自分が高校を卒業したのが、2001年。
なので、今から、8、9年になりますが、
その当時に書いた自分の卒業文集をそのまま掲載します。
通常、世間一般に公開するものではないと思いますが、
手前味噌で恐縮ですが、けっこう味があって、
自分でもおもしろいんです。
ちなみに、この卒業原稿は、用紙をもらって、
その場で20分で書き上げた即興文です。
それでは、ごゆっくりどうぞ。。
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「この身一つで、どこまでも」
シチョウアタリ
僕は身軽が好きだ。
それは足軽が好きということにもつながる。
では、なぜ身軽が好きなのか。
それは僕の心の奥にある、
何ものにもとらわれたくないという
願望から来ているのかもしれない。
物にとらわれて生きていると、
本当に大切な自分というものが
失われていくのかもしれない。
世の中、いざというとき、物では解決できない。
この身一つで心一つで決まっていく。
これを磨いていくのが人生であると思う。
物が多いということは、身と心を磨くという本質から、
遠ざかってしまうかもしれない。
旅行に行くときも本当に必要なものにおさえて、
なるべく身軽に行った方がいいと思う。
物が多いとわずらわしいし、
旅の目的は、その旅から学び、
楽しんでいくことなのだから、
工夫して、楽しんでいけばいいのである。
又、身軽が好きな理由は、
一つのものに固執したくないという思いもある。
それは、過去に目を向けるのではなく、常に前へ前へ。
又、芭蕉のように旅を自分のすみかとするように生きていきたい。
常に新鮮なものに触れ、新しい発見をし、
美にうたれつつ、生きていきたい。
ゆくすえは、日本はおろか、世界、そして、月ぐらいには、
行きたいと思っている。
だから、僕にとって学校は、
性に合わないのかもしれないが、
学校がないと、めだかもこまるので、
ひとまず行くことにしている。
僕の心は、「虹を追いかける男」であり、
常に空想の中にあるのかもしれない。
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これは、当時の感性だからこそ、書けた代物です。
いまは、ろくに冴えないブログをカキカキ。
そういう意味で、このブログは、過去の自分への贖罪です。。