ひさびさの囲碁ネタです。
以前、SmartGoというiPhone囲碁アプリを紹介し、
とりわけ、詰碁の問題が豊富に収録されているのが、
特長であるとしました。
[囲碁アプリ( SmartGo Pro )]
http://ameblo.jp/dupondt/entry-10547163289.html
オセロゲームのキャッチコピーに
「 囲碁半年、将棋3ヶ月、麻雀2週間、オセロ5分 」
というのがあり、ルールを覚えてから、自分でゲームの楽しさがつかめる、
夢中になれる ( 「 自力燃焼 」 ) までの期間だそうです。
確かに、自分の経験上からも、半年という期間は妥当だと思い、
それぐらい、ちゃんと打てるまでに時間がかかります。
盤面も19路盤ですし、一局の時間も長く、
将棋に比べ、何もない状態から始めるため、余計に時間がかかります。
[囲碁と将棋]
http://ameblo.jp/dupondt/entry-10346896047.html
しかし、ルール自体はさほど、難しくなく、最終的に、
自分の陣地、スペースが広い方が勝ち。
パソコン等であれば、自動的にカウントしてくれますし、
実際の碁盤であれば、整地という隅に寄せて、カウントしやすいようにし、
終局しますが、自分は囲碁教室に通っていたにも関わらず、
一人で整地ができません。。
また、最終的には自陣のスペースですが、局部的には、
「死活」というのがあり、相手の石を囲うと取り上げることができ、
かつ、自陣にできるという囲碁でいう「生き死に」が展開されます。
詰将棋であれば、王が取られれば、終了ですが、
詰碁の場合は、パターンはいくつかありますが、
基本的に相手の石を囲えれば、その石が死んで終了です。
囲碁は単なる計算能力(読む力)だけではなく、
経験や勘、感性が展開する上で重要になりますが、
詰碁に関しては、完全にロジックの世界です。
近年、小学校を中心に、朝の読書運動が展開され、
次の4原則の下におこなわれており、大きな成果をおさめています。
1. みんなでやる
2. 毎日やる
3. 好きな本でよい
4. ただ読むだけ
[朝の読書推進協議会]
http://www1.e-hon.ne.jp/content/sp_0032.html
また、アメリカなどでは、クロスワード・パズル、通称「数独(SUDOKU)」が、
人気があり、現在はどうかわかりませんが、地下鉄でも多くの人がやっているとの
記事があります。
数独の話になると長くなってしまうので、やめときますが、
自分自身も相当はまり、レベル10(MAX)までいってしまったときに、
問題が難しすぎて、1時間でようやく1マス!
埋まるぐらいのペースでした。
そこで、囲碁愛好者としての立場もありますが、
朝の詰碁運動というのを提唱してみたいと思います。
囲碁の特長として、視覚的であるため、右脳が活性化し、
また、詰碁はロジックがあるため、左脳も同時に刺激されます。
特にSmartGoのようなアプリがあれば、
下は30級から1段階ずつ設定できますし、
収録問題数に膨大にあるため、詰碁本にありがちな、
同じ問題を解くということがなくてすみます。
また、詰碁の問題は、早ければ1問30秒もかからずにとけますし、
囲碁のルールを覚えながら、囲碁において重要な、
死活に強くなることもできます。
一般的なアマの大会では、一局1時間で、
その中で、それぞれ持ち時間がありますが、
適当な対局相手を探すのも必要ですし、
序盤の戦略である布石の勉強も大変です。
現在では、詰碁はあくまで対局に強くなるための手段でありますが、
個人的には、詰碁をあえて独立させて、「TUMEGO」ではないですが、
対局はしないけど、詰碁はやるという方向で展開した方が、
ハードルも低く、流行るのではないかと考えます。
西洋人にとっても、囲碁の東洋的な雰囲気は好きだと思いますし、
現にネット上で、世界中に既にプレイヤーがおり、
新しいマインドスポーツという点で、ハードルの高い囲碁そのものではなく、
「TUMEGO」(詰碁)という方が、気軽に楽しめる気がします。
もちろん、囲碁界においては、詰碁を導入口として、
本格的な囲碁に興味をもつ人もいるでしょうし、
冒頭に掲げた自力燃焼するために、半年も待たねばならなかったのが、
それまでの期間でも、詰碁で十分に堪能することができます。
具体的には、広めるためには何かしらのムーブメントが必要で、
自分は、読書運動にならい、朝の詰碁運動を推奨し、
実際、朝の通勤時間、詰碁の問題を解くと、頭がスッキリして、整理される感じがあり、
特に朝は、頭がクリアなため、仕事に入るための準備運動としても、
適していると感じます。
自身に関して言うと、いまだ2桁級で完全な初心者レベルですが、
囲碁自体におけるポテンシャリティ、効用を強く感じており、
高齢者におけるボケ防止であったり、韓国で児童教育の一環で行われていたり、
また、いろんなボードゲームの中で、いまだコンピュータがプロに勝つのが難しく、
一番遠いのが囲碁ではないかと思い、そういう技術開発の見地からも、
囲碁の注目度は高いと考えます。
ひと昔前であれば、きちんとそれぞれの段階、
地域に指導者がいて、囲碁を習っていたと思いますが、
現代では、ネット上にいくらでもプレイヤーはいますし、
情報も収集することができ、一般レベルでいえば、
上から下に伝播するというよりも、きっかけづくりが一番重要で、
あとは一人歩きできるよう、レールを敷いてあげれば、
ソーシャルを用いて、勝手に成長してくれるだろうと感じます。
「AMIGO TUMEGO」をきっかけに競技人口を増やして、
世界中の人とカフェで一局打つのが、自分の夢です。。