ダニエル・アロミーア・ロブレス(ペルー)
Daniel Alomía Robles
1871年1月3日 ー1942年6月18日
今年は没後80年


コンドルは飛んで行く/つばめよ 
合唱譜(全音楽譜出版社¥1300税別)
女声も混声もあります。


13年前、ラテンアメリカの音楽としては
最も有名な《コンドルは飛んで行く》に
歌詞を書いたのですが、
コロナ騒動の時代を体験して、
信頼とかつながりとか、そういう目に見えない
実体のないものに生かされていることを
強く実感するわけです。
それに氣づいたときに、
自分はどう生きれば良いのだろうか?
ということを書いたのが
《コンドルは飛んで行く》の歌詞です。

2020年の3月以後2年、コロナ騒動で
依頼のコンサートの仕事が
ほとんどがなくなりました。
そのかん、新しい訳詞作品を書いたり
チェロ入り四重奏のスコア、パート譜を
書いたりしたので、
無駄に過ごしてはいませんでした。
「自粛」中の成果を、去年から
いろいろと発表しています。

収入激減の時代に助けて下さったのは
キンキュー事態の中でも氣にせずに
コンサートに来て下さったお客様。
コンサートに来られなくとも
支援物資、ご支援金を送って下さった方々。
そして、コロナ騒動の中でも
演奏依頼をしてくださったのは、
亀有の長永寺、
雑司が谷の本浄寺という二つのお寺。
名古屋の宗次(むねつぐ)ホール。
そして
自治体では唯一
立川市地域文化振興財団です。

宗次ホールは、CoCo壱番屋の創業者
宗次徳二さんがカレーライスチェーン店の
経営から完全に退いて、名古屋市内に作った
クラシック音楽専用コンサートホール。
支配人の宗次さんの哲学は
「助け合いこそが人生を豊かにする」
企業経営哲学も人生哲学も
助け合いの精神を推進されています。


お客様、お寺、宗次ホール。
ボクの音楽に関わって下さるこの
三者に共通するものがあります。
慈悲の心、仏の心です。
ふだんは特に宗教心などを持っていなくとも
困った時には、
周りの方々の慈悲心や仏様のような御心に
支えられているのだ、と氣づくのでした。

6月18日は、
名曲《コンドルは飛んで行く》の作曲者
ダニエル・アロミーア・ロブレスの命日。
没後81周年です。

ケーナ奏者としては無条件で
最も感謝する音楽家であり
ロブレスさんのお陰で生きていられる、
と言っても過言ではありません。
だから《コンドルは飛んで行く》に
歌詞を書くことはそれなりの
覚悟が必要でした。

ロブレスさんのお陰で、
宗次徳二さんにも出会えました。


10年前、2013年この日は、
名古屋市の宗次(むねつぐ)ホールで
ロブレスの命日にちなんで
《コンドルは飛んで行く》100年コンサートを
主催していただき、
ホールのオーナーの
宗次徳二さんと出会った日でもあります。

2013年は、サルスエラ(歌芝居)の
『コンドルは飛んで行く』が1913年に
初演されてから100年の年でした。
宗次本2
宗次本1宗次さんの本

宗次さんは
「売上げを競うより、社会貢献活動を競え」
「究極の贅沢は、必要とする人のために
 お金を使うこと」
という哲学をお持ちです。

こんな名言も。
「利益の少ない商売にこそ
 感謝の気持ちを込めよ」

(どちらの言葉も『夢を持つな!目標を持て!』より)

ボクは、お金の使い方では
宗次さんに習うことはできませんが、
音楽の使い方ならそれができます。

「究極の贅沢は、必要とする人のために
 音楽を使うこと」と、

『お金』を『音楽』に
置き換えればそのままこの言葉が生きます。

「利益の少ない商売にこそ・・・」という言葉は
マザー・テレサのこの言葉と同じ意味と感じます。

マザーテレサ

「大切なのは、
 どれだけ大きなことをするかではありません。
 小さなことに、どれだけ
 大きな愛をこめるかです」マザー・テレサ

宗次さんやマザー・テレサのメッセージを
心に刻むと、
必要とされているところに
出かけて演奏することが
自分にとって大切なことなのだと気づきます。

9年前の2014年6月18日は、その1年前に
出会った宗次さんのことを思い出しながら
新宿駅南口の通路を歩いていたら
バッタリ、宗次さんに出逢う♪という
超オドロキの
シンクロニシティが起きた日でした。
宗次さんは東京に
講演にいらっしゃったのです。

6月18日は、こんなふうに
ボクにとって大切な日になりました。
《コンドルは飛んで行く》にボクが作詞した
この歌詞は13年前、
2010年元日に書いたものですが、
その後のボクの生き方が
ここに表現されています。


