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ダイナミックオーディオ 大好きな音楽のブログ

オーディオ専門店 ダイナミックオーディオ5555 のブログです



2015年を終えて2016年が始まりました。
年末年始はお店もお休み、自宅で好き勝手に音楽三昧。

今年のお正月は過ごしやすくて、吹く風に背中を丸めるようなこともありませでしたね。
そして、嬉しかったのはこれでもかというくらいに澄んだ青い空。窓のカーテンを開けて、そこから見える限りの空の端まで眺めている時間がどれだけ幸せなことかと、そんなことに気づくのも毎日にはなかなかなくて、嬉しい反面、ちょっと残念でもあったり。

ベートーベンのピアノソナタでは第31番。
深遠の一言、その音の運びは第一楽章だけでも心奪われるほど。
どこまでも続く雲ひとつない青空に吸い込まれていくようです。

柴田

Beethoven Piano Sonata No.31 Op.110 / Alfred Brendel


今まで4回行ってきた「Blue Note Session」という試聴会への選曲リストへも入れていたBennie Green では1500番台の最後を飾る BLP1599 / Soul Stirrn' がダントツということになるのですが、ここではPrestige盤をご紹介。「クセモノ」という部類にはそれぞれ分け方があるのかもしれませんが私的クセモノリストでは相当に上位に挙がる方ということで、あげくにこちらは洒落っ気もあったりします。

柴田

Walking Down / Bennie Green (PRLP 7049)


ローラ・ムヴーラはイギリス、バーミンガム出身。
2013年に「Sing To The Moon」をファーストアルバムとして、そのアルバム曲をアビーロードスタジオにてオランダのメトロポールオーケストラと最録音したのがこの1枚。1stでの頭にひとつひとつ置いていくような言葉と音の進み方は「father father」を聴くとよく感じます。そのシンプルな世界とは逆にオーケストラをバックに歌い上げる同曲もまた見事で、時間が経っても埋もれることのない一人だと思います。ぜひ1stを聴いてから、このアルバムを。

柴田

Laura Mvula with Metropole Orkest.


マラソン試聴会や先日のフロアー試聴会でも再生した1枚、
スペイン南部セビリアでの2012年録音、リュートによる深みと独特なリズムに編曲されているものの、聴き始めるとむしろ馴染みの良いことに気づきます。撥弦楽器の表現の高さは、さすがにスペインたるところなのでしょうか。瑞々しい音の連なりは、是非ハイレゾ再生にて。

柴田

Bach Sonata BWV1001 & Partita BWV 1004 / Miguel Rincon


「史上最強のサイドマン」、の1人だと思ってます。
パッと思い浮かべてもその業績はずらずらと並べられますが、「凄い」ではなく「渋い」というのが勝手に共感を生んでしまうのは個人的に「そういうひとが好き」なだけです。ここでチェロを弾くワトキンスはリーダー作でありながらバッチリその「サイド」感を残しつつ、むちゃくちゃ「渋い」ことを魅せながら至る所でファンキーであり、そうです、一言ではっきり言えばものすごく格好いいんです。今ふたたび新たな評価を見出したユセフのフルート(だったりオーボエ)もそうか、この日、この時のためだったのか、と思わせるような妙な納得感。Andre's Bag を聴けばそのイントロからは僕たち日本でいうところの演歌の心ともいうべき哀しきメロディーが一音一音、わざわざ心を打ち、ハンフリーのドラムが入ってくるまでそれとは気付かせないほどの深みに嵌め込まれます。当たり前の表現しかできないのですが、ハンバーグ定食やしょうが焼き定食の脇にあるポテトサラダが箸休めだと思って食べた時の、その美味さに大きな衝撃が走る瞬間の喜びがこの1枚には同じくらい潜んでいる、こんな人を愛おしく思わずにはいられない、と勝手にそう思っています。

柴田

Soulnik / Doug Watkins (New Jazz 8238)


