マジすか学園2 第11話『ヤンキーソウル』
思ってた以上に濃くかつ長いシーンで本当に良かった。


前田敦子や主要メンバーのスケジュール等の制約、
センター(松井珠理奈)の体調不良、
いろいろな障害があったとしても、
当初からの脚本にあったとしても、
このシーンは一番観たかったものだ。

稚拙と言えば稚拙かもしれないし、
まんまといえばまんまかもしれないし、
安っぽくも見えるかもしれないが、
救われました。ネズミも視聴者も。
(体育館は内面のやりとりにはふさわしい場面だった。)


裏切る、利用する、出し抜く、損得と便利さで自身の価値を見いだしてきたネズミ(渡辺麻友)だが、
皆から嫌われるそのひねくれた性格でも好きだ、
私のことを何度裏切ろうとしても、私には必要なんだ
「お前が好きだからだよ」と人間的大きさと弱さで包み込んだセンター。


センターのむき出しの感情から、自分が何が起こっても必要とされていることを初めて感じたネズミ。
ネズミは誰もダチだと思ったことはなかった。
そしてこの日初めてダチを知ったシーン。
(利用価値うんぬんじゃなくて、存在価値だけでいいんだ)

あのネズミがついに心を開いて、センターとの号泣&抱擁のシーンのカタルシスはバトルシーン以上。
(そして、パーカーをハラリ。)

ネズミがセンターをいたぶるシーンはツンデレとは違う、もっと美学的な感じ。


前田とは別のもうひとつのたった一人の闘い。
目線を上げたことのないネズミへ徹底的に降りて行ったセンター。
派手なアクションよりも、親分肌を見せた所に、センターのセンターらしさ(イケメンぶり)があり、それがラッパッパ部長としての資質なのだろう。(昭和チックだけど)
それこそ、カップラーメンには出せない、しつこくてウザくてひきずる味。
大島優子-ゲキカラ(松井玲奈)-センターと優子イズムは継承されていたのだった。(こう言う表現は好きじゃないが。)

「私はお前が好きだ」(3話)~「お前が好きだからだよ」~「お前が必要なんだ」と変化して行くセンターの心理が
台詞に出てていい。


体調不良などから由来するものなのか、あまり動きがないことが逆に、センターの演技が迫真な感じの熱演だった。

(そういえば、本編には触れてない・・・)

死んでも何も残さない―中原昌也自伝/中原 昌也

面白かったのと、読んでる人が少ないのか、レビューが低かったので書いておこう。
この著者の映画本は読んだが小説は読んだことはない。

満州から引揚げてきた父を持ち、育った環境や観た映画、影響を受けたテレビ番組、読んだ小説、
マンガなどを取り上げながら「暴力温泉芸者」という音楽活動から作家になり、現在までを語っている。

無頼派といわれる所以のひとつには、
「僕は戦前の親の子。同世代はどう頑張っても戦後の親の子。」「もしかすると、それがでかいのかもしれない。」
「戦前の子として、銃を撃ちまくる『ローハイド』から、全身に銃弾を受けて死ぬ『グラン・トリノ』へ向かってゆくイーストウッドの人生に父親がもし影響を受けているとすれば・・・。自分にとって本当にでかい話だ。」

「世界はどんどん多様性を失い、多くを感じない人のものになっている。人間が進むべき道はどんな些細なものからも多くの意味を受け取ることだろう。」

「わからないものはみんな偉そうで高尚なものだと思ったり、通向けのものだと思ったりする。この貧困さは何だろう。みんな、精神が貧しくなっている。本当の意味で孤独になり、この世界が何のために存在するのか、という根源的な所まで決して行かない。わからないものは全てないものにする状況は何なのか。だから、自分の知らないことはみんな悪口を言う、僻み根性の人間ばかりもてはやされる。今後はどうなるだろう。どうせ、マンガやアニメばかり語られる悪い方向にしか行かない。八十年代の妙な豊かさは何だったのだろう。」

「ノイズというジャンルには、曲に物語や感情を盛り込む必要がないと言う前衛特有の気楽さがある。思い入れたっぷりの演奏など格好悪い。音楽的情緒をもたらすものを絶対入れない、人間性のない作品に憧れていた。」

「あの頃はまだ、世界は自分の知らないものや、意味の分からないもので一杯という認識が基本にあった。でも、今は、よくわからないうちに、自分の知っている範囲だけしか興味がなく、意味の分からないようなものは、すべてくずで、あってはならないという世の中。」

