フランス語の数字の数え方は、
かなり特徴があります。
1から始まって、途中までは、
そんなに英語と違いありません。
60あたりは正常ですが、
70を過ぎると、明らかにおかしくなってきます。
かつて、石原都知事が、
問題発言をしたやつです。
フランス語の数え方をあえて、
英語で表現すると、こうなります。
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60・・Sixty
61・・Sixty-one
62・・Sixty-two
69・・Sixty-nine
※ここから下に注目
70・・Sixty-ten
71・・Sixty-eleven
72・・Sixty-twelve
73・・Sixty-thirteen
74・・Sixty-fourteen
75・・Sixty-fifteen
76・・Sixty-sixteen
77・・Sixty-seventeen
78・・Sixty-eighteen
79・・Sixty-nineteen
※ここからさらに注目
80・・Four-Twenty
81・・Four-Twenty-one
82・・Four-Twenty-two
83・・Four-Twenty-three
84・・Four-Twenty-four
85・・Four-Twenty-five
86・・Four-Twenty-six
87・・Four-Twenty-seven
88・・Four-Twenty-eight
89・・Four-Twenty-nine
※ここからもっと注目
90・・Four-Twenty-ten
91・・Four-Twenty-eleven
92・・Four-Twenty-twelve
93・・Four-Twenty-thirteen
94・・Four-Twenty-fourteen
95・・Four-Twenty-fifteen
96・・Four-Twenty-sixteen
97・・Four-Twenty-seventeen
98・・Four-Twenty-eighteen
99・・Four-Twenty-nineteen
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つまり、構造的には、こうです。
61=60+1
62=60+2
69=60+9
70=60+10
71=60+11
72=60+12
79=60+19
80=4×20
81=4×20+1
82=4×20+2
83=4×20+3
89=4×20+9
90=4×20+10
91=4×20+11
92=4×20+12
93=4×20+13
99=4×20+19
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慣れないうちは、絶対に混乱します。
なにが困るって、いろいろありますが、
特に、電話番号を口頭で言われるときです。
英語だと、1桁ずつ読み上げますが、
フランス語は、2桁ずつ区切り、計10桁。
パリだと 01 ** ** ** **
1年間留学していて、それなりに、
フランス語は上達しましたが、
これだけは、いまだに、
ちんぷんかんぷんです。
ちなみに、同じフランス語圏のベルギーでも、
数字の数え方に関しては、英語式みたいです。
ということは、フランスだけ?
ただ、金融業界の共通語が、
英語でよかったと思います。
これがもし、フランス語だったらと思うと、
想像するだけで、ゾッとします。
まあ、いま流行りの頭の体操には、
いいかもしれませんが。。