速読の限界? | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

自分は、最終的に、Cクラスという上級クラスで、
Cクラスの目安である、「1分1万字」というのを
クリアしています。
 
感覚的に1分1万字というのは、
1ページ1秒ぐらいの感覚で、絶えず、
ページをめくっている状態になります。
 
すべての本でそれが出来るわけではありませんが、
教室の教材で測定したときに、
1万字を越えていたということです。
 
ちなみに、速読の限界というのがあり、
これは、非常に興味深いのですが、
最終的に行き着くところは、
「ページをめくる限界」であるということです。
 
通常、本を読むことを前提に、
速読を行っているわけですから、
当然、ページをめくる必要があります。
 
ゆっくり読んでいる分には、
ページをめくる作業というのは、
まったくといっていいほど、気にならないと思いますが、
速読をやっている人にとっては、死活問題となります。
 
それは、どんなに速く読めても、
ページをめくらない限り、次に進めないわけですから、
なかなか厄介な問題なのです。 
 
なので、速読教室では、
ある程度の段階までいくと、
ページをめくる練習をするようになります。
 
普段、何気なくページをめくっているため、
いざ、意識してやろうとすると難しかったりします。
 
教室では、研究しつくされたベストなめくり方があって、
それは、読むスピードに応じて、それぞれめくり方があり、
自分もいくつか習いはしました。
 
ただ、自分はとかく、不器用なのか、
このページめくりが苦手で、
ページをめくることにより、
肩に力が入ってしまい、
リラックスした状態で、本を読めなくなり、
読む速度も遅くなってしまうのです。

まあ、一般の人からすれば、
ページめくりに困るというのは、
ぜいたくな悩みでしょうが、
自分は実際にそうでした。
 
人間の能力って、きちんと訓練を受けて、
開発すれば、すごいことになっちゃうんです。