「自分のアクションに対して、出ている音が全く関係がないとしか思えないという状況が面白いのだだ。」
「もはや僕でも世界のバカバカしさには追いつけない。」

「最近、やっと思い出した。電車の切符切る人が昔はいたということを。機械がやればいい仕事という話だけれど、本当にそうなのだろうか。」


オカルト、ホラー、アート、海外小説、オナニー、いじめ等過剰なものに多大な影響を受けてきて、音楽的には情緒的過剰を排除してやってきたけれど、今や世の中自体が過剰なものをなくして、あるもの、わかりやすいものだけで埋めようとしている
ファン、信者やアンチという2元論だけでなくて、それ以外の選択肢や、それがない状況・システムがあるのが普通じゃないか。


真意を汲み取れているかわからないが、乱暴にまとめるとこんな感じか。


親との軋轢、衝撃的な過去、当時の裏話などがたくさん出てきて(全然わからないことも多いが)、意外に気軽に読める。


マジすか学園2 第10話『桜の花びらを数えたことがあるか?』


もうやはり、精神的支柱(ドラマの柱も)はゲキカラ(松井玲奈)だ。
マジすか学園にとって、ゲキカラは石原裕次郎みたいなものだ。よっ、千両ヤンキー。
(よくわからんたとえだが、小林旭、勝新太郎でも可。)
ゲキカラが一番まともなやつに見えてきたのに驚き。
そういう意味では、実質世代交代を果たしたのは、松井玲奈だったということになるのか。


前田と大島の話は、
1ならともかく、2ではほとんど登場していないので、
終盤に、話を持ってこられても、あまり感情移入する余地がないというか、
大島の「桜の花びら~」のところは、AKBの曲と絡めてあるのかもしれないが、
お題目的というかお涙頂戴な感じがして、あまり好きではないが。

生と死、命という意味では、ゲキカラが象徴してしまっているので、ゲキカラを超えるのは
無理でしょう。


戦争は、大乱闘かもしれないが、それよりも、ネズミ(渡辺麻友)が、自分の心の闇と戦うのが最大の見所だ。
ネズミがセンター(松井珠理奈)に遂に心を開かされるのか。
第9話、川原の抱擁のシーンで、センターはネズミを抱きしめたが、ネズミは心を開いた訳ではないというカットがあったが、
ついにネズミもセンターをぎゅっとするカットがあれば、もうそれ以上は何もいらない。
マジ女が負けてもOK。(ってことはないが)

と思ったけれど、あとは、おたべ(横山由依)が、100人くらい倒す展開を期待。
今までの鬱憤を。


常に周囲を見下して、自分では、計算高くまわりを利用していると思っているが、
実は(バレバレだったりもするが)利用されているネズミ。
世界は自分を映し出す鏡のようなもので、心を開いて正直に世界と向き合えば、きっと世界も
受け入れてくれるだろう。(とクサいけど、ネズミにとってそうなってほしい気がするが)


センターのネズミへの友情は、愚直から、執着というか、段々狂った愛にも思えてきたが、
センターのケンケンパは、ネズミの行動をなぞっているのか、それとも
実は、VS前田敦子戦用に、体力温存してたんだぜ的な伏線だったりするんだろうか?


大乱闘状態はいわゆるアイドル戦国時代にも見える。
いろんなグループが出てきて、さあどうするAKB、SKE。
ぬるま湯に浸かってると、ホルモンとかフォンデュとか、弱っちいチームになっちまうぞ
とハッパをかけていたりして。
(絶対ないと思うが、結果としてはそんな気が)

そういう意味で、戦争のボスが、ソロ活動筆頭のシブヤ(板野友美)なのは、やはりふさわしい。


(どうでもいい補足。バンジー(仁藤萌乃)は、マジ女で一番かわいいと思うのだが。
あだち充のマンガに出てくる後輩とか妹キャラみたいで)

上院議員選出を狙う若手下院議員デビッド・ノリスは、優勢で迎えた選挙終盤に、
同窓会で自らの性器を露出した写真が新聞に載り、選挙に負けてしまう。
支持者への敗戦の弁と再起のスピーチをトイレで思案していると、新婚カップルのパーティに
乱入し、警備員から身を隠してトイレの個室に居た、エリースと出会う。
そこで、いい感じになった2人だが、そのまま別れてしまう。

スピーチでは、「下町生まれの私には倒れても立ち上がるという精神があります。」と行儀良くスピーチするかと思いきや、「それはウソです。私のネクタイの色も履く靴の光り方も選挙参謀チームがリサーチして決めています。」と内情暴露の本音スピーチをし、有権者にはそれが受けてしまう。

