下高井戸シネマにて、「マン・オン・ワイヤー」をみました。
簡単に紹介すると、フランス大道芸人フィリップ・プティが、
1974年、あのワールド・トレード・センターの2つのビルに、
ワイヤーを張り、綱渡りをやってのけたというドキュメンタリー。
テーマからしてとんでもないですが、
実際に上映される映像は、もっとすごい。
当然、法律に認められているわけでも、
あらかじめ申請しているわけでもなく、
警備を奇跡的にくぐり抜け、ついに実現してしまうのです。
何のためにやるのか。
それは、誰にもわかりません。
ただ、その一歩ずつの踏みしめる姿が崇高で、
なんとワイヤーの上で、仰向けで寝そべるのです。
彼は、空や鳥たちと会話をしていたといいます。
最も単純にして、最も感動した映画でした。
興味があれば、ぜひ、一度、ご覧ください。