ご縁ってのは本当にあると思う。
K君の葬儀の時に、Kと仲良かった人とも久しぶりに会って話した。
あいつ、ずっとカーニには誰とも付き合って欲しくないっていってたんだよ。
カーニには結婚して欲しくないって。
え?そんな事言ってたんだ、
そんなの知らなかった。でも普通に結婚はしたいよね。
あいつチャラチャラしてたけど、カーニのことだけはずっと好きだったから。初恋君と付き合っている頃からずっと言ってた。
そうだったんだ。
私は何も知らなかった。3人で遊んだ時もそうだったのか?嫌な気持ちになったりしたのか?
初恋君はどうだったのか?
葬儀の日は初恋君もきていた。
別れてから久しぶりに見る初恋君。
ちょっと話したい。
帰りのグループは違ったけど帰りの時間はにていた。電車が一緒になったら話せるかも。と、初恋君を追いかけるように友だちと電車に飛び乗った。
乗った電車は、まさかの間違いで家とは反対方面。
あっちも気づいた。
お互い電車の中で窓に映った相手を見ながら、反対に向かって動いて小さくなっていく…。
そんなすれ違いが多くあって、いつしか本当に遠くなって行った。
その頃夫と出会った。
夫と私はきっと縁があるのだなぁって思ったのはまず、夫とK君は同じ誕生日だったこと。
おんなじ年のおんなじ日に生まれていた。
そして家族構成が同じで、夫自体出会った頃から私に絡んできたこと。
夫と付き合ってしばらくしたある時、夫にK君の話をしたら、いつかお墓参りに行ってみたいと言われた。
大学2年の夏に夫とK君のお墓参りに行く事になった。
でもその日はまさかの台風直撃
強行突破雨天決行。
台風の中お墓参りをしていたら不思議な事が起こった。