ツイッター > アメーバなぅ  | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

アメーバなう、リリース当初は話題を呼び、
スケジュールも前倒しになるくらいでしたが、
最近、めっきり聞かなくなりました。
 
アメブロでこの話題ってちょっとやりずらいですね。
 
自分の会社の上のフロアは、サイバーエージェント(CA)ですし。
 
実は、以前にもこのツイッターとアメーバなうの比較を
ブログでしました。(読み返すとすごくシンプル~)

 

(Twitter or Amebaなう?)

http://ameblo.jp/dupondt/entry-10393741763.html

 

(ツイッター特集)

http://ameblo.jp/dupondt/entry-10439000747.html
    


その時点では、アメーバなうのリリース前で、
あくまで予想として、自分としてはツイッターはしっくりこないので、
アメーバなうに傾倒するかもしれない的な結論になっています。
 
最新のプレスリリースではアメーバ会員数は2010年4月時点で、
850万人に達成したようです。 
 
つまりこれだけすでにアメーバなう見込みユーザがいるわけです。
 
しかしながら、リリースされて当初は触れてみたものの、
すぐに止めてしまいました。
 
アメーバなうに傾倒するかもしれないと思ったのは、
すでにブログの読者がおり、そのひとたちとのアメーバなうでのやりとりを
イメージしていたのですが、自分を含め実際、アメーバなう利用者は、
知ってる限りでは少なく、参加者が少ない以上、参加する意味も見出せません。
 
かといって、ツイッターは昨年10月に自分のアカウントを作成し、 
現在、ドラマになるほどのブームでもなかったですし、ようやく書店に
数点、先駆的に出版されるような状態でした。
 
いわゆる友人、知人でツイッターをその時点でやっている人はおらず、
フォロワーをまったく見知らぬ人をゼロから開拓しなければならず、
それは大変だと思ったのです。
 
結局のところ、アメーバなうとツイッターの大きく分けた点は何かといえば、
ずばり、「API機能」だと思っています。
 
APIとは、外部につなぐための通信プロトコルの一種で、
このAPIのおかげで、Yahoo!IDで他のサービスにログインできたり、
ブログにアマゾンや楽天の商品を貼り付けて、リンクを飛ばすことができたり、
アメブロ自体では、APIを有効活用しています。
 
しかしながら、アメーバなうにおいては、かなりクローズであったため、
アメーバなうを開発するひとがサイバーエージェント社だけであったわけです。
 
ところがツイッターに関しては、かなりAPIがしっかりしているといわれ、
開発者にとっては、簡単につなぎこみをでき、

情報を取り込むことができるといいます。

  
現在利用されているアプリは、すべてtwitter社ではなく、
他社が勝手に?作成したもので、そのうち、
評判のいいものが安定して市場に定着している状況です。
 
それともう1つ、ツイッターの追い風になったのは、

間違いなくiPhoneの登場ですが、自分を含め、

iPhoneユーザでツイッター利用率は、かなり高いのではないかと思います。
 
むしろ、iPhoneはツイッターのためにあるといっても過言ではないくらい、
ツイッターに適しているのがiPhoneだったりします。
 
その点、アメーバなうは何も追い風はありませんでしたし、
時流というものがあったら、

ブログという島に囲まれて取り残されていた感があります。
 
また、本来ブログであるとかツイッター、アメーバなうを含め、
ソーシャル系ツールであるわけですから、当然、バイラルであったり、
相乗効果によって発展しなければなりませんが、
残念ながらアメーバなうには、それらの要素に不足していた感があります。
 
藤田社長自身、アメーバなう事業で収益化というのは、
当初より考えていなかったとのことですが、
実験的にスタートし、結果的に大して流行せず、
利用者はいるので継続しているという状況でしょう。
 
逆にツイッターは次々にいろんなアプリが開発され、
ユーザが増えているため、すべて網羅するのが不可能に
なりつつあります。
 
最近は、「なぅ」という言葉自体が古くなっていますが、
けど、つかってみるとけっこう利便性の高い言葉だったりします。
 
そんなツイッターとアメーバなうに関する考察でした~




道玄坂で働くベンチャー課長