今年は、何といってもショパンイヤー。
ショパン生誕200周年かつ、
ショパンコンクール開催年。
ショパンコンクールは5年に一度、
ワルシャワで開催され、そのアジア大会が、
1月、昭和音楽大学でありました。
昭和音楽大学といえば、
浜松ピアノ国際コンクールに参加していた
加藤大樹君の通っている大学。
学内広報にも、きちんと掲載されていました。
アジア大会はいろんな部門があり、
休日を利用してに行きましたが、
10日に行ったのが、コンチェルトA部門。
コンチェルト(協奏曲)の意味すら把握しておらず、
実際、会場入りしたら小学生と保護者ばかり。
実は、A部門は、年齢15歳以下だったのです。
補助ペダル使用の発表会的な感じで、
審査員、保護者、関係者をのぞけば、
一般観客は、自分だけだったかもしれません。
ただ、バイオリン奏者、チェロ奏者は、完全なプロ。
その演奏を聴いているだけでも、
十分堪能できました。
翌日は、中学生部門で、ピアノのみ。
演奏として未熟さがあり、中にはすごい!と
思う演奏者もいましたが、
そういう時に限って、タイムオーバー。
翌週16日は、派遣部門で、
これがワルシャワ本会場での推薦状、
往復航空券がかかったコンクール。
ピアノソロを期待していたのに、
これもやっぱりコンチェルトでした。
このコンチェルト(協奏曲)、
ピアニストにとっては、貴重な体験ですが、
自分は正直嫌いで、理由は次の通り。
・バイオリンとピアノ、どっちがリードかわからない
・リハはあっても、曲が完全に仕上がっていない
・無音、間が少ない
・演奏者の個性がはっきりしにくい
コンチェルトに関しては、何回聴いても、
ほとんど良し悪しがわかりませんし、
自分は、複数の楽器を同時に聴き入れることが
できないのです。
オーケストラであれば、きちんと指揮者がいて、
曲もまとまっているので問題ないのですが。
いずれにしても、秋になれば、
ショパンコンクールが始まります。
時間とお金に余裕があれば、
1次予選からファイナルまで、
全部行きたいところで、実際、
ショパンゆかりの地をめぐりつつ、
コンクールというツアーもあります。
「コンチェルト 横文字つられ 反省す」 シチョウアタリ