死刑制度への一考察 | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

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Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

自分は、基本的に、死刑に反対の立場で、
死刑は、非常に難しい問題ですが、あえて、
ブログで取り上げてみました。 
 
まず、死刑擁護の多くには、犯罪抑止論が
上げられます。
 
実際に、死刑を廃止した国々のデータをとると、
凶悪犯罪が変わらない場合も、増えた場合もあります。
 
しかし、自分はそれ以前の問題であると思います。
 
それは、核にも戦争抑止論というのがありますが、
核が戦争をさせないようにしているから、
「善」であるというのは、暴論だと思っています。
 
戦争を抑止、犯罪を抑止したいのであれば、
もっと平和的手段、方法で行えばいいのであって、
死刑は、最大の国家犯罪であり、
誰も死刑執行の責任を取らない点では、
国家権力の魔性ともいえるでしょうか。
  
極論すれば、犯罪抑止とか、
難しいことを抜きにして、もっと感覚的に、身近に、
好きか嫌いかでいいのではないでしょうか?
 
死刑執行を生で見たいか、絞首刑のボタンを押したいか、
自分の子供に、死刑が首吊りであると教えたいか?


自分に関しては、すべて"NO"です。
 
仕事とはいえ、最終的に死刑を
執行する刑務官たち。
 
彼らの人言えぬ、苦悩ははかりしれないといわれます。
(参照:『死刑執行人の苦悩』大塚公子) 


死刑執行人の苦悩 (角川文庫)/大塚 公子

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自分がこの一生にできることとして、
せめて未来の子供たちのために、
日本から死刑を廃止し、
かつての日本は死刑という蛮行をしていたと。 
 
自分も、アムネスティの一員として、死刑廃止は、
日本アムネスティに課せられた重要な使命であると、
個人的に思っています。
 
もし、自分が死刑廃止に、一助できれば、
そして、一人の生命でも救うことができれば、
という思いです。
 
本日、青山学院大学にて、
東アジア死刑廃止大会 」が、
午後1時より、開催されます。
 
ミステリー作家の島田荘司さんも、
ゲストとして、参加されますし、 
自分も、アムネスティ会員として、
参加予定です。
 
そういえば、先日より、ブログの右側に、
「アムネスティ死刑廃止」のブログパーツを
追加しました。
 
ぜひ、この機会に、死刑制度について、
考えていただければ、幸いです。


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