人生に必要なのは、勇氣と想像力、そして
ほんの少しのお金。
by チャールズ・チャップリン
『ライムライト』での台詞。

今日(4月16日)はチャップリンの誕生日です。
(1889年4月16日〜1977年12月25日)
金子みすゞの誕生日は
1903(明治36)年4月11日。
ちなみに、ヒットラーの生年月日は
1889年4月20日で、チャップリンの
4日後に生まれています。

今日は、
”金子みすゞ生誕120年こころの鈴の音コンサート”で、
チャップリン作曲『ライムライト』の
テーマ曲も演奏します。
みすゞ俳優・中村祐子さんの作詞で、タイトルは
《星屑の子どもたち》
すべてのいのちは、星屑の子孫なのです。
生命の素となるタンパク質は、 
炭素が主成分です。
炭素はどこから来たのかというと……
   
恒星の中では、水素から核融合で
ヘリウムが生まれ、その後どんどん重い
元素が合成されていきます。
恒星が100億年輝いて年老いて 
最後に爆発(超新星爆発)するときに
それまで作ったすべての物資を
宇宙に撒き散らします。
その中の炭素が生命の素なのです。

単細胞の生物の起源をさらに遡ると、
星にたどり着くということです。
中村祐子さんはこの話をモチーフに
歌詞を書きました。

この生命の起源としての星の話は、
金子みすゞの詩が大好きという
宇宙物理学者・佐治晴夫さんが講演会で
必ずされるお話で、ほぼすべての著書にも
書かれています。  
生命のふるさとは星なのですね。
ウルトラセブンの歌にもありますよ。
「♪はーるかな星がーふるさとだー」

佐治晴夫さんの著書のほぼすべてに登場する
みすゞの詩は『星とたんぽぽ』。
「青いお空の底深く
 空の小石のそのように
 夜がくるまで沈んでる
 昼のお星は目に見えぬ
 見えぬけれどもあるんだよ
 見えぬものでもあるんだよ」

「お空の底」という表現がすごい❣️
宇宙には上も下もない。
みすゞが科学者の目で世界を見ていると
佐治晴夫さんが言うのは、こんなところです。