作曲家の長森かおるさんは、ボクにとっては
《海はふるさと》の合唱譜を、3種類も
編曲してくださった恩人です。
今また、
《ふるさとのナナカマド》の合唱化を
計画し、混声三部、女声三部、同声二部の
3種類の合唱譜を編曲してくださるように
お願いしたところです。

その長森かおるさんからのお便りに
ピアノ指導者として名高い
北村智恵さんのエッセイのコピーが
同封されていました。
「音楽」は「祈り」というタイトル。
音楽家として実に大切だと、ボクが
日頃思っていることがわかりやすく
書いてありました。

以下「  」内は、北村智恵さんの
文章の要約。

”心をこめる”ということ
“心をこめる”という言葉は抽象的なので
ボクは使わないことにしてきました。
このブログやボクの著書にも
この言葉は出てこないはずです。
自分で説明できない言葉は使わない、
ということが自然になっています。
しかし、北村智恵さんのこのエッセイには
“心をこめる”ことを実にわかりやすく
説明してくれています。

「心をこめて弾くというのは
誰かのために弾く、ということ」。

見事です。ストンと腑に落ちます。
これなら自分でも”心をこめる”を
使えるかな、と思えるほどに、
短くて説得力のある説明ですね。


「自分がどう思われたいか❓でなく
自分の演奏を聴いた人が
どうなってほしいか❓
聴く人への自分の思いを音で伝えるのが
演奏するということ」。
「人を愛し、人を信じ、本当に
他者とつながることを大切に思っている
人間にしかできないことである」。

胸がスーッとする内容です!
ピアニストだけでなく、ほかの楽器の
演奏家や歌い手にも
このまま当てはまります。
ボクが訳詞してきた世界の名歌はどれも
出遭った瞬間に
その歌詞の普遍的な力を感じました。
ぜひこの歌を
できるだけこの歌詞の意味のままで、
あるいは
元の歌詞よりも深い意味にして
日本人に伝えたい、
と思ったものばかりです。

ボクは、一度でも真剣に人を愛した 
経験がある人に
《広い河の岸辺》の歌詞を
伝えたかったのです。
人を愛し、人を信じ、
裏切られても尚、人とのつながりを
求めるような人に、
この歌詞はわかるだろうと、ボクは
思っていました。
そういう人に歌ってほしいし、
そういう人に聴いてほしかったのです。
人生につまづいたとき、
愛が信じられなくなったとき、
この歌を口ずさんだら、希望が見えて
くるんじゃないか…….と。
逆に、
人を愛した経験のない人には、
この歌詞はわからないだろうと。

他者への思いが『祈り』
「本ものの音楽は、その作品も演奏も、
それを聴く人々(他者)への
思いを持っているということであろう。
元氣でいたい、幸せになりたい、と
自分のことを思うのは”願い”だが、
元氣になってほしい、
幸せになってほしい、と他者を思う
氣持ちは”祈り”だと思う」

「何百年も受け継がれてきた
クラシック音楽は、今も
世界中の人々が
感動し合える何かを持っている。
それはその音楽を通して
“伝えたい思い”
“分かち合いたい感情” を
聴く者のために心をこめて
伝えてきたからである」

「クラシック音楽が脈々と
続いてきたのは作曲も演奏も、
つまりは音楽そのものが
“祈り”だからではないのか……」

祈りの集積が永遠の名曲を生む
伝えたいことがあるから音楽をする。
音楽の深みはそこから生まれます。
伝えたいことがなく、
ただ弾いているだけ
ただ唄っているだけでは深みがありません。
同じ曲を何度でも聴きたくなるのは
それに深みがあるからです。

ボクの音楽はクラシックではありませんが、
100年以上歌い継がれてきた名歌名曲を
レパートリーにしている点では
クラシックとも似ています。
“伝えたい思い”
“分かち合いたい感情” を多くの
演奏家、聴衆にもたらしてきた
歌だから100年後に残ったのです。 

