
http://jp.creads.org/
このサイト、いわゆる公開コンペのサイトで、
自分は、TechCrunchのイベントで知りました。
コンペの内容は、ネーミング、ロゴ、販促物、WEBデザインとあり、
登録すればだれでも利用できます。
一般の人、企業においては、依頼主として、
またクリエイター、デザイナーであれば、制作者側として、
登録ができます。
もともとフランスのサービスで、
現在、多言語展開し、フランス語、英語、スペイン語、日本語と
4ヶ国語対応になっています。
フランス語、英語、スペイン語圏であれば、
かなりの国々をカバーできるはずですが、
今回、新たに日本語が追加されたのには興味深いものがあります。
実際にご覧にいただいた方がはやいのですが、
こちらは、「オンラインポーカールームのロゴ」のコンペになっています。

http://jp.creads.org/logo-design/logo-design-contest?func=viewcategory&catid=600
ご覧の通り、かなりロゴのデザインもまちまちで、個性があります。
とりわけ、多言語展開していることにより、
その国の文化や感性がデザインに反映されるため、
ロゴもより多様化していき、あえて、日本展開した理由も、
アニメであったり、カワイイキャラ等、マンガ・イラストを始め、
世界的にみても、かなり独特な風土、文化があります。
依頼主側にとっても、過去に実績があって、指定のデザイナーがいるのであれば別ですが、
ゼロの状態からデザイナーに依頼する場合、イメージ通りのロゴやデザインが
作成されるとは限らず、デザイナー側にとっても、個性やポリシーがあるため、
ミスマッチになるとお互いに不幸になってしまいます。
しかし、これであれば、依頼主側も選択肢の幅が広く、
また、当初描いていたのと違うデザインが、マッチするかもしれません。
また、デザイナー側にとっても、個人で仕事を受注するのが難しく、
そういう点で、こういうプラットフォームがあることにより、
同じ土俵で競えるわけですし、自分の作品も発表でき、
また、作成したデザインがユーザの作品一覧として残るため、
ユーザ指名で、気に入ってもらえる可能性があります。
加えて、デザイナーにおいて、これだけの各国のデザイナーの作品を見ることは、
インスピレーションにもなり、また、勉強にもなると思います。
業界に詳しくはありませんが、会社や事務所に所属して、
コンペに参加するのが普通だと思いますが、
これであれば、個人レベルでも十分活躍、発表する機会があり、
ここで実力を磨くというのも手かもしれません。
やる気があるのであれば、専門学校等においても、
これらのサービスを紹介し、エントリーさせてみるのもいいかと思います。
また、投票という機能があるため、ユーザ同士が一種のコミュニティとして、
評価できる仕組みにもなっています。
日本のサービスでいえば、「ロフトワーク」という同じような
クリエイター、デザイナーコミュニティサイトがあります。

[ロフトワーク]
http://www.loftwork.com/
こっちは国内向けのサービスであるため、
実際の求人もあります。
http://www.loftwork.com/work/
こうしてみると、デザインに疎い自分であっても、
制作物を見ているだけでも楽しめますし、
デザインを誰かに依頼しようか探すくらいであれば、
こういったサイトを利用して、コンペ、一般募集にした方が、
よりクオリティの高いものができそうです。
Creads関連記事(TechCrunchJapan)
http://bit.ly/af9xHI