射撃とタラソフ | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

グアムで、ホテル近くにある
射撃場で、実弾射撃を体験してきました。
 
グアム、とりわけ中心街のタモン地区には、
いたるところに射撃場があります。
 
自分は基本的に平和愛好者であり、
銃器に関し、興味はありません。 


しかし、銃乱射事件や、
戦場で銃を使用など、
実際、どういう感覚であるのか、
それを知りたいのが、一番の目的でした。
 
ショップの入り口に入ると、
ショーケースに小型銃、壁にライフルが
架かっていました。



シチョウアタリな日々

 
店員の日本語による説明の後、
まったく知識がないので、
とりあえず、ワルサーにしました。
 
ワルサーは、ルパンが使用している銃で、
口径がかなり、小さいタイプです。
 

シチョウアタリな日々

 

屋内を移動し、控え室から、
射撃場へ移動しました。


射撃場内は、6つぐらいブースがあり、
ごく一般的な感じです。
 
インストラクターの指示のもと、
防音マスクをし、銃弾をつめ、
両手で握って、的に向かって構えました。
 
通常は、右手(利き手)で引き金を掴み、
左手は、銃底の土台として安定させるのです。
 
しかし、まったく初めてで、
それすらもしらず、両手で、
引き金を引こうとしていたくらいです。
 
実際に1発目、引き金を引いて、
発射しました。
 
さほど、恐怖心もなく、
音も思っていたほど大きくもなく、
ただ撃った反動で、銃がぶれるという
ことでしょうか。
 
一旦、撃ち出すと、
的に正確に当てることに夢中になり、
あっという間に弾がなくなりました。
 
実際に射撃をして思い出したのが、
タラソフというロシア映画監督の
「射撃場」というアニメ作品(1979)です。
 
かなり、独特で、ブラックな表現がありますが、
特に、自分が射撃を終えて、
店員が的を換えていく姿を見たとき、
タラソフの作品と二重写しになりました。
 
今回の結論として、銃というのは、
魔性があり、持っているだけで、
人格が変わってしまう面があるということです。
 
この感覚は、実際に銃を手にして、
撃たないと分からないかもしれません。
 
特殊な映画、アニメが好きな方であれば、
タラソフ「射撃場」は、一見の価値ありです。 



シチョウアタリな日々