第4回バカ学研究所 | 同志社大学ボート部公式ブログ

長く愛された女子寮5thが無くなり女子部員が3rdに移動することが決定したため、ここで生活するのもあと何日あるのかと寂しい気持ち半分、新しい生活に期待を寄せる気持ち半分の毎日です。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

バカ学研究所所長こと同志社大学ボート部3回生の松山ゆずはです。


今回は前回のブログで予告した通り『文武両道の本質』について書かせていただきます。今回のブログは前回3作のようなお楽しみ要素はありません。本テーマは私のケースにおける勉強と部活による文武両道ですが、勉強でなくても、部活でなくても、自分が集中したいことや熱中していること全てが対象です。

私が卒部した後の後輩たちが部活と何かとの両立に悩んでいる時の考えるヒントになるのではないかと思い、3年間の私の考えの変遷と共にまとめておきたいと思います。


【本ブログの展開】

(1)浪人生の貯金で余裕期

(2)ひたすらがむしゃら期

(3)もう僕はダメだ期

(4)確実に飛ぶ授業を決めて身体を休めようとした期

(5)人生変わった期

(6)考えても仕方がないからとりあえず根性期


(1)浪人生の貯金で余裕期

2022年1回生

私は浪人時代駿台予備校で科目としての勉強だけでなく、勉強の仕方を習ったため、効率よく勉強し、そのおかげで大学の成績も良かったです。浪人生の間に勉強ってこんなに楽しいんだ!新しいことを知る・考え出すって素敵!!と大学生活に対して期待で胸を膨らませていました。当時は私は勉強でもボートでも全力投球だと思えていました。


(2)ひたすらがむしゃら期

2023年2回生春〜夏

授業では専門科目が増え、ある程度ボート部でのポジションが固まり、バイトも掛け持ちし、激務の生活でした。私は遊びも重要視していたので誘われた機会はほとんど参加していたように思います。あまりにも忙しく、エルゴ後など意識が飛びそうなこともありました。私には立命館ボート部卒の叔父がいるのですが、彼が「お前は成し遂げるやつや!」LINEを定期的に送ってきてくれるので、それに励まされながらとにかく大学、エルゴと乗艇、バイト、大学、エルゴと乗艇、バイト、の生活を送っていました。


(3)もう僕はダメだ期

2023年2回生秋

そんな私も、もう本当に、もうほんまに、もう、まっじで、もう結構無理、となってしまいました。大学に行けば浪人生のアドバンテージを持っていた私と一回生の頃とは立場が逆転した着実に専門科目を身につけている友達がいて、石山に帰ればどれだけ足蹴りを入れても追いつけない同期や後輩がいて、オフの日に下宿先に帰ると分かっていても授業の復習や課題、掃除をしない自分がいて、春学期にはなんとか押しのけていた重い気持ちももう誤魔化せませんでした。

忘れもしないある授業日の5限前(1、2限は飛びました。)、下宿のヨギボーに横たわりながら母親にしんどいねんと電話をかけると、すぐに迎えにきてくれました。泣きながら実家に帰りました。パパがアイスクリームを買ってきてくれました。ただただ石山に帰りたくありませんでした。このルーティンを選んでいるのは全て私自身なのに、この生活があと2年続くのかと思うと絶望的でした。


(4)確実に飛ぶ授業を決めて身体を休めようとした期

2024年3回生4月

今までの人生、私は結構真面目に生きてきました。週5で大学に行って、バイトを飛ぶなど言語道断。しかし手抜きデビューとして後輩にテスト範囲を教えて貰えば絶対取れるに賭けて、今まで一回も出席していない授業が今学期は2つあります。また、ある授業は履中しました。出席授業数を減らすことで(3)の反省を踏まえて自分の身体を休め、自分の時間を作る作戦に出ました。ですが結局その空き時間に毎週いろんな予定を詰め込み、自分1人の時間は出来ませんでした。作戦失敗。ただ全休はないものの確実に楽な1週間のスケジュールになり、だから学生は全休を作りたがるのかと納得しました。


(5)人生変わった期

2024年3回生5月

この頃になると周りが就活という言葉を使い始めました。私は入学した時から進学を考えていたため、ベクトルは違うものの自分の将来に嫌でも向き合わないといけなくなりました。また一方でボートの面でいうと、ぶっちぎり最下位だった私がちょっとずつ結果を残せるようになってきて、そうすると今までと見える景色が変わり、現在はボートの魅力にようやくハマりつつあります。勉強の楽しさよりもスポーツの楽しさが勝りそうになってきました。加えて私たちの代で次期幹部を決めなければなりませんでした。ボート部の歴代の先輩方、面識のない方にまで繋いでもらって話を聞いていただきました。

さあどうする。

あるオフ、インスタグラムのDMで知り合った人と会うことになりました。普段はDMが来てもスルーしますし、ましてや会うことなんか絶対有り得ないのですが、なぜかメッセージを返し、時間を予定を合わせました。人生変わりました。この方は法学部で現在国立の大学院に進学しており、だから会ってみる気になったのかもしれません。その方と話すと私のあまりな未熟度をひしひしと感じ、一方でその見た目からは想像できない程の頭の回転に、1人の人間として久々に死ぬほどきゅんきゅんしました。

これか!!!、と。

言葉では説明しにくいのですが、自分の中で勉学に対するモチベーションが気付かないうちに低下していたことに気付き、そしてそれが再燃した瞬間でした。ギラギラしていました。


(6)考えても仕方がないからとりあえず根性期

2024年3回生現在

(5)で述べた名前すら知らない大学院生のせいで、私の人生にもう一回軸が通った今、期限が来るまで勉強にもボートにも気合い入れ直して投球しなければならなくなりました。今までと比較して生活が楽になったわけではなく、相変わらず多忙な毎日ですが気合いで乗り越えるしかありません。



第4回バカ学研究所のテーマ『文武両道の本質』についてですが、私の結論としては、

「自分の心がドキドキしている状態を複数方面においてキープし続けること」とさせていただきます。


これが難しい。

何のために?と考え続けても答えが出ない時は出ないし、答えが自分の中にあっても徐々にそのトキメキは薄れていきます。自分の環境を悲観したり、他人と比べて不遇さを妬んだり、自己嫌悪に陥ったりすることもたくさんあるでしょう。

そんな中、思ってもみない出会いで、瞬間で、決心が固まる時があります。



何が言いたいか、

高身長童顔金髪ちょいゆるイケメンありがとう^_^