの2月から、オンラインで勉強を再開した。

 

ひとりで勉強するのは大変だろうと思い、家庭教師も契約した。

 

3月から、先生は、週一で来てくれることになった。

 

土曜にテストがあるオンラインコースだったので、そのテストの予習や復習を先生に見てもらった。

 

 

小6になって、5月ごろから、様子が変わってきた。

 

先生が家に来て、私が玄関にお出迎えに向かうと、娘は自分の部屋に行って、勉強机があるリビングに出てこない。滝汗

 

不登校を経験している私としては、無理やり「部屋から出なさい!勉強しなさい!」とは言わず、私が、先生からフィードバックを受けたり、雑談したりしていた。

 

2~3週間、そんなことが続いたので、これは、何かあるな、と感じた。

 

先生の授業は受けなくても、土曜のテストは、何とか受けていたかな。

 

もう、私が先生と雑談しても、間が持たないので、前日にキャンセルのメールをする日々がここからスタートした。

 

赤ちゃん「勉強に疲れた」

 

と言っていた。

 

疲れたなら、休憩しよう、と言うことになった。

 

先生のご提案は、今の勉強は、どの志望校にも対応できる内容になっているので、志望校によっては、必要のない範囲も勉強している。

 

志望校に合わせた学習に切り替えることもできる、とのことだった。

 

 

7月の中旬、ふと、娘がつぶやいた。

 

赤ちゃん「今のメンタルで、○○(第一志望の中学校)は無理だ。●●(第二志望)にする。勉強しなきゃ。」

 

娘が言い出すのを待ったのが、よかったのかどうか。

 

●●なら、模試でA判定が出続けていたから、堅いな、と私は思った。

 

それにしても、小学生で、自分のメンタルと向き合ってるのって、壮絶だ。

 

勉強していない間も、ずっと受験のことを考えていたんだと思う。

 

そして、8月から、勉強を再開することになった。

 

8,9,10,11,12,1月。

 

2月1日まで、ちょうどあと半年と言うタイミング。

 

 

先生のアドバイスで、8月から、志望校の過去問に取り組み始めた。

 

私は、問題文や解答用紙をコピーして、裏方に徹する。

 

赤ちゃん「ミスドで勉強する」

 

と言うので、朝8時ぐらいから、ミスドで過去問に取り組む日もあった。ピンクドーナツドーナツ

 

ほんとにがんばった。

 

えらいよ。

 

えらすぎる。

 

 

9月になって、勉強が辛そうな様子になってきた。

 

赤ちゃん「勉強しないといけないのは分かってるけど、したくない」

 

そっかー。

 

OK。

 

受験勉強が手につかなくなったのは、これで4回目。

 

 

 

1回目:

小3の時に通い始めたN塾は、「学校みたいな感じがする」と言って、通えなくなった。

 

2回目:

小5の秋、人生に疲れてY塾に通えなくなった。

 

3回目:

小6の5月「勉強に疲れた」と言って、勉強が手につかなくなった。

 

 

 

もうやめよう、と思った。

 

もう十分がんばった。

 

これは、親がストップをかけるタイミングだと思った。

 

お父さん夫は、そうは思わない感じだったと思う。)

 

でも、娘の様子を見ていて、「もうやめよう」と声をかけることができず、毎週、前日に家庭教師の先生にキャンセルの連絡を入れる日々が続いた。

 

 

 

9月末、かかりつけの児童精神科に行く用事があって、最近の出来事と、困りごとを事前に書き出した。

 

こんなことを言っていた。

 

「受験をやるかどうか分からない」

 

「勉強をやる気が起きない」

 

「勉強、大っ嫌い」

 

そして、娘は宣言した。

 

赤ちゃん「勉強しない」

 

 

 

10月末になって、娘がつぶやいた。

 

赤ちゃん「受験は諦めた」

 

うん。

 

OK。

 

結局、本人が撤退宣言をするところまで待ってしまった。

 

家庭教師の先生の解約をしたいので、娘にこう言ってみた。

 

お母さん「また、お願いしたいときに、お願いしよう」

 

娘も承諾してくれた。

 

5,6,7,9,10月と、ずっとキャンセルしてきたけど、やっと解約した。

 

締め日に間に合わず、11月まで月謝を払うことに。

 

 

時系列が、前後するけど、10月なかば、解約を伝える前に、先生にメールでこんなことを仰って頂いていた。

 

「偏差値帯を下げれば12月や1月から頑張る形でも受かるところはございます」

 

えっっっ!?ポーン

 

もはや、偏差値って何?って感じ。

 

 

 

これまで、がんばって、苦しい時もありながら積み上げた学力が、通用するところはあるのか。

 

娘ががんばったことが、認めてもらえた気がした。

 

悔いなく、中学受験を撤退することができた。(私は)

 

 

今、娘は、裁縫が大好きで、高校は、服飾系の高専に行きたいみたい。

 

高校は、娘が探した。

 

すごすぎる。

 

えらいよ。

 

学校の勉強は全くしないけど、自分で本を読んだり、ネットで調べたりして、裁縫を学んでる。

 

裁縫のことで頭がいっぱいで、脳内はとても忙しい様子。