スキューバ in サイパン (3) | 道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

道玄坂で働くベンチャー課長だったひと

Il n'est qu'un luxe veritable, et c'est celui des relations humaines.
Saint-Exupery(真の贅沢というものは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢だ。
サン=テグジュペリ)
 

時間的には、30分ぐらいでしょうか。
慣れない呼吸、水圧からでしょうか。
 
上がると、軽い頭痛と
疲労感、倦怠感に襲われました。
 
一旦、浜に上がり、重たい器材を背に、
駐車場まで戻りました。
 
駐車場についてからも、すぐに休めるわけではなく、
器材のアフターケアをする必要があります。
そうしないと、すぐに痛んでしまうからです。
 
そうして、器材を水で洗い流し、きれいにした後、
ようやく休憩にはいりました。
 
インストラクターの浅井さんも、
木陰にすわって、休んでいます。
 
サイパンの日差しは非常に強く、
暑さに弱い自分にとっては、
すぐ、日射病になってしまいそうな感じです。
 
なので、自分も木陰をみつけて、
休むことにしました。
 
海にもぐってみて、その神秘的な世界に魅了されたわけですが、
それと同時に感動したのが、
スキューバを終えて、陸に上がったときに見た、
地上の自然の多様性、美しさを再発見したわけです。
 
自分はときどき、絵を描いたりするわけですが、
眼があらわれるというか、自分が普段、見慣れていた自然が、
こんなにも美しかったかと、感動したわけであります。
 
逆説的ではありますが、海にもぐることにより、
海中の美だけでなく、地上の美を見出したのです。
 
実は、自分は、スキューバに対して、
ちょっとした思い入れがありました。
 
それは、フランス語を勉強したこともあり、
フランスのSF作家、ジュール・ベルヌが大好きで、
とりわけ「海底二万海里」は、
何度も原書で、読み返したほどです。
 
そんな、主人公、ネモ船長にあこがれつつ、
本を読んでいた頃から、
海の神秘のとりこになっていたのです。
 
とりわけ、サイパンの海は、
期待を裏切ることなく、
ごくイメージどおりの海で、
ダイビングの記録帳によると、
もぐったポイントの透明度は20mになっています。

20mって、けっこうすごいですよね。

極端な話ですが、自分はかつて、プロフィールにもある通り、
トライアスロンをやっていましたが、
スイムは、池とか湖が多いのですが、
泳いでて、自分の手すら見えないことがしばしでした。
 
そんなこんなで、1回目の本格ダイブを終了したのでした。