浜松国際ピアノコンクールの第一次予選の
結果発表が、昨晩ありました。
http://www.hipic.jp/7th/entrant/first.php
自分が予想した結果(11/11ブログ参照
)は、
ことごとくはずれました。
ピアノがあったら、下にもぐりたいような気分です。
やっぱり、プロの審査員は、
目の付けどころ、耳の付けどころ(?)が、
違うのだと実感しました。
ただ、演奏を聴いてみて、
自分が気に入るピアニストと、
純粋に技術的に優れている奏者は、
必ずしも一致する必要はないともいえます。
そんな反省もふまえつつ、
昨日も仕事を終えて、漫喫にこもり、
夜10時から、4日目、5日目の演奏を聴いていました。
それはともかく、印象的だったのが、
日本人の「加藤大樹」。
見事、1次予選を突破しました。
日本人で突破した人は、3人いますが、
日本の学校(昭和音楽大学)に通っているのは、
彼だけです。
少女マンガに出てくるような、
美男子、好青年で、演奏時も、
非常にリラックスしており、余裕さえ感じられました。
当の自分のことになりますが、
自分も幼稚園時代は、ヤマハ音楽教室、
小学3年まで個人教室に通っていました。
しかし、遊び盛りの自分にとっては、
興味を持てるものではありませんでした。
高校生になり、少しずつクラシックを
聴き始めるようになり、大学になって、
自分はピアノ音楽、とりわけソロが好きなのが分かってきました。
そして、ここ1、2年は、リヒテル、グールドしか、
聞いていない状態でした。
というのも、自分が気に入る
あたらしいピアニストを開拓するのは、
予想以上に大変で、一通り有名どころは聴いています。
そんな、ある種の倦怠感のある中、
11月8日に、実際にコンクール会場に行き、
出場者の演奏を聞いて、衝撃を受けました。
中村紘子が本の中で、
コンクールの魅力を語っていますが、
自分にとっては、自分にとっては、
予想以上の効果、影響力がありました。
「音楽」は、「音を楽しむ」と書きますが、
文字通り、このコンクールを通じて、
何の構えもなく、演奏を楽しめるようになりました。
優勝するかどうかは、別として、
自分が応援したいのは、
「81 アレッサンドロ・タヴェルナ」と
「32 加藤 大樹」です。
今日から、いよいよ第2次予選が始まります。
ぜひぜひ、ご覧ください。
ライブ中継
http://www.piacon.jp/live/jp.html
終了した演奏
http://vod.piacon.jp/