先週3Fフロアーでは試聴会を行いました。
「Blue Note Session ~vol.4~」と題してブルーノートからの選曲として今回で4回目、個人的にはこうやって続けている事もあって前回よりもグッと楽しめた気がします。この試聴会をお知らせしてからの数週間は特にブルーノートを聴き込む事になりますが、聴いてるのか探してるのか分からなくなるくらい四六時中聴いているのにそれすらも楽しくなって感覚が麻痺してきます。その最終日が試聴会当日となって、終わるとやはりしばらくはブルーノートは聴かなくてもいいかなぁ、と思いながら「えぇっと、1580番ってJohnny Griffinの~」とか言いながら無意識に再生してたりして困ります。そんな日から少し経つと若干落ち着いてくるので、こういう1枚は妙に馴染み良く聴こえてきます。ブルーノートと同じくヴァンゲルダースタジオでの録音、Prestige もまた良作揃いなのです。

When Farmer Met Gryce / Prestige 7085


「菅原 正二監修 ~カウント・ベイシー・ルーレット・コレクション~」

の、24枚を手元に並べ悦に入ってます。
レコードもいくつかあるのでルーレット時代の素晴らしさは少しだけ分かっているつもり。でもライナー冒頭のコラムを読んでしまうと「つもり」だったのがよく分かって挙句にニヤニヤしてしまいます。英文訳も続いていてとっても楽しい、というか楽しすぎる。A1タイトル曲、イントロのベイシーのピアノが一撃必殺なのは当然としても、リマスタリングまで監修して頂いて、なんだか最高なのがもっと最高になってるんですけど!!


Easin' It / Count Basie Orchestra
第39回マラソン試聴会は今年も沢山のお客様にご来店いただき、無事に終了することができました。ご参加いただいた皆様。誠にありがとうございました。

ダイナミックオーディオ企画室の佐藤でございます。

今回は、初日一番手のプレゼンターをつとめたトレードセンター店長”厚木繁伸”の当日の選曲から一曲ご紹介させていただきます。

LINN【Klimax DS/2】→MarkLevinson【No.52】【No.532】→JBL【DD67000】
という組み合わせから再生されたのは

Illinois Jacquet / Swing's The Thing
illinois

より”Harlem Nocturne”。

探偵マイク・ハマーシリーズのテーマソングとしても知られている、夜を煮詰めて一滴の雫としてこぼすような、いかがわしく、妖しく、少しだけ寂しげな曲です。
Illinois Jacquetのテナーサックスは出だしから濃厚なエロスを感じさせるものですが、
それが、とても人間の肺から放たれた空気が作り出しているとは思えない、もっとずっと巨大なホ乳類の溜め息のようなビックサウンドであることに驚かされます。
曲の構造や、それを通じて音楽から想像される情景、さらには演奏家の超人的な生物感に圧倒されるのも、生身の人間の肉体が作り上げたジャズサウンドならではの大きな楽しみのひとつですね。


昨日の続きです。

この時にRoy Ayers のHe's Coming でしたので、その際に話にあった60年代のRoy Ayers参加作を。Curtis Amy はこの時代のRoy Ayers (この時はRon Ayesという名前で演ってます)をしっかりフックアップしていて、三管の中でも良い仕事、濃口もあって大好きです。とにかくど渋なワルツA2のLiberia 。

Way Down / Curtis Amy


昨日からの続きです。

昨日のRoy Ayers からぐるっと60年代諸作を聴いていたらブルーノートへ手が回りました。ブルーノートには「異色作」と言われる録音がいくつかあって、実はそれこそがブルーノート色の大きな要素になっているわけで、当時リアルタイムで聴いていた人の中にはすぐには受け入れ難いものもあったはずですが。そんな中でこの一枚も異色と言っていいかもしれません、Dexter Gordon / Our Man in Paris のようにパリでの録音もありますがフランシスウルフがわざわざ渡欧してギリギリセーフ。今作はそれも無しということで、でも成立しちゃうことで、これもまたブルーノートがブルーノートたるところ。このタッグはその後Jimmy Woode (b) を加えて、この1枚を皮切りにビックバンド所帯として数々の録音を残しますが、そのスタートがブルーノートっていうのが何ともいいじゃないですか。Dusko Gojkovicなんかも吹いてて、こういう1枚がフラッと4000番台に入ってるから気が抜けないんですよ。

柴田

The Golden 8 / Kenny Clarke Francy Boland and Company (BLP4092)