一生忘れない。私の野犬の友、メリー。終。 | アラフィフ主婦、乳がん治療中と、日常の備忘録☺️

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2014年から乳がん闘病中、只今ステージ4!
これまで5回の手術と放射線治療、2018年には抗がん剤EC療法、のあと、服薬はコロコロ変わって、現在右脇下リンパ、骨転移の放射線治療を経て、抗がん剤ハラヴェン中。
九州出身、神奈川在住です。

…続きです。


長々と引きずり、申し訳ありません、今日で終わらせたいと思います😌

(思い出はまだまだありますが😅)


私はメリーの事を気にしながら売店に立っていました。


しかし、まだお客様が引かないうちに、駐車場の方をふと見ると、なんの事はない、メリーが既に山から降りて、駐車場の隅にいました音譜


はあー、良かった😃


私は一気に心がすーっとして、メリーの所に行きました。

メリーの表情はいつもと変わらず、優しかったです☺️


「ごめんね、メリー。」


それからは、相変わらず、表に立とうとするメリーと格闘していましたが、日を追うごとにマダニも段々と取れていきました。

「お母さん、薬かなんか塗った?」

と母に聞いたら、「勝手に取れたよ自分で足でかいたりしてたからじゃない?」

と、大雑把です😅


顔の小さいマダニはピンセットで首を鷲掴みにして取ってあげました😆


綺麗な体になって、また、看板犬に戻りました☺️


夕方になると、浜に下ってお話タイム✨

一緒に座って海を眺めたり、散歩したりしてました☺️


夏が終わり、私は秋に次男を出産、実家に一ヶ月以上いました🥳

長男と年子(ギリ2学年離れてます)だったので、めちゃめちゃ忙しくなり、しばらくはメリーと、遠ざかっていました。


その間、父は山に行き、メリーのお世話をしていましたが…。


ある日、父が山から帰って来て…

「メリーが亡くなったよ。」


メリーは、多分、夕〜夜の間にマムシに足を噛みつかれた様でした。

朝からメリーがいないし、呼んでも姿を現わさないので、父が変だなと思い、山に探しに行ったら、足を噛みつかれていて、全身、そして顔までぱんぱんに腫れていたそうです。

元々そこまで体は大きくなかったので、毒の回るのも早かったのでしょうか。


野生は厳しいです。

雨、風、猛暑、極寒、蛇、猪、他の野犬グループとの争い、毒虫、毒植物…


とにかく、虫の息か、もう亡くなっていたか、そのあたりは曖昧です。

既に手遅れだったようでした…。

そしてマムシに噛まれて亡くなるという、あっけない、そんな理由で亡くなった事に何だか少し、苛立ちを感じました。

でも、相当、痛く、苦しんだと思います。

それを思うと、とてもいたたまれず、悔しかったです。


私はとにかく息子たちに手がかかり、思うように動きが取れず、頭の中ではメリーの事も考えてはいましたが、涙は出ませんでした。

随分、日が経ってからからメリーが埋葬されている所に行きました。


うちの山の中間あたりの海が見える、見晴らしのいい所に、代々うちが飼っていたワンコや、ニャンコ達のお墓があります。

(↓実際の風景です☺️ググったら出てきました😅)

そのそばに、メリーのお墓も作り、綺麗な布に包んで、土をかぶせ、埋葬してありました。

そして私はドッグフードや、お花を捧げました。

そこでも何故か、神聖な気持ちになり、涙は出ませんでした。


それから何故が一人になりたくて、車を運転して、買い物に行く用事を作り、スーパーに向かう途中に、色んな事を思い出し、涙がどんどん溢れて来ました。


メリー、何年も一緒に過ごしてくれて、ありがとう。

いつかまた会いたいです☺️

でももう、生まれ変わってるかもしれないね✨」


メリーから教えてもらったことはたくさんあるのに、今では何ひとつ活かせてないです。


自分の群れを守り、食べさせていく責任感の為に我が身のみで人間に近づく勇気。

人間と上手く付き合い、居場所を確保する知恵。

保健所送りを人間により回避させる人望。

自分の子どもさえも人間に託すことができた。

そして人間との友情。


私は何ひとつ、野犬のメリーに勝っていません。


たこ焼き屋のおっちゃん(違った意味で人生経験豊富な方😅)が、犬の皮を被った人間と言ってたなあ☺️


メリーの仲間は暫くは居たので、ご飯だけお世話していたのですが、いつの間にか全く居なくなりました。


メリー以外はまず、人には近寄りません。


それに、山の殆どを市町村に買い上げられ、いろんな施設ができ、ますます綺麗に整備され、住む場所が、無くなったからだと思います。


でも、さらに奥の方で元気に、生活していたと信じています☺️



ワクチン2回目やったのでまた外食でした😆