再び行ってきました。
今回の目的はこれを買うためです。

(ペットボトルは辞書の大きさの目安のため)
これは子ども向けのフランス語の辞書です。
対象年齢は6歳から8歳と記載されています。
仏和辞典ではなく、純粋なフランス語圏の子どもが使用するもので、
すべてフランス語で書かれています。
では、なぜこの辞書を自分は購入したのでしょうか?
フランス人の子どもにプレゼントするためでしょうか?
本当の理由は、自分でフランス語学習に役立てるためなのです。
8歳までの子どもが使うごく基本的な言葉6500ワードなので、
記載されている単語は、ほぼほぼ知っているものばかりです。
通常、辞書は自分の「知らない」単語を調べるために利用しますが、
この場合はむしろ逆です。
少し前のブログで、「道場」という言葉をどう説明するか
ということを掲載しましたが、それと同じで、
それぞれの単語を別の言葉で表現、解説してあるのが辞書です。
一般の辞書だと無機質で、登録単語数が多すぎて、
わざわざ順番に読もうという気にはなりませんが、
こういう子ども向けの場合、イラスト付きで1ページの掲載単語数も
さほど多くなく、ページ数も600ページ程度なので、
本の大きさ、重さは異なりますが、本2冊読むぐらいの分量です。

(イラスト付きの解説)
そういうわけで、自分はこの子ども向け辞書をAからZまで、
1ページずつ、各単語の解説を読みながら、
別の言葉に置き換えるための表現力を養っているのです。
自分の最近の傾向として、ある単語を読んでも分かり、
聞いてもわかっても、いざ自分が会話で使うとなると、
なぜかスムーズに出てこないケースが多かったりします。
例えるなら、料理に似ていて、
食材を単語とすると、プロの調理人であれば、
少ない食材でもいろんな料理を作ることができますし、
その素材、食材の特性を活かした料理になりますが、
料理も下手な自分が作れば、食材の名前ぐらいは知っていても、
その食材からはどんな料理も着想が得られず、
ちゃんとした料理もつくれずに終わります。
語学も同様で、知っている、理解できるというのと、
使いこなせるというのは、やはり別で、
英語でいえば、GET なんかはその典型ですが、
単語がバラバラの状態なのか、より立体的に組み合わさっているのかは、
大きく異なります。
本を読む(リーディング)は、語学力向上のためには有効だと感じますが、
実用性を考えると、本ごとにカバーしている単語のレベルが異なり、
つい最近読了した、サン=テグジュペリ「Ecrits de guerre」
(戦争の手記)なんかは、かなり文学色が強い作品で、
日常会話では使用しない言葉ばかり頻出します。
そんなわけで、読み物として辞書600ページ読み進めますので、
読了したらまたブログで、感想を掲載します。
そんな子ども向け辞書による語学学習なのでした。。