フランス映画祭とパリのメトロ | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

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Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

3月22日、六本木、TOHOシネマにて、
フランス映画祭に行ってきました。

$道玄坂で働くベンチャー課長

 
自分が観たのは、短編映画で、作品は次の通り。
 
「燃えよプチ・ドラゴン」
「雨がやむまで」
「ドンデエスタキム・ベイジンガー」
「ひよこちゃん、いくら」
「コルディーニ車にのった男」
「行くぞ!アロンゾー!」
「7.57 am-pm」
「ジル・コーポレーション」
「血のつながり」
 
11時からの上映にもかかわらず寝坊、
入館と同時に暗くなり、予告なしに
本編スタートのかけこみでした。
 
個人的には、「燃えよプチ・ドラゴン」が好きで、
フランスのユーモラス、センスが光っていました。
 
ただどの短編映画作品も、フランス社会を知らないと、
理解できないのが多い気がしました。
 
「雨がやむまで」:離婚事情
「行くぞ!アロンゾー!」:TINTIN(タンタン)
 
「7.57 am-pm」は、著名なヴァイオリニストが、
アマを装って、駅の構内などで路上演奏をするドキュメンタリーで、
見事に誰も気づかず、ケースに入れられたのはたったの数ユーロのみ。
 
映画にも出てきますが、駅構内での演奏はもとより、
メトロ(車両)内でも、お金集めのために演奏します。
 
パリではわりとよくあることで、自分が体験したのは、
車内にアンプもちこみで、音楽を流し、突然カラオケ状態で
歌い出したりとか、特に印象的だったのか、
対になってる手すりに、垂れ幕を張って舞台にし、
リズムにのって人形劇で、観光で来ていたアメリカ人は大爆笑。

YOUTUBEで探したら、ありました!


 
ニューヨークはどうかしりませんが、
少なくともロンドンの地下鉄(チューブ)では、
見られませんし、東京でもおそらく禁じられていています。
 
それぐらい、パリは自由でおおらかで、
音楽家・芸術家に理解があります。
 
今年の映画祭で、一番観たかったのは、
「パリ20区、僕たちのクラス」で、この映画は、
2008年カンヌ映画祭でパルムドールを
受賞し前評判があり、前売りの時点ですでに完売。
 
6月から岩波ホールで上映されるので、
そっちで観る予定です。
 
ちなみに去年の映画祭は、「未来の食卓」が上映され、
自分は当時、映画祭の存在自体知りませんでしたが、
今回もサイン会やトークイベントなど、
充実したプログラムとなっていました。
 
短編映画でのトークショーは、
配給会社であるunifranceのフランス女性でしたが、
フランス人らしく、とめどなくしゃべり、
1の質問に10返答。 
 
フランス映画を観てよく思うのが、
どの言語も共通だと思いますが、
使ってるフランス語は、微妙にニュアンスによって、
言葉を使い分けてたり、韻をふんでたりしますが、
それらが字幕で、表現しきれていないこと。
  
個人的にフランスアニメ映画は、概して好きです。
 
「映画祭 トークショーも アラフォンセ」 シチョウアタリ



(燃えよプチ・ドラゴン)