エレキギターのサウンドは、アンプ7割、ギター本体2割、テクニック1割などとよく言われています。
自分としては、その場所に常備しているアンプサウンドを楽しみたいという気持ちがあって、特に、持ち込みでやりたいとか、自宅練習用でアンプを欲しいという気持ちはありませんでした。
自宅練習だったら今はアンプシミュレーターが凄いので、ヘッドフォン越しにそういう世界を知った方が自分の演奏のアラも見やすいので練習という意味では意味があると思っていました。
でもやっぱり生のフェンダーアンプは気持ちいいですね〜!
同じ12インチ一発のスピーカーなのに、いつものVOX VT80と、ここまで違うのかと、、、、
自分としてはスピーカーサイズが結構音の最終的なところを決めるのかと思っていたのですが、そうとも限らないようですね。
当然VT80なんて2〜3万の安物だし、Hot rod deluxe Ⅲは10万以上するリアルな真空管アンプだから全然違うのは分かるのですが、スピーカーサイズによる、特に低音域の余裕みたいなのは、そこまで変わらないかなと思っていて、試したら全然違ったのでいい勉強になりました。
もう一つ試奏したPathfinder10、これはある意味問題作かと思いましたね〜。
そして、音がいいんですよね〜。音の良さというのも、色々な種類があると思います。Pathfinder10は余計な高音域や低音域を出さず、美味しい中音域だけを出してくれて、聴きやすいというか、上手くなったような錯覚をさせてくれます笑
Pathfinder10を弾いた直後にHot rod deluxe Ⅲを弾くと、音はこっちの方がいいのに、Pathfinder10の方が楽だったなんて思いました。
そんなわけでPathfinder10は結構ごまかしてくれるので、それに慣れてしまうと、本格的な、、、例えばツインリバーブとか、ポリトーンを弾いた時に上手く出来ないような気がしました。
ただ、そういう本格路線を避けて、Pathfinder10を常に携帯し、音量が足りないならマイクで拾ってもらうとか、そういうチープ路線にこだわるのもカッコいいですよね!
その場にあるアンプで俺は対処するぜ!というのもカッコいい。
最高のツインリバーブを常に持ち込むぜ!というのもカッコいいと思います。
カッコいいというか、アンプ選択にしろ曲選択にしろ、はっきり自分の好みやできる範囲を知っていて、それを人にちゃんと伝えられて理解してもらえる、、、、いわゆるコミュニケーション能力(笑)ですかね、月並みながら、そういった部分も大切なのかなと思いました。