記録的な暑さが続く毎日ですが、7日(日)午後2時から東海市芸術劇場大ホールで、演奏会形式のオペラ「椿姫」が公演されました。
今年は第6回定演で、昨年5回目の定演は「ラ・ボエーム」でした、友人からテアトロに誘われた私は、昨年の「ラ・ボエーム」を聴きに行きました。本物のオペラではなくオーケストラが舞台に上がって、コーラスはひな壇の上に上がって、ソリストはオケの前やコーラスの前で歌うのです。この方法で、十分オペラの雰囲気を味わえるので、この合唱団に入団しました。
去年の9月から、名古屋の金山にある音楽プラザでの練習に通いました。最初は月2回のペース、主に日曜日の午前中の3時間ほどでしたが、年を越して今年の4月ごろからは毎週になり、土曜日の練習も入ってきました。
うちからは日帰りできないので、ホテルを取っての通いでした。土日は寺の法事もあり、出にくかったのですが、息子が土日の法事を手伝ってくれるようになり、私は準備だけして安心して出かけられるようになりました。
本番前の6日(土)の練習は今までの中で最も過酷でした。場当たりという出入りの練習を何べんもするのです。この音が鳴ったらと、舞台監督や助手の人がキューサインを出してくれます。ゆっくり歩く場合もありますが、場面によっては走って出ます。平面なら楽ですが、私たちはひな壇に上る必要があるので、ドレスの裾を踏まないように気を付けて階段を上ったり下りたり大変でした。ヒールの靴を履いている足が、悲鳴を上げ始めました。
やっと場当たりが終わったら、夜6時からゲネプロです。本番と同じ設定で通し稽古です。終わったのは夜9時、足はパンパンになっていました。
過酷な暑さが予想された7日、やっと本番です。練習の辛さに比べたら、本番はあっという間に過ぎて、さみしさも感じました。
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椿姫役の二宮咲子さんの堂々とした圧倒的な歌唱力にみんな感動しました。練習の時から何度も聴かせてもらったその声は、会場中に響き渡りました。
オーケストラも素晴らしかったです。オペラのオケはかなりの難しさだと思います。ソリストの声に寄り添わないといけないし、アマチュアということになっていますが、かなりのレベルに仕上がったと思います。
生のオケ、ソリストの声など、毎週たっぷり聴かせてもらい、幸せでした。私がチケットを売ったエアロ教室の人や、コーラスの人も皆さんよかった、凄かったというLINEをもらいました。家族や友人20人が来てくれて、感謝です。
次は、トゥーランドットに向けて練習が始まります。お盆が終わったら、また私もスタートしようと思います。暑すぎる夏ですが、皆さんお体を大切にお過ごしください。