それは共感を求めて創作した作曲家、
その作品に共感した演奏家、さらには
コンサートに足を運んで、
実際の音や言葉を聴いて共感した
お客様との共同作業の
積み重ねの成果です。
つまりは、
祈りの共有が、100年後に残る音楽を
生み育てるのです。
あの人に伝えたい、という
共感の連鎖です。

スコットランド民謡《ナナカマドの木》
やぎりん訳詞《ふるさとのナナカマド》
合唱化計画

■ご支援金 1口 2000円。ご支援者には
1口につき2冊の楽譜をお送りいたします。
■期間:2023年10月末日まで(目標40万円)
10月下旬、楽譜発送予定
■受付口座 
◎郵便振替口座 00180-2-612135 
八木倫明(ヤギリンメイ)
ご送金の際には通信欄に「ナナカマド支援」と
ご記入をお願いします。

◎三菱UFJ銀行 高田馬場支店 
普通 0051411 八木倫明

◎三井住友銀行 光が丘支店 
普通 0724543 
地球音楽工房代表 八木倫明

銀行の場合、明細が不明ですので
お振込みの前後にEメール、
お電話などでご連絡お願いします。
■連絡先 yagirin88@gmail.com
080-5379-4929【やぎりん】年中夢求♪


★自由の風支援金募集♪
1口\3000のご支援で8月の日暮里公演を
記録したCDまたはDVDを御礼にいたします。
郵便振替口座00180-2-612135八木倫明
通信欄に「自由の風支援」「CD希望」
または「DVD希望」とご記入ください。


《ラピュタ・シチリアーナ》動画リンク先

https://youtu.be/Odu3pM_cUfo

◆ご訪問ありがとうございます。このブログを
訪ねて下さった方々の幸運を祈ります。




大好評♪絶賛出版♪
やぎりん(文)+小澤一雄(絵)
絵本『わくわくオーケストラ楽器物語』
(ポトス出版)¥1800(+税)



★まりりん・やぎりん・とーこ
読み語りアイリッシュ・コンサート
5月20日(土)午後2:00
亀有駅南口 藍ほーる
『耳なし芳一』ほか


やぎりん作詞家デビュー9周年♪コンサート
歌:渡辺麻衣
ギターと歌:清永アツヨシ
ケーナ、ナイ、アイリッシュフルート:八木倫明
5月21日(土)午後6:00
銀座のシャンソニエ『月夜の仔猫』
¥5500(1ドリンク付き)


笑福亭里光  Roダん落語会
5月22日(日)午後2:00 喫茶Roダん
(一橋学園駅北口スグ)


やぎりんカルテート・リベルタ札幌公演
7月22日(土)午後1:00 札幌市民交流プラザ


やぎりんカルテート・リベルタ遠軽公演
7月23日(日)午後2:30
遠軽町芸術文化交流プラザ小ホール


■やぎりんカルテート・リベルタ♪
自由の風 平和音楽会 2023年8月3日(木)
昼の部 午後2:00開演
夜の部 午後6:30開演
日暮里サニーホールコンサートサロン



天使と悪魔の絶望名歌集
「世界が終わっても音楽と愛が残る」
歌:大前恵子(★印)
演奏:やぎりんカルテート・リベルタ(1〜16)
 高橋泉(チェロ)
 藤枝貴子(アルパ)
 清永アツヨシ(ギター)
 八木倫明(ケーナとナイ)

演奏:やぎりんトリオ・ケルティカ(17〜18)
 田中麻里(アイリッシュハープ)
 清永アツヨシ(ギター)
 高橋泉(チェロ)【ゲスト】
 八木倫明(ケーナとアイリッシュフルート)

読み語り:河向貴子(5と7)

