水中絵画 | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

電車の車内広告に、クリスチャン・ラッセンの広告があり、
ふと思い出しました。

自分はスキューバのライセンスをもっていますが、
サイパンで潜ったとき、その綺麗さを表現するとすれが、
クリスチャン・ラッセンの絵が最も近いと思ったのです。

自分も時々、絵を描いたりしますが、自分が習っている
教室の方針では、現場描き を重要視しています。

一般的に絵というは、必ずしもその現場、風景画であれば、
その場所で描き上げるというわけでは必ずしもなく、
写真を撮り、あとでアトリエで描くということが往々してあります。

自分たちの場合はそれをせず、旅行先であれば、
その場で油絵とか時間を要するものであっても、描き上げます。

ラッセンも当然、自身のアトリエで、海の絵を描いているわけですが、
その水中の絵を現場描きにこだわったら、どうなるか想像してみました。

スキューバのようにタンクを背負っていれば、
酸素の供給は問題ありません。

不安定さもあると思いますが、例えば、海底で固定した姿勢を取れば、
ある程度は安定されます。

問題は何で描くかです。

油絵のキャンバスは基本的に耐水性ですが、どっぷりつかるとなると、
キャンバスは歪み、張りが弱くなることが想像されます。

また、水彩絵具は当然使えませんが、かといって、
油絵絵具は有害物質を大量に含んでいるため、使用するのは、問題外です。

陸と水中の中間をとって、シュノーケリングみたいに、
水面に浮きながら、海を覗きながら、海面で描くというのは、
物理的には出来るでしょうが、難しそうです。

潜った美しさは、写真や映像でも捉えることはできると思いますが、
印象派のような絵画の持つ美しさが写真とは異なるように、
海中の美しさも、絵画で捉えられればと思ったのです。

何かいいアイデアがあれば、教えてください。。