こどもの心の発達には父親の役割が大きいと。
そして、子どもの心のコーチになろうと親自身が努力しようとすることで、
夫婦仲もよくなっていくだろうというのは、励みになった。
アメリカの親は子どもに権威的でない人が多い。公園で遊んでいる子どもを見ていると、小さな大人にすら見えてくるくらい彼らの意志は尊重され、気持が聞かれ、問題解決に至る選択肢の提示と吟味をしている場面に出会う。それも自然に。それは文化の違いだと思っていたけど、どうやらそれは、研究結果を子育てに還元する速さの違いではないかと思わされた。アメリカも権威主義的な子育てが主流だったが、「39 親たちが権威主義から離れ、打てば響くような親像に近づきつつある背景には、子どもの心理や家族の社会行動に関する理解が、この二十五年間に飛躍的にふかまったことがあげられよう。」とあったため。原発の事故など、科学の限界が見ててきている今、科学的な研究結果が社会に速やかに還元される仕組みはちょっと怖い気もするけど、アカデミックな研究に庶民でもアクセスしやすい状況にあるのは、いいことだと思う。
・・・・
214 「良い親になるための道は、よい夫婦関係を創る道でもある」
28 父親が子どもの心の動きを把握していて、問題解決に手を貸そうとするとき、その子は学校でよくできる生徒になり、協調性にとむようになる。それとは対照的に、厳しく、批判的で、家を顧みない、子どもの気持に疎いパパの場合には、子どもに深刻な悪影響がおよぶ可能性がある。(研究結果をみる限り、父親の影響が、その良し悪しにかかわらず、母親の影響よりもっと極端に現れる傾向があ)
18 親業をキチンとこなすためには、いくら知力があってもだめなのだ。(略)親としてよい子育てをするには、互いの「こころの動き」にしっかりと目をむけるべきなのである。
親にとって「心の知性」と呼ばれるものは、子どもの気持ちを読み取り、共感し、慰め、導くことのできる能力のことである。
36 行動心理学者によれば、学齢前の子どもが自分の欲求やニーズを世話役の大人に働きかけてくる割合は、典型的な例で「一分間に三回」だ。
↑
OC ということは、その三回をしっかりと相手できたら、残りの数秒は家事に当てられる。研究といった種類の仕事は途中で中断がはいるとなかなか前に勧められないから、子育てと両立は難しいけど、その三回に付き合える仕事だと子どもを側に置きながらでも勧められるんだろうな。それが、家事なんだと思う。
41 親は子どもの気持を十分に尊重し、それを子どもに示さなければならない。(略)子どもがどう感じるとよいか親が押し付けるべきではなく、押し付ければ子どもが自分自身の感情を正しいものとは信じなくなるという。
子どもの性格や人格に対す攻撃ではないということと、ある特定の問題に向けられた感情であることがはっきりしていれば、親はむしろ、怒りを正直に表現すべきだと行っている。ジノット。
・・・
ダニエル・ゴールマン、ジョン・ゴッドマン著、1998年『0歳から思春期までのEQ教育』講談社