「雷ヶ丘に雪が降る」(櫛名姐さん編)
今回、東京組が大阪に入ったのが30日ですか?
初日1日からですか?
え?え?え?ってなった年度の終わり
そりゃー無理だって(ばっさり)
ということで東京組と大阪組、出来の差はしょうが…しょうが…なくはないんだよ、そこの君!!!!!!!
そんな中、女性陣の中で燦然と輝きまくっておりました櫛名姐さん
【 櫛名(くしな) 】 クシダ杏沙
ハグしていただく時間は至福の時でございましたよ
当方イケメン好きです、大好きです、たしかにそう
でもそれよりもその世界に連れて行ってくれる役者が好き
終わった後もその人の人生を考えてしまうようなバックボーンを見せてくれる人が好き
その筆頭が彼の君です
でも今回彼の君が東京から出来が良かったんで
しかも大阪でも問題が全くなかったんで
…いや、1個あった、彼の君の最後のシーン、羽生くん出てきてた
…いや、四郎だったか
…とりあえず腕を広げないバージョンが好きでした(今更)
…大楽前に皆にすり込んでごめんなさい
まあそういう出来だったんで彼の君が舞台からかもし出す情報で満足して
想像の羽は違う方に飛んでいった
そう、櫛名姐さん
まずね
死者を呼び戻すという凄い技を持ちながら
この人、自分を守るすべを何ひとつ持っていないんです
自分のための能力は何一つ持ち合わせていない
死者をよみがえらせる能力持った娘が幸せな少女時代おくれているわけがない
そう思った時に、いやこれもう一人の「初花」なんじゃないかと思った次第でございます
今作の初花、そりゃーもう能天気に生きているじゃありませんか、同じ能力者なのに
守られて愛されて
「初花は言い出したらきかない」っていつも自分を通して
そうだ、そこも気になってたんだ
初花が勝手に風になびく旗を探しにいったせいであずみが危ない目にあっても
自分が雷切に頼もうって言い出したせいで何人もの人が死んでも
「私のせいで」って言いながら、ちっとも本当にそう思っているように見えなかったから
「ごめんね、私のせいで」って言えばいつも皆が「そんなことない」って言ってくれる
そう思ってるように見えたから
…また話がそれた
姐さんです
彼女の能力、大事な人が死んで「帰ってきて」って望んでしまったら戻ってくるんです
ただし「鬼」として
大事な人が死んだ時、それを望まないことができるだろうか
それは「否」です
一瞬でもそれを望んで…その村ひとつ滅ぼしてしまったとしたら
もうその子の住める村なんてどこにもありはしませんよ
大事な人を作らないこと
戻ってきてって思う人を作らないこと
そうしないと大変なことになる
でもその能力しかもたない子はどうしたらいいんでしょう
やっと見つけた居場所が、その能力を「良し」とする道雪の元だった
偽道雪と本物道雪、あきらかに声音が違う
その人の望む自分に瞬時になることで生きてきた女の匂いがしました
なんかAxleの「玉梓」を思い出したりもした、そんな櫛名姐さんでありましたよ
西と東の道雪、そして羅刹のお世話お疲れ様でした(爆)
道雪が客にセクハラした時も
遊女が壁にぶち当たった時も
羅刹がきびだんご喉につまらせた時も
あなたでなければ収拾つかなかったと思います
出会えてよかった女優さんがまたひとり増えました
「雷ヶ丘に雪が降る」(大阪ファム・ファタルその2)
さて…ここが本来は肝心要の雷切・初花コンビです
東京でもラブのラの字もなかったので、こちらは年上だからダメというわけでもないらしい(爆)
大阪初見の友達が初花のことをこぞって「計算高い」「風神くんをキープしてる」とか言うんで
…そりゃいかん、この手のストーリーでヒロイン、そういうイメージではいかん
前に大尊敬申し上げる演出家さんが
「ヒロインというのはその子の笑顔だけで30分もたせられる女を言う」とかおっしゃってて
その時、その方が選んだヒロインというのは
セリフを言われると「ひゃーーーーーーー!!!!」って思い
殺陣をやられると「ひゃーーーーーーー!!!!」って思い
だけどその子が笑うと華が咲いた
ああこの笑顔が欲しかったのかと…ちょっぴりセリフや殺陣の分、おぎなわれたような気がした
しかしながらそんな子はそうはいません
いや、東京・大阪、どちらも愛らしいお顔立ちだということは知ってます
でも「圧倒的」ではない場合、それはもう「共感」してもらうしかないと思う(逃げ道逃げ道)
私が初花苦手に感じたのは「守られていることが当たり前」な顔していたからです
うん、たしかに今まで観たお芝居、この手のヒロインは無条件に愛される
荒くれ剣士なんかも一目で恋に落ちる
だからお前達、この三角形出てきたらそう思い込めよと言われてもなー
なぜ初花は守られて当たり前なんだろうか?
まてまて本当にそうか?
