日本の新幹線 | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

先日、成田発のアリタリア航空が、
地震の影響により突如、関空発に変わったことがあり、
品川から大阪まで久々に新幹線(のぞみN700系)を利用しました。

いくつか所感をつづります。

まず、海外旅行に行くので巨大なスーツケースを
持ちこんで乗車したわけですが、
スーツケースの置き場が新幹線にはないんです。

まさか座席の上におけるサイズ、重さではありません。

成田エクスプレスだとちゃんとスーツケースをおくスペースが
確保されていて、施錠もできるようになっています。

海外旅行サイズのスーツケースは自分だけでしたが、
普通にキャスター付きバッグを持っているひとは何人か
いましたが、結局置き場がないので、窮屈そうに、
座席の前に置いていました。

まずそれが1点。

2点目は、食堂車がない点です。

日本には食堂車がない代わりに、カートでの車内販売があると思いますが、
車内販売と食堂車は全然異なります。

食堂車といっても、レストランみたいなのではなく、
カウンターがあるカフェ形式のものです。

品川から新大阪まで約3時間ぐらいかかるわけですが、
その間、ずっと座席に座ったままでいるというのは苦痛です。

仕事をしていて休憩するように、長時間座っていて、
リフレッシュしたいという時に、食堂車は非常に有効なのです。

日本の新幹線の場合、座ることしか考えていないので、
少し立ったままでいたいと思っても、
デッキの窮屈な空間にいるしかありません。

車内販売にしたって、自分が欲しているタイミングとは限らないですし、
やたら頻繁に販売に来たりするとかなりうっとうしく感じます。

かといって、車内の自販機で飲み物を買おうとしたら、
16号車から11号車まで移動せねばならず、
5号車分、歩いた結果たどりついた自販機がこれです。

$道玄坂で働くベンチャー課長
(やる気が感じられない自販機、、)

水とお茶しかないのです。

精進料理の僧侶のための用意されたような自販機です。

つまりカート販売で稼ごうという考えです。

日本の新幹線の全体的な印象としては、
効率性が優先されているように感じました。

東海道に関しては、ほぼ10分おきに列車が運行しているにも関わらず、
ほぼ満席というのは、驚くべきことです。

新たに開通した青森新幹線はエアバスのA380みたく、
ラグジュアリー志向ですが、
これだけお金を払っているにも関わらず、
快適性に欠けるのには失望しました。

そして新幹線が日本を象徴するかのように、
閉鎖的な乗り物であることを悟ったのでした。。