コンドルは飛んで行く
【El cóndor pasa】


自由の風求めて ぼくの心に翼が
小さな翼だけれど
飛び立つ勇気さえあればいい
人はひとりじゃ生きられず いつも誰かに
支えられて生きるぼくも
誰かを支えて生きている
自由の夢求めて きみの心に翼が
小さな翼だけれど
はばたく勇気さえあればいい
(作詞:やぎりん)


仏教講師、岡本一志さんから
いただいたメール。
《コンドルは飛んで行く》の哲学につながるものです。
以下、転載 *************
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
与えることでしか
与えられないものがあるのです
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

仏教に布施(ふせ)ということが
教えられています。

布施とは「与える」ということです。

お互いに感謝したり、大事にしたり、
理解しあう関係は
一方的に相手に要求するだけでは、
築くことはできません。

与えることで与えられるのです。

例えば、自分が感謝の態度で接する、
そうすれば、
相手も同じ態度で返してくれます。

相手のことを大切に思って接すると
相手も自分のことを
大事にしてくれます。

相手のことを理解しようと思ったときに、
相手も私に向き合ってくれるのです。

感謝や思いやりは、
「与えること」で、「与えられる」のです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
自分の存在が、誰かを支えている
という思いが、明日を生きる力になります
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

私たちは、
「あの人に幸せになってもらいたい」
「あの子を守りたい」
「自分がいないと、あの人が悲しむ、困る」
と思えば、苦しい時でも、
それを乗り越える事が
できます。

娘時代は、か弱かった女性が、子供を産み、
母親になると、
「この子のために頑張らないと」と、
とてもたくましくなることもよくあります。

自分のために頑張るというのは、
意外と限界があるものです。

ところが、
あの人の幸せのため、この人の笑顔のため
と誰かを支えなければならなくなったとき
どんな逆境や苦しい状態も乗り越える力が
わいてきます。
**************転載ここまで


スコットランド民謡《ナナカマドの木》
やぎりん訳詞《ふるさとのナナカマド》
合唱化計画

■ご支援金 1口 2000円。ご支援者には
1口につき2冊の楽譜をお送りいたします。
■期間:2023年10月末日まで(目標40万円)
10月下旬、楽譜発送予定
■受付口座 
◎郵便振替口座 00180-2-612135 
八木倫明(ヤギリンメイ)
ご送金の際には通信欄に「ナナカマド支援」と
ご記入をお願いします。

◎三菱UFJ銀行 高田馬場支店 
普通 0051411 八木倫明

◎三井住友銀行 光が丘支店 
普通 0724543 
地球音楽工房代表 八木倫明

銀行の場合、明細が不明ですので
お振込みの前後にEメール、
お電話などでご連絡お願いします。
■連絡先 yagirin88@gmail.com
080-5379-4929【やぎりん】年中夢求♪


★自由の風支援金募集♪
1口¥3000のご支援で8月の日暮里公演を
記録したCDまたはDVDを御礼にいたします。
郵便振替口座00180-2-612135八木倫明
通信欄に「自由の風支援」「CD希望」
または「DVD希望」とご記入ください。


《ラピュタ・シチリアーナ》動画リンク先

https://youtu.be/Odu3pM_cUfo

◆ご訪問ありがとうございます。このブログを
訪ねて下さった方々の幸運を祈ります。




大好評♪絶賛出版♪
やぎりん(文)+小澤一雄(絵)
絵本『わくわくオーケストラ楽器物語』
(ポトス出版)¥1800(+税)



6月19日(月)喫茶Roダん 読み語り音楽会


6月25日(日)笑福亭里光 亀有落語会


やぎりんカルテート・リベルタ札幌公演
7月22日(土)午後1:00 札幌市民交流プラザ


やぎりんカルテート・リベルタ遠軽公演
7月23日(日)午後2:30
遠軽町芸術文化交流プラザ小ホール


■やぎりんカルテート・リベルタ♪
自由の風 平和音楽会 2023年8月3日(木)
昼の部 午後2:00開演
夜の部 午後6:30開演
日暮里サニーホールコンサートサロン


■やぎりんカルテート・リベルタ♪
自由の風 福島公演
2023年8月18日(金)午後6:00
福島市アクティブシニアセンターAOZ
4階 多目的ホール


■やぎりんカルテート・リベルタ♪
第5回 広い河の岸辺コンサート♪白鷹
2023年8月19日(土)午後4:00
白鷹町文化交流センターあゆーむ
■やぎりんカルテート・リベルタ♪
第5回 広い河の岸辺コンサート♪山形
2023年8月20日(日)午後1:00
やまぎん県民ホール スタジオ1



天使と悪魔の絶望名歌集
「世界が終わっても音楽と愛が残る」
歌:大前恵子(★印)
演奏:やぎりんカルテート・リベルタ(1〜16)
 高橋泉(チェロ)
 藤枝貴子(アルパ)
 清永アツヨシ(ギター)
 八木倫明(ケーナとナイ)