1. ガブリエルのオーボエ
  (E.モリコーネ作曲)
2. 『銀河鉄道の夜』〜白鳥の停車場
  (藤平慎太郎・作曲)
3. ふるさと銀河に還る★
  (E.モリコーネ作曲/やぎりん作詞)
4. あなたの肩を借りたら
 【You Raise Me Up】★
 (B.グラハム作詞/R.ロヴランド作曲/やぎりん訳詞)
5. [読み語り]
  パラグアイの先住民族グアラニーの伝説
6. チョグイ鳥 (パラグアイ民謡)
7. [読み語り]
 ニュージーランドの先住民族マオリの伝説
8. ポカレカレ・アーナ★
 (NZマオリ民謡/やぎりん日本語詞)
9. 鳥の歌 (カタルーニャ民謡)
10. 聖母の御子★ (カタルーニャ民謡)
11. 愛は花、君はその種子★
  (A.マックブルーム作詞作曲/高畑勲・訳詞)
12. アマポーラ (J.M.ラカーリェ作曲)
13. もう一度愛の言葉を[切れた絃]★
  (ロシア民謡/やぎりん訳詞)
14. 鶴★【ウクライナ名歌】
  (R.ガムザートフ作詞/Y.フレンケリ作曲/やぎりん訳詞)
15. ワルツ 切れた絃 (ロシア民謡)
16. 小さなオルゴール (ウニャ・ラモス作曲)
17. 思い出のサリーガーデン★
  (アイルランド民謡/やぎりん訳詞)
18. 広い河の岸辺★
 (スコットランド、イングランド民謡/やぎりん訳詞)
19. ムーン・ダンス (清永アツヨシ作曲)[ギター+ケーナ]

CD番号
LIBERTAD-CD8686 【¥2800+税】
◎お申し込みは、やぎりんへ
yagirin88@gmail.com
税送料込みで¥3000にいたします。
*******************

◎エッセイ『広い河の岸辺』
大変好評で、販売中ですドキドキ


クローバー必然と偶然が時を得て生み出した、
大いなる奇跡!
この歌は今後50年、
100年と歌い継がれて
日本の歴史に残るでしょう。
湯川れい子

本の表紙
ドキドキ やぎりんBOOK『広い河の岸辺』
(主婦と生活社)!!¥1000+消費税

コンドル合唱譜混声
やぎりん作詞《コンドルは飛んで行く》
やぎりん訳詞《つばめよ》
吉田桂子編曲
合唱譜が出版されました。
女声三部/混声三部の2種類。
それぞれに、易しい二部合唱の楽譜も
収録されています。
¥1300(+税)全音楽譜出版社


合唱譜女声
ドキドキやぎりん監修の合唱譜が発売(全音楽譜出版社)。
小川類・編曲
☆女声三部/二部
★☆混声三部/二部

《広い河の岸辺》(スコットランド民謡)
《思い出のサリーガーデン》(アイルランド民謡)

2曲セット。
定価¥1200(+消費税)


完成した絵本表紙
ドキドキ葉祥明さんの絵本(文:八木倫明)
『ひろいかわのきしべ』(国土社)
発売しました!!


絵本『ひろいかわのきしべ』推薦文の
帯付きは初版のみです。
クミコさんと湯川れい子さんの言葉が
載っています。

ドキドキクミコさん
いま世界にあってほしいと思うものが
この絵本の中にあります。それは
暗い空をてらす、希望の光です。

ドキドキ湯川れい子さん
この歌は、これからの時代に愛され、
その時代を踏み越えて、
未来に継承されていくと信じています。


クミコジャケ写
合唱のスコアもついた
《広い河の岸辺》CD
You Tubeには載っていない合唱バージョンが
このCDには収録されています。
女声合唱団「青い鳥」が素晴らしい演奏をしています。

★《広い河の岸辺》の本質
『小さな死』からの出発。
http://amba.to/1oBdnE3


★地球人が渡るべき河のこと
http://amba.to/1t0E3O6

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「なにも知らない。なにもできない。
なにもない。
なのに、なにかを求めている。
自分の微力は、よく承知している。
とるに足りない才能についても自覚している。

でも、せっかく生まれて来たのだから
感動したい。共鳴したい。
おなじ心のひとに会いたい。

それがせめて
みじかい生命の軌跡の中で
ぼくらが望むものではないか。

ところであなたは・・・。


★『詩とメルヘン』サンリオ刊
1982年4月号編集後記やなせたかし
◎やなさたかしさんの限りない優しさ
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★エーリッヒ・フロムの愛の論理と音楽