オノマトペとは擬音語、擬態語のことで、
それらのことを総称してフランス語でオノマトペといいます。
wikipedia にはオノマトペについて、
次のように解説されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%93%AC%E5%A3%B0%E8%AA%9E
よく比較されるのが、犬の鳴き声で、それは擬音語です。
日本語の一つの特長として、擬態語の多さを上げられます。
擬態語とは、たとえば、すやすや、ピタッと、どんどん、ドキドキ、
ザーザー、ごしごし、スーッと、すうすう などなど、
数えたらキリがありません。
フランス語の場合、これらのような言葉を会話で使用することがなく、
そもそも存在しないというのがありますが、
フランスから帰国して、日本語での会話を注意深く聞いていると、
けっこうオノマトペの豊かさに気づかされました。
そういうこともあり、12月にフランスの友人がしばらく日本に滞在するので、
フランス語で解説された日本のオノマトペの本を購入してきました。

(オトマトペの国・日本)
数学者・大道芸人であるピーター・フランクルは、
非常に日本語が堪能ですが、彼はこういうオトマトペは、
非常に覚えづらいと語っていました。
自分が思うに擬態語の場合、対応する言葉が、
英語なりに存在しないがゆえに、ひとつ一つ、
その概念やイメージ、シチュエーションを包含的に、
理解する必要があるからだと思います。
日本語を勉強するにしても、
韓国人や中国人は別として、欧米の人が一から日本語を勉強し、
流暢に話せるようになるには特に時間がかかりますが、
ちょっと勉強する分には、こういう文化や習慣が背景となっているような
オノマトペであれば、比較的楽しく学習できます。
これは擬態語なのかはわかりませんが、
日本人が電話するときに使う「もしもし」というのは、
外国人受けは抜群で、一般的にはハローなわけで、
もしもし というのが、かわいいらしく感じるのかもしれません。
この本はフランス語ですが、日本語を学習、または興味ある外国人であれば、
英語で解説されているオノマトペの本を贈り、
説明してあげればけっこう喜ばれると思います。
オノマトペにみる日本語なのでした。。