英文法の話(004):「現在形」と「現在進行形」(その1) | 松戸の英語教室、デュープラー英語学院・オフィシャルブログ

松戸の英語教室、デュープラー英語学院・オフィシャルブログ

千葉県松戸市の英語教室「デュープラー英語学院」のオフィシャルブログです。音読、発音指導、基本文法、英作文など、ゼロから対応します。

<前回の続き>

(「英文法の話」の記事一覧はこちら。)


前回まで、「現在形」がどういう表現なのかについて説明してきました。

英語の世界の動詞には、「動作を表す動詞」と「状態を表す動詞」の2つに大きく分類されます。(両方を表す動詞もありますが。。。)

原則的に、「動作」を表す動詞が「現在形」となった場合には、「今のこの瞬間」のことを含まない表現となります。

一方、「状態」を表す動詞が「現在形」となった場合には、「今のこの瞬間」のことを含んだ表現となります。

He plays tennis.
He likes tennis.

「play」は「動作」を表す動詞なので、上記の文では「今のこの瞬間」の話は含んでいません。「今のこの瞬間」ではなく、「日常的に、何度も繰り返す」ということを表現しているのです。

「like」は「状態」を表す動詞なので、「今のこの瞬間」においてもテニスが好きだ、ということを述べています。決して、「日常的に、何度も繰り返す」という意味ではなく、「ずっと"好きだ"という状態が続いている」という意味になるのです。

このように、文の述語動詞となっている動詞が「動作」を表すのか、それとも「状態」を表すのかによって、同じ「現在形」でも、「今のこの瞬間」を含まないのか、それとも含むのかという解釈が異なってくるのです。


さて、今回はこれを踏まえて、「現在進行形」の表現についてご説明します。

 【 続きを読む 】