演奏:やぎりんトリオ・ケルティカ(17〜18)
 田中麻里(アイリッシュハープ)
 清永アツヨシ(ギター)
 高橋泉(チェロ)【ゲスト】
 八木倫明(ケーナとアイリッシュフルート)

読み語り:河向貴子(5と7)

1. ガブリエルのオーボエ
  (E.モリコーネ作曲)
2. 『銀河鉄道の夜』〜白鳥の停車場
  (藤平慎太郎・作曲)
3. ふるさと銀河に還る★
  (E.モリコーネ作曲/やぎりん作詞)
4. あなたの肩を借りたら
 【You Raise Me Up】★
 (B.グラハム作詞/R.ロヴランド作曲/やぎりん訳詞)
5. [読み語り]
  パラグアイの先住民族グアラニーの伝説
6. チョグイ鳥 (パラグアイ民謡)
7. [読み語り]
 ニュージーランドの先住民族マオリの伝説
8. ポカレカレ・アーナ★
 (NZマオリ民謡/やぎりん日本語詞)
9. 鳥の歌 (カタルーニャ民謡)
10. 聖母の御子★ (カタルーニャ民謡)
11. 愛は花、君はその種子★
  (A.マックブルーム作詞作曲/高畑勲・訳詞)
12. アマポーラ (J.M.ラカーリェ作曲)
13. もう一度愛の言葉を[切れた絃]★
  (ロシア民謡/やぎりん訳詞)
14. 鶴★【ウクライナ名歌】
  (R.ガムザートフ作詞/Y.フレンケリ作曲/やぎりん訳詞)
15. ワルツ 切れた絃 (ロシア民謡)
16. 小さなオルゴール (ウニャ・ラモス作曲)
17. 思い出のサリーガーデン★
  (アイルランド民謡/やぎりん訳詞)
18. 広い河の岸辺★
 (スコットランド、イングランド民謡/やぎりん訳詞)
19. ムーン・ダンス (清永アツヨシ作曲)[ギター+ケーナ]

CD番号
LIBERTAD-CD8686 【¥2800+税】
◎お申し込みは、やぎりんへ
yagirin88@gmail.com
税送料込みで¥3000にいたします。
*******************

◎エッセイ『広い河の岸辺』
大変好評で、販売中ですドキドキ


クローバー必然と偶然が時を得て生み出した、
大いなる奇跡!
この歌は今後50年、
100年と歌い継がれて
日本の歴史に残るでしょう。
湯川れい子

本の表紙
ドキドキ やぎりんBOOK『広い河の岸辺』
(主婦と生活社)!!¥1000+消費税

コンドル合唱譜混声
やぎりん作詞《コンドルは飛んで行く》
やぎりん訳詞《つばめよ》
吉田桂子編曲
合唱譜が出版されました。
女声三部/混声三部の2種類。
それぞれに、易しい二部合唱の楽譜も
収録されています。
¥1300(+税)全音楽譜出版社


合唱譜女声
ドキドキやぎりん監修の合唱譜が発売(全音楽譜出版社)。
小川類・編曲
☆女声三部/二部
★☆混声三部/二部

《広い河の岸辺》(スコットランド民謡)
《思い出のサリーガーデン》(アイルランド民謡)

2曲セット。
定価¥1200(+消費税)


完成した絵本表紙
ドキドキ葉祥明さんの絵本(文:八木倫明)
『ひろいかわのきしべ』(国土社)
発売しました!!


絵本『ひろいかわのきしべ』推薦文の
帯付きは初版のみです。
クミコさんと湯川れい子さんの言葉が
載っています。

ドキドキクミコさん
いま世界にあってほしいと思うものが
この絵本の中にあります。それは
暗い空をてらす、希望の光です。

ドキドキ湯川れい子さん
この歌は、これからの時代に愛され、
その時代を踏み越えて、
未来に継承されていくと信じています。


クミコジャケ写
合唱のスコアもついた
《広い河の岸辺》CD
You Tubeには載っていない合唱バージョンが
このCDには収録されています。
女声合唱団「青い鳥」が素晴らしい演奏をしています。

★《広い河の岸辺》の本質
『小さな死』からの出発。
http://amba.to/1oBdnE3


★地球人が渡るべき河のこと
http://amba.to/1t0E3O6

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「なにも知らない。なにもできない。
なにもない。
なのに、なにかを求めている。
自分の微力は、よく承知している。
とるに足りない才能についても自覚している。

でも、せっかく生まれて来たのだから
感動したい。共鳴したい。
おなじ心のひとに会いたい。

それがせめて
みじかい生命の軌跡の中で
ぼくらが望むものではないか。

ところであなたは・・・。


★『詩とメルヘン』サンリオ刊
1982年4月号編集後記やなせたかし
◎やなさたかしさんの限りない優しさ
*********************
★エーリッヒ・フロムの愛の論理と音楽