自分がその40万円の案件をやった時は、
リウマチの薬であった気がします。
副作用はなかったかと聞かれれば、
当然、ないわけです。
一般の人向けに治験を行うときは、
最終フェーズであることが多く、
副作用の可能性は、かなり低いのではないでしょうか。
しかしながら、持病といえるものか
分かりませんが、自分は、ときどき、
肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)なるものが、
発生し、心臓の表面の辺りが、突然、
きりきり痛み出すのです。
この神経痛、あまりほかの人にわかってもらえず、
悲しかったりしますが、このまれに出る神経痛の
頻度がすこし増したような気はします。
まあ、リウマチも神経痛の薬であるわけですから、
相関性はまったくないとはいえませんが、
実際、大した問題ではありませんでした。
そもそも、肋間神経痛自体、
病院側に報告していませんでしたし。
4泊5日を何回も繰り返すような、
スケジュールであったわけですが、
その時、自分のベッドのまわりにいた人たちと、
わりと仲良くなったりもしました。
一般的に多いのは、やはり大学生でしょうか。
一日のスケジュールとしては、
採血とかをしている時間以外は、
すべて自由であり、音楽を聴こうが、
漫画を読もうが、パソコンを持ち込んで、
ネットをやろうが、寝ていようがかまいません。
ありがちなのは、一日中、
入院患者みたく、ベッドの上で過ごしているわけですから、
緊張感がなく、昼でも自然とまったりして、
うとうとして、寝てしまいます。
そうするとどうなるかというと、
夜、目が覚めて、まったく寝付けなくなるわけです。
夜は消灯されていますし、
光がほかの人にもれてもいけません。
音もたてられません。
イヤホンして、音楽聴くぐらいはできますが、
それがいいところだと思います。
数日間、病院に拘束されて、
入院期間を終えて、外に出たときの解放感は、
いつでも忘れがたいほどのすがすがしさがあります。
お金は高額なので、直接手渡しではなく、
後日振込みという形ですが、
額もさることながら、給料と違い、
あくまで謝礼金扱いであるため、
所得税等の税金がかからなくて、済むのです。
これ、何気にけっこう大きいです。
給料だって、毎回、額面どおりもらえれば、
全然違いますよね。
そんなこんなの治験な日々でした。