統計学と宝くじ | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

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Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

「統計学」、名前からして、
いかにも、むずかしそ~
 
そう思って、専攻は経済学でしたが、
ずっと、受講せずにいました。
 
しかし4年になり、単位と時間割の関係上、
選択の余地がなくなり、しぶしぶ受講しました。
 
教授が良かったこともありますが、
実際、けっこうおもしろく、
最終的には、クラスで一番の成績でした。ニコニコ
 
フランスで統計学が体系だって確立されたのは、
20世紀初めですが、ナポレオンも、
統計学的な知識、数字を使い、
綿密に敵軍を分析していたといわれています。
 
自分が統計学を勉強していて、
感動したのが、数学でもやりますが、
「期待値」という概念。
 
配当額×確率=期待値
 
たとえば、確率が50%で、配当額が300円だとしたら、
 
300円×50%=150円(期待値)
 
そうすると、賭金が100円の場合、
平均した配当(期待値)が150円なわけですから、
やり続ければ、よほど運が悪くない限り、
無限大にお金が増殖していきます。
 
ただ、残念ながら世間一般の賭ごと、
宝くじは、期待値が賭金より小さく、 
そうでなければ、主催者は、
破綻してしまいます。
 
一般的に、配当が大きい宝くじほど、
期待値は、低く設定されているので、 
自分は基本的に宝くじは買いません。
 
また、棚からぼた餅的なお金は、逆に人生を
だめにしてしまいそうで、それだったら、
その300円で、コーヒーでも飲んだ方が、
自分にとっての効用が高いわけです。
 
そうはいいながらも、一時は悪巧みし、
ナンバーズ3をExcelをつかって、
徹底的に、統計的に研究したことがあり、 
そうすると、ある程度の傾向性は見えてきます。
 
それらをもとに、シミュレーションして、
予想をたてるのですが、これが、なぜか
さっぱり当たらないのです。 
 
宝くじを買っている同僚に、
「買わなきゃ当たらない」といわれ続け、
確かにその通りと思いつつも、自分的に、
0と1の違いは大きくても、
0と0.00000・・・1の違いは、
大きくない?と思っています。
 
宝くじを買うくらいなら、
むしろ主催者側がいいですね~。にひひ
 
競馬や競艇は、配当額を変えられるので、
絶対に損しませんし、ロトやナンバーズも同様です。
 
もちろん、これらは国が管轄しているわけで、
企業がビジネスとしてやるのは、
許されていませんが、このアイデアを思いついた人は、
すごいと思いますし、運用能力のいらないファンドです。
  
そうは思いつつも、大学時代、
もっと早い時期から統計学をやっておけばと、
後悔しています。
 
なぜなら、日本では特に、やる人が少ない割に、
企業側での需要が大きいからです。 
 
アメリカの大学では、経済学を専攻する場合、
統計学は必修科目となっています。
 
ただ、いまやると偏頭痛が起きそうになりますが。。


PS:昨日は、ブログアップ設定時刻をミスし、スミマセンでした。。(T_T)