数日後の朝、幼なじみの選挙参謀の経営するベンチャーキャピタル企業に役員として出勤するために
バスに乗ると、エリースに偶然再会する。電話番号を聞き、かける約束をして別れるが、
会社ではソフト帽を被った男達に遭遇し、自らも連れ去られてしまう。

姿を見られた彼らは、自らを”調整局”と名乗り、
自分たちは”運命の書”に書かれた通りに歴史が動くように調整している組織だという。
デビッドに、
自分たちのことを喋ったら記憶をリセットする、
エリースには2度と会うな
と警告し、エリースの電話番号を焼かれてしまう。

それから3年。
再び選挙戦が始まろうとする時、エリースとの再度の偶然を期待して、3年間同じバスで出勤を続けた彼は、ついに歩道を行くエリースを見つけ、再会を果たすが、3年前のことを責められる。何も明かすことができないデビッドだが、今度こそと会う約束をとりつけるが、ここでも”調整局”の妨害に遭い、理由を訪ねると、デビッドは将来の大統領候補で、彼女と居ると、歴史が変わってしまうからだと明かす。
ついに結ばれた2人だが、怪我をしたエリースを病院に残し、デビッドは再び彼女の前から姿を消す。

11か月後。
上院選挙を圧倒的有利で迎えたデビッドだが、エリースが、デビッドを想いながらも元カレと結婚することを知り、どうしても彼女に会いたい思い、調整局の1人の手引きによって、彼女の結婚前に裁判所へたどりつこうとする。何とか無事に再会できたデビッドだが、調整局が彼らを追ってきて・・・


最初はSF映画なのかなと思ってたら、思った以上に恋愛要素が強くて、客席もほぼ満席で、カップルが多かった。


運命論とか、予定説とか、抽象的な難しいことより、
主役のマット・デイモンはついこの間公開の世界同時不況ドキュメンタリー映画『インサイド・ジョブ』のナレーションをこなすなど、メッセージ性の強い映画に最近出てるなぁと思ってたら、今度は政治家役で、
スキャンダル等で消えてゆく大統領候補、選挙参謀や後援者、宗教勢力に左右される政治家が多い中、恋人を得て、自分の意思で、選択してゆくことを決断するドラマは面白かった。


帽子とドアの謎とか、小道具がなるほどねっと思った。
エリースはめちゃくちゃ美人だ。
(日本でやるならセンターしかいない。)

マジすか学園2 第9話『たった一人のマブダチ』。

センター(松井珠理奈)とネズミ(渡辺麻友)の観たいシーンが観れてるから満足なのだが、
もう終盤のギャグパートは、ダンス(矢神久美)onlyでいいよーな気もする。
ダンスVSだるま(なちゅ)のシブヤVS前田の代理戦争も観たい。(ないだろうが)


シブヤ(板野友美)だけ成長していないように見えるが、どうするんだろうか?
シブヤ丸損というか、悪役でも見せ場は欲しい所だと思うが。
次回のゲキカラ(松井玲奈)の面会シーンに期待。


ついにマジ女のために戦うと決めたセンターに、ゲキカラは何というのか?(11話くらいか?)


肝心のおたべ(横山由依)の戦うシーンを大フィーチャーして欲しい。
こんだけひっぱっておいて、戦わないのは一番がっかりだが。


9話の終盤、「センターは私のマブダチだからね」は、ネズミのセンターに対する狂った愛にも見えたが、
もう一段、センターがネズミをかばうシーンがあるのだろうか?
戦争が終わり、おたべがネズミを殴ろうとするところで、センターがネズミをかばう、
おたべVSセンター 第3ラウンドも観たい気もするが。


ひょっとして渡辺友造(ネズミのパパ)が、逮捕されたりする展開もあったりするんだろうか。
それによりネズミの最大の復讐が果たされて、ネズミの歪んでいる原因がなくなった時に、
ネズミがどういう行動をとるのかが気になる。


CGといわれたアイドルが、計算外のセンターの友情により、内部崩壊し、変わるのか、熱演に注目だ。


渡辺麻友の選挙のコメントを観ると、本当にネズミに重なって見えた。
つい「あっしは~」と言うんじゃないかと期待してしまった。



(しかし、テレビ愛知は「マジすかスペシャル」をなぜやらないんだ。シブヤさんに殴ってもらえ。)