関東地方ではゲリラ豪雨で、皆さん困っていらっしゃるようですが、西日本は梅雨入り前のさわやかな青空が続いています。

 

今日は朝からさわやかな快晴で、暑くなる前に1時間ほど草刈りをしました。エンジン草刈り機ですが、回転刃は鋼ではなく私用のナイロンロープです。今年はどういうわけか草が元気で、ひと月前に刈った草が完全に元通りになっています。

 

今日刈った場所は、イネ科の植物で、草刈り機で刈るのはなかなか大変です。普通の雑草ならスパスパ刈れるくらいに回転数を上げても、しなるだけでなかなか刈れません。植物が持っているしたたかさを感じます。

 

6月はハーブが一番元気になるときです。

タイムの花が咲いています。このタイムは、毎年この時期花を咲かせ、こじんまりとまとまっているので、私のお気に入りです。

 

一口にハーブと言っても、その辺の雑草以上の繁殖力を持ち、管理に大変なものがあります。ミント系のハーブです。

スペアミント、はっか草とも言います。葉っぱはさわやかな香りがしますが、増え方は半端ではありません。地下茎の根がどこまでも伸びて止まりません。ハーブが好きな住職は、この草が境内あちこちに生えているのを喜んでいますが、私は決めた一角に限定したくて,はみ出した分をせっせと取っています。最近もそれがもとで夫婦喧嘩をしました。

 

アップルミントです。これもよく増えます。葉っぱはリンゴに似た香りがします。住職がいないときに、絶滅寸前まで取りましたが、いつの間にやら、元の木阿弥です。

 

京都の歌の先生からもらった歌曲で「はっか草」という歌があります。お母さんの思い出を歌った歌で、ハーブのスペアミントのことを歌っています。ぱっと見はふつうの草ながら、さわやかな香りがして周りの人を和ませるような人になりなさいと母が言ったという歌詞です。

 

とてもいい歌で、私も何度かコンサートで歌いましたが、現実のスプアミントはなかなか、なごむどころではありません。

 

名古屋のテアトロ合唱団の公演「オペラ椿姫」が、あと1っか月余りに迫ってきました。オペラの合唱を歌いたいという私の願いが実を結ぶひと時です。以前二期会の合唱団に入れてもらったときはモーツアルトの「魔笛」でした。この時もとても楽しかったですが、椿姫は、合唱の量が桁違いで、暗譜は大変です。でもメロディーの美しさはこの上なく、どのも部分をとっても素晴らしいです。

 

練習も、以前は月2回でしたが、4月からこちらはほぼ毎週です。この間はソリスト3人が参加してくれて、オーケストラ伴奏で歌えて、大満足でした。CDでいつも聴いているソロの部分も生の声で聴くとうれしさがこみ上げます。

 

合唱団は、19世紀初頭のパリの貴族という設定なので、衣装もそれなりにドレスを準備します。私はコンサートを何度もしているので衣装はいくつかありますが、持っていない人はネットで買ったり、友達に借りたりおおさわぎしています。でもこれも楽しみのうちですが。

 

寒暖差は相変わらずで、うちへピアノを習いに来る小学生の子で自律神経の調子が悪くてという子もいます。今の小学生は昔よりデリケートだなあと思いますが、どんなもんでしょうか。梅雨入り前のさわやかな日をもっと楽しめるといいのですが。

寒暖差はあるものの、昼間はさわやかな五月晴れです。

境内でしゃがみ込んで草取りをしていると、頭の上に鶯がどこからともなくやってきて、美声を聴かせてくれます。近くの山では半月ほど前からホトトギスが鳴いています。二匹の鳥の美声を聴きながら、ああなんと贅沢な時間かとおもいます。

 

境内の樹々も周りの山の木も、緑滴る美しさで、時々手を休めて緑の葉っぱの輝きを眺めています。子供のころに緑の山を見ると目の健康にいいと聞いたことがあります。私と同じくらいの年齢の人たちは、次々と白内障の手術を受けていますが、私は近視と老眼を克服すべく遠近両用のコンタクトレンズのおかげで,眼に関しては全くストレスなしで暮らしています。

 

先日、うちの檀家さんで97歳の婦人が亡くなられました。亡くなる30分前まで普通にお話しできたようで、眠るように、枯れるように亡くなられたとのことでした。長寿の人はそれほど苦しまずになくなると聞いたことがあります。この方の場合はまさにその典型かと思います。

 

この方は長男の小1の時の担任の先生でした。ゆったりとした話し方、丁寧な美しい字をかかれ、私の実母とほぼ同じ年代だったので、私も安心して息子の小学校生活を見守れました。

 

定年後は息子さんのそばで、お孫さんを育てられ、お孫さんが大きくなった後は、地域の俳句教室などで楽しんで見えたようです。ちょうどこのころ、私は実母を引き取って一緒に暮らしていました。母も俳句が好きだったので、一緒に教室に入れてもらいました。

 

朝早く亡くなられたとの電話を受け、昨日がお葬式でした。たまたまその時配られていた、大紀町の広報誌を見ていたら、その方の短歌が出ていました。最近は俳句より短歌のほうにシフトしたようでした。

 

榧(かや)の実の 匂いのはこぶ 風のあり

 そだちし家の とおき日おもう

 

これを見たら、なんと辞世の句ではないかと思いました。晩年は同じ町内にある老人施設に入っておられました。車で15分くらいの距離ながら、帰りたくても帰れなかったのでしょう。その方の家の近くには、確かに榧の木がありました。懐かしい我が家に思いをはせながら、亡くなられたのです。思わず目がウルウルしました。

 

一人また一人と、知っているお年寄りが亡くなられるのは、仕方ないことですが、寂しいです。

 

境内にある蝋梅の木に実がなっていました。2本ある木のうち一本だけに実がついていました。ご詠歌の人に教えてもらってびっくりです。

この実を土に埋めると、蝋梅の芽が出てくるということです。

 

操作ミスで3枚も出てしまいました。今を盛りと咲いているシランですが、よく見るとなかなかかわいい花で、ミニチュアながら、ランの雰囲気もあります。

 

風がだんだん湿っぽくなってきました。さわやかな季節は、あっという間ですね。

寒暖差の大きい、今一つ春らしくないお天気のこの頃です。でも境内の花は春を通り越して初夏の様相です。ハコネウツギが満開です。

境内にはこの木がいっぱいあって、満開になっています。最初は白い花、次の日にはピンクから赤へと変わっていきます。

 

昨夜は、BSテレビで「ダヴィンチコード」を観ました。これはダン.ブラウンの小説をもとにした映画ですが、かなり前に私はこの小説を読み、もちろん映画も見ました。よく見ると2006年の映画と書いてあるので、なんと18年前の映画です。小説を読んだのはもう少し前ということになります。

 

この小説は、私が今まで読んだ中で一番面白く、かついろいろ考えさせられ、また勉強になった小説でした。この話がきっかけになり、キリスト教のことをより詳しく知ることになり、当時バッハ合唱団に入っていて、ヨハネ受難曲や、マタイ受難曲を歌ったこともあって、キリストが処刑される部分はかなり詳しく知りました。

 

18年もたって再び観た映画ですが、印象は強烈でした。物語はもちろんフィクションですが、キリスト教の歴史という史実をもとにしているので、次々出てくる単語は、どれもみな理解できました。

 

トムハンクス演じる、ラングドン教授という宗教象徴学のハーバード大学の教授が事件に巻き込まれる話です。フィボレッチ数列、ニケーア公会議、テンプル騎士団、マグダラのマリア、十字軍、などなど。

 

特に重要なのがマグダラのマリアで、彼女はイエスの妻で、イエスが処刑されたときに妊娠していたという仮説がこの小説に出てきます。

彼女は実在の人物ですが(受難曲にも何度も出てきます)キリスト教会は、ニケーア公会議で、イエスは独身男性で後継ぎはいないという設定にしたので、後継ぎがいたら大変、その痕跡を消すことにします。マリアが女の子を産んだので、これを抹殺するために魔女狩りまで始まったとか。

 

こうして、殺されなくてもいい人がたくさん殺され、キリスト教の歴史は私にとって血なまぐさいものに思えます。異端審問をするということは、違う教義を信仰したら殺されるということです。何のための宗教かと思います。仏教とは同じ宗教という立場には立てないと思います。

 

それにしても、この小説は世界的にすごいベストセラーになったわけですが、バチカンから抗議は来なかったのでしょうか?抗議したら、かえって藪蛇になりそうですが。

 

仏教は、お釈迦様の生き方を学ぶ宗教ですので、考え方が違うからと言って殺し合いにはなりません。仏教に出会って本当に良かったと、いまさらながら思います。