昨日1月26日(日)午後2時から、紀北町海山公民館で、波の会の新春コンサートが開催されました。
海山公民館は紀北町にあり、私の家から高速道路を通っていくのですが、距離にして約30キロ、時間は30分ほどです。おかしなもので、松阪方面に行くとして、30キロ30分だとしたら、大台町栃原あたりです。いつも通っているR42を走るなら、何もストレスなく気軽に行ける距離です。
それが、同じ距離と時間でも、尾鷲方面に行くとなると途端に遠く感じるのです。昔は荷坂峠という交通の難所があったものですから、紀伊長島に行くのはかなり大変だったようですが、今や高速に乗ったら紀伊長島は15分で着きます。うちと同じ大紀町の滝原に行く距離です。
そんなわけで、このコンサートのチケットの私の売れ行きは芳しくなく、よく言われるのが、「そんな遠いところはちょっと…」です。
でも、海山町近辺の地元の出演者の方がたくさんチケット売ってくれたようで、まずまずの入りでした。
私の今回のプログラムは、北原白秋作詞 山田耕筰作曲の
「かやの木山の」「曼殊沙華」
2部は日本の四季折々の歌を順に歌おうということで、私は
「冬景色」を歌いました。
最後のフィナーレは、出演者全員でふるさとをお客さんも一緒に歌いました。
波の会は、東紀州という地域で活躍する演奏家協会ということで、歌の人が多いですが、ピアノの人もたくさんみえますし、フルートの人も演奏を聴かせてくれます。年代も様々で、私は上から2番目です。でも舞台があるということはありがたいことですので、これからも出させていただきたいと思います。
先日の朝日新聞の天声人語欄に、京都の桜守の佐野藤右衛門という人の言葉が出ていました。「一般に人は、桜を見ると言ったら、花が咲いた時だけ大騒ぎするけど、できたら一年中一本の桜の木を見守ってほしい」という言葉です。
私は思わず、これって私のことだと思いました。毎年3月末にする桜コンサートの舞台になる木は、樹齢120年、その素晴らしさは遠く、津市や伊勢市からもお花見客が来るほどです。
でも私はこの木がすぐそばにあるので、しょっちゅう観察しています。週に2回ゴミ出しに行くときにこの木のそばを通るので、夏の緑の葉がこんもりと茂るときも、秋になって紅葉した葉が散るときも見ています。そして今はホントに小さな硬い芽がついて、冬の寒さに耐えています。私はそばを通るとき、枝の先を撫でながら、「春にはきれいな花を咲かせてね」とお願いしています。
こんな小さな硬い芽が、あのような、柔らかなピンクの花びらになるなんて、自然の力の不思議をいつも思います。
今、コーラスは3月22日の桜コンサートに向けて練習しています。桜にとって冬の寒さも必要だと聞きました。寒いのはもう少し我慢して、来るべき桜の季節を待ちたいです。