考えてみて下さい
初花の手にふれたら心を読まれてしまうんですよ
雷村の村人達はそりゃー良い人達です
でもです…心が読まれてしまうとわかっていれば、そこはそれ、腕だの肩だのには手をかけても
手にはふれないと思うんですよ
村人全員が初花の能力を知っている場合、たぶん初花10年は誰とも…偶然でもない限り、手にふれてないはず
「この人大丈夫?」的な、初花の秘密を知らない人用に使われたりしたことはあるかもだけれどね
この先、この能力がある限り、初花、恋をすることだってできません
だって誰も心が読まれてしまう娘を嫁にしようとは思わないもの
他の人のように表情を読み取ることもできないから
だから顔をさわってみるんです
他の人のように景色を見ることはできないから
だからあなたの見る世界はどんなですかと聞いてみるんです
風神に対するその2つの質問は初花の「いつも」の質問であってほしいんです
だって彼女の目の前はいつも漆黒なのだもの
あなたの見えているものを、せめて教えてもらえませんかと言って、なぜいけない?
うん、初花は風神に気をもたせてはいけない
いつもは手をつないだら押し寄せてくる感情
風神に手を取られて「ぎゅっと握るから手が痛い、感情があふれてきて胸が苦しい」
あれ本当に苦しいんだと思うんだ
彼女の小さなキャパシティにいつもあふれかえってしまう他人の感情
でもきっと雷切の感情は流れ込んではこなかった
たぶん彼女の方が一歩進んでのぞきこまなければ見えないほどの
誰も斬りたくない、誰も殺したくない
…うずくまるような雷切の感情
その瞬間にこの孤独な少女は恋をしてはダメでしょうか?
道雪の館でも、弱虫助けにきて、弱虫助けにきてって何度も何度も心の中で呼んだんです
でも助けになんかきてくれるわけない
風神のことなど思い出しもしなかった
なのに弱虫きてくれるんだもの
「どうして助けにきてくれたの?」って期待しちゃダメですか?
別れる時に毎回「弱虫、死ぬなよ」って確認しちゃダメですか?
だって彼は本当は斬りたくないんだもん、殺したくないんだもん
望むのはそれだけです、「弱虫、死ぬなよ」
目なんか見えなくても良かった、雷切が生きていてくれればそれでよかったのに
…そんな初花だったら好きだったかもなーとか
うん、逃げ道逃げ道
<追記>
普通に考えて
「女子供も殺すって言うよ」な山賊に「村守って」って頼もうなんて思わない
できれば近づきたくないけれど、それでも勘平さんが雷ヶ丘に赴くのは、それだけ初花の心を読む能力、疑いようがないってことだ
てかなぜ勘平さんが先に行ったんだ?
流河が先に行って、勘平さんが初花の手を引けばよかったのに
…というのは置いておいて
ただ単に初花は雷切に会いたかっただけなんじゃないだろうか
「その声は弱虫?」
「誰が弱虫だ!!!!」
「じゃあ私の頼みを聞いて」
ほら、会話が成り立つ
人がひた隠しにする秘密を声高に叫んでその人の気を引くのは小娘にしか許されない暴挙だ
ただ単にもう1度会いたかった
1度じゃない、何度も何度も会いたくなった
雷切が村を守るということは、雷切が村に来るということだ
しかし、おい待て初花
あなたはただひとり、雷切の「誰も傷つけたくない、殺したくない」という心の声を聞いた女だ
なのにその男に数万の敵と戦え、そいつらを殺せと言うのだね
そんな残酷、初めての恋におぼれてる小娘にしかできないよ
でもね、初花
この男達は今まさに雷ヶ丘を捨てて大海原に出ようと思っている男達なんだ
いやきっと遊児の仇討ちのために道雪狙うだろうけれども
長年の友のために道雪だけ討ちゃいいってのと
昨日初めて会ったばかりの娘のために、これから未来永劫、大名と戦って村守れってのと
どっちがどんだけ無茶なのかっていうの、私が忘れるような「恋」を
再々演ではお願いしたいものでございます
「雷ヶ丘に雪が降る」(大阪ファム・ファタルその1)
Rooterは通常ほんまもんの女性はでてきませんが(毎回出られても困るからやめてね)
今回私好みの女優陣が多くて眼福でございました
…というか、いつも言ってるけど女優は出たとこ勝負なのでその時がんばってくれないと名前も顔も憶えられません、よろしゅうに
東京感想では雨夜さん書きまして
大阪で一番印象深かった櫛名については後述するとして
今回、私が思うに「ファム・ファタル」と認識した(というかしないと話が成立しない)のは3組
前述の大地にとっての佐保
天陽にとっての雨夜
雷切にとっての初花
…大阪、どれも違った!!!!
いや、雷切・初花は東京から違っていたからえれーことだと思っていましたが
天陽、大地、お前達もかーーー???????みたいな
【 海原天陽(うなばらてんよう)<海神> 】 風太
【 雨夜 】 西岡裕子
年上女はダメですかーーーーー??????(爆)
ラブのラの字もなかった金曜、ぶちぶちぶち
でも土曜からはちょっとずつ見えてきてはいたんですよ
天陽は最後の最後に「俺の船に乗れ!!」って言ってたし
裕子さんは涙ながらのセリフだったし
…セリフ…セリフだよ…
セリフの時は音量落とせ、そこの音響ーーーー!!!!!!!!
西岡さんのセリフ、非常に聞き取りやすいはずなんです
だけどバックの音量大きすぎて聞き取れない
それとですね、風太さんのお芝居大好きですが
女優と組む時は女優の顔を綺麗にみせてあげようね
その髪のつかみ方はね、風太さんはかっこよく見えるんだけど
西岡さんの表情が見えにくいの
あとですね
お前いい女だな…はきゅぅぅぅぅぅぅんセリフですが
お前「も」いい女だな…はアウトーーー!!!ですよ
次回気